ピアノの魅力

2009.09.05| 三舩優子

<ピアノ>は私にとって、自分が自分であることを支えてくれる、大きな味方です。

ピアノの前に座ると、「私」のカプセルにスポッと入れます。そのカプセルの中にいる「私」を、皆さんに見せてしまっている・・・考えてみると滑稽ですよね(笑)。でも、ピアノの楽しさ、音楽の楽しさを皆さんと共に分かち合いたい!という気持ちで、いつもステージに立っています。

今回のせんくらでは、物語とピアノ、映画音楽や1900年初頭の頃のピアノ、名曲を奏でるピアノ、 弦楽器と一緒のピアノと、いくつものピアノの「顔」をお聴かせ出来ると思います。

ピアノの魅力を、存分に味わって頂きたい!というのが、私の願いです。

1週間のブログ担当も、今日で終わりです。ありがとうございました。

それでは来月お会いしましょう!楽しみにしています!!
三舩優子(ピアノ)

運命的な再会

2009.09.04| 三舩優子

昨日は今年の旅行の話をしましたが、ちなみに去年はNYの幼なじみ親子と落ち合ってハワイに行きました。

ホントはニューヨークに行きたいところなんですが、なかなか14時間のフライトがつらい、というのがあって買い出し目的にはハワイにしてしまうことが多いのです(笑)。
いつもそうなのですが、昨年行った時も直前まで仕事責めでくたびれきっていて、現地に着いてからもすぐには気持ちを切り変えられずに居ました。そして何気に地元の情報誌に目を通していたら3cm四方ぐらいのちっちゃーい写真とHonolulu Piano Festivalの文字が。「ピアノ」という言葉には必ず反応してしまうのは常ですが、そこに写っている白人の先生らしき人がなんだか私のジュリアード時代の恩師のキャニン先生に見えて...。見れば見るほど気になってしまい、思い切ってその会場までタクシーで行って飛び込んでみたのです。そしたら。。。やはり
キャニン先生が大会場の奥の方の部屋で、公開レッスンをしているじゃないですか!!

感激とはやる気持ちを抑えながらレッスンが終わるのを待ち、うしろからポンポン、と先生の肩を叩きました。振り向いた先生はしばし固まって、「Yuko??な、なんで..?!」と驚きと困惑の顔に。本当に偶然も偶然なんです、という経緯を話して、その後も何回か会いに行って5年ぶりぐらいの奇跡的な再会を祝しました。

世界は狭い、とは言いますが、それでもこんな形で恩師に会えたことに「何かのメッセージ?」と思わせられるような運命と偶然を痛感させられた出来事でした。

さらにその時に娘が「マミー、ハワイに来て初めて笑ったね」とぽそっと言い、自分の中の“大事なこと”がピアノや自分本位なことばかりに向けられていたのでは・・・と、多いに反省もさせられました。子供ってちゃんと見てるんだなぁ。反省、反省。
三舩優子(ピアノ)

 

今年の夏休み

2009.09.03| 三舩優子

毎年夏は娘と2人で必ずどこか海外に行くのですが、それは私の育ったNYの友達に会いに行ったり、ドレスやらをまとめ買いに行ったりが主な目的になることが多いのです。2年前にはたまたまニュージーランド・ツアーが真夏にあったので、それをバケーション代わりにしてしまうこともありました。

が、今年はちょっと冒険して来ました!昨年知り合った知人が、スコットランドのアラン島(Isle of Arran)に住んでいて、「これはいくしかない!」と直感し、丸2日かけて島に渡り大自然の中で一週間、自分を見つめ直して来ました(笑)。アランセーターのアランはアイルランドのアラン島で、こちらはシングルモルトなどのスコッチ・ウイスキーで有名な方。あ、呑んだくれてたワケじゃぁないですからね。

久々に味わった“何もしない生活”。日の出と共に目を覚まし、ゆっくり食事をし、あとはボーッと空と海と野生に咲く鮮やかな花を眺める毎日。日頃の慌ただしい日々が遠く感じられるほど、心穏やかに過ごせました。もっともっと居たかったな~という想いからか、 未だにまだ島の夢を見たりもしています。またきっと行くな。
アザラシも昼寝をしていた海辺を散歩していて、自分で撮った1枚。娘を頭の上に乗せてみました^0^。

三舩優子(ピアノ)

趣味

2009.09.02| 三舩優子

よく「趣味はなんですか?」と聞かれることが多いのですが、その度に「はい、ヨガです」とか、 「はい、スキューバダイビングです」、なーんて答えられたらカッコイイのになぁ、と思うんですよね。

私の趣味は履歴書の趣味欄のサンプルのようなものばかりで(笑)、「読書、映画鑑賞、料理」。ホントか?!って思われそうですが、主なものはこの3つなのです。やはりピアノの特性からか、一人で黙々と出来るところがぴったりくるのかもしれませんね。

その中の<読書>については、この3月まで丸6年間続いた「週刊ブックレビュー」の司会をやらせて頂いたことで、ものすごく興味の幅が広がりました。今まではどうしても自分の好きなジャンル、読み易いもの、だけに偏りがちでしたが、否が応でも毎月5~6冊はあらゆるタイプの本を読んで、資料に目を通してある程度概要をまとめて...と一連の作業をやっていくうちに、どんどん楽しくなって行きました。無駄な文字は一つもなく、無駄な知識というのも、一つもないんですよね。また、蓄積は力なり、ということも実感した6年間でした。

音楽においても、生活においても、読書を通して知識を増やすことは、人生そのものをとても豊かにしてくれます。

最後の収録の打ち合わせ風景です。もう半年も経ったんだなぁ~。
三舩優子(ピアノ)

最近ハマっている3点です。

2009.09.01| 三舩優子

今度のせんくらにもわざわざ東京から聴きに来てくれる予定の私の友人がよく石垣島を訪れているんですが、先日、現地でしか売っていないというこの貴重な3品をくれて、試したところハマったハマった!

石らーはたまに物産展などでも見かけますが、ここのは手作りなので、いっぺんにいくつも買えない貴重品らしく、私も大事に食べようと思いつつもあまりにおいしくて、つい何にでもかけてしまいます。。。あまり辛くないので、ラー油というよりは、 旨味油といった感じ。お豆腐、鍋物、炒め物、パスタ、いやぁー見事になんにでも美味しい。

ごま塩も、ゴマの中に塩が交ぜ込んであって、炊きたてのご飯にかけたり、おにぎりにすると旨味がドーン!
塩も、なぜかこれを入れただけで、どんなお料理もコクが出て、やはり旨味がドーン、ガーン。この塩を使うと、思わず料理上手になった気分になれます(笑)。
いずれの品も、それぞれに対する持っていたイメージの概念を覆された感じでした。
というわけで、私自身も、コンサートを通じてドーン!ガーン!という衝撃を発信出来るようにと、目指したいと思います!
三舩優子(ピアノ)

 

仙台とのつながり

2009.08.31| 三舩優子

仙台とのつながりの一つに、ベートーベンコーヒーがあります。
私の母の友人が仙台に住んでいた時に通っていたコーヒー豆屋さんで、その紹介で私が初めて仕事で訪れた、かれこれ15年ぐらい前に伺ってから、未だに年賀状のやりとりなど続けさせて頂いています。

仙台にお住みの方ならご存知かもしれませんが、ハリウッドヒットとなった「ベートーベン」という犬の映画は、なんとこのお店で飼っていらした同名の犬がモデルなんですよ!こちらのお店にはジャズピアニストのジョー・サンプルや、映画製作の方々やらが以前訪れていたそうで、たまたまいらした映画のプロデューサーがこちらのセントバーナードに目を付けて、あの大ヒット映画が誕生したそうな。

すごいぞ、仙台!!
三舩優子(ピアノ)

はじめてのせんくら

2009.08.30| 三舩優子

皆さんこんにちは!
せんくらお初の、三舩優子です。以前から今回も共演する長谷川陽子ちゃんとかからせんくらの話を度々聞いていて、私もいつか行きたいなぁと密かに思っていたのが、今年晴れて実現出来てすごく嬉しいです!

仙台には今までも何度も訪れていますが、新幹線から降りた瞬間の街の様子がとても明るいオーラを放っていて、私の 中では「青空と鮮やかな緑」というイメージです。食べ物や大好きな(!)お酒もおいしいし、お客様もとっても 暖かい。いいこと尽くしの仙台で、3日間最多の全8公演、飛ばして行きたいと意気込んでいますので、どうぞよろしくお願いします!

皆さんにお会い出来るのを今から楽しみにしています
三舩優子(ピアノ)

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