
サクソフォン吹きにとっては、吹奏楽は切っても切れない関係です。吹奏楽で演奏する曲はクラシックからジャズ、ポピュラーとジャンル広く多くの方に愛されています。
サクソフォンはその中でも自在な表現を求められている楽しいパートです。美しいハーモニーを作ること、ほかのパートのソロやメロディにそっと寄り添って吹く歓び、そして、たまに出てくるソロや大いに目立つアドリブソロなどでは、スタンドプレイもして、喝采を浴びられる・・
すべての役割をこなせてしまうこの楽器。人気沸騰になるのは当然かもしれません。
今回演奏する私のプログラムにあります、吹奏楽とサックスのために書かれたアルフレッド・リード作曲の「バラード」を、ピアノと演奏するアイディアを得たのも、吹奏楽の魅力を知っているからこそ生まれたものなのです。
須川展也(サクソフォン)