
昨日は今年の旅行の話をしましたが、ちなみに去年はNYの幼なじみ親子と落ち合ってハワイに行きました。
ホントはニューヨークに行きたいところなんですが、なかなか14時間のフライトがつらい、というのがあって買い出し目的にはハワイにしてしまうことが多いのです(笑)。
いつもそうなのですが、昨年行った時も直前まで仕事責めでくたびれきっていて、現地に着いてからもすぐには気持ちを切り変えられずに居ました。そして何気に地元の情報誌に目を通していたら3cm四方ぐらいのちっちゃーい写真とHonolulu Piano Festivalの文字が。「ピアノ」という言葉には必ず反応してしまうのは常ですが、そこに写っている白人の先生らしき人がなんだか私のジュリアード時代の恩師のキャニン先生に見えて...。見れば見るほど気になってしまい、思い切ってその会場までタクシーで行って飛び込んでみたのです。そしたら。。。やはり
キャニン先生が大会場の奥の方の部屋で、公開レッスンをしているじゃないですか!!
感激とはやる気持ちを抑えながらレッスンが終わるのを待ち、うしろからポンポン、と先生の肩を叩きました。振り向いた先生はしばし固まって、「Yuko??な、なんで..?!」と驚きと困惑の顔に。本当に偶然も偶然なんです、という経緯を話して、その後も何回か会いに行って5年ぶりぐらいの奇跡的な再会を祝しました。
世界は狭い、とは言いますが、それでもこんな形で恩師に会えたことに「何かのメッセージ?」と思わせられるような運命と偶然を痛感させられた出来事でした。
さらにその時に娘が「マミー、ハワイに来て初めて笑ったね」とぽそっと言い、自分の中の“大事なこと”がピアノや自分本位なことばかりに向けられていたのでは・・・と、多いに反省もさせられました。子供ってちゃんと見てるんだなぁ。反省、反省。
三舩優子(ピアノ)