長谷川陽子(7)

2008.06.28| 長谷川陽子

<PHOTO:武藤章>

~せんくらでお会いしましょう!~

さて。本日で「せんくらブログ」担当最終日です。毎年本当に楽しみにしているんです、「せんくら」。またあの熱狂的な熱い空気を体感出来ること嬉しく思っています。

さて、ブログ担当最終回ですから今後のワタクシ長谷川陽子の予定なぞを・・・。
先月5月21日には新しいアルバム【シューマン&ドヴォルザーク チェロ協奏曲】がリリースになりました。(チェコ・ナショナル響/M.ロタ指揮)
7月は、神戸にて大フィル/下野竜也さんの指揮でバーバーのチェロ協奏曲を演奏します。もしかしたら、こちらは日本初演かもしれません。
10月は、ご存知「せんくら2008」3プログラム計4回出演します!!
12月は、大阪はフェニックス・ホールにてバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会(第2、3、6番のみ。第1、4、5番はすでに終了)
そして先の話で鬼に笑われそうですが、来年1月27日は東京・紀尾井ホールにてリサイタル。こちらは「せんくら」でも演奏するメンデルスゾーンのソナタを中心に、ベートーヴェンの3番、そしてショスタコーヴィッチのソナタなど今一番是非お聴き頂きたいと思っているソナタを演奏する予定です。かなりチャレンジ精神をくすぐられるプログラム、気合入ってます!!

「せんくらブログ」最終日のお取り寄せ一品は、鎌倉のジャム屋さん「Romi-Unie Confiture」。抜群に美味しいです!!色々な種類のジャムが沢山あって迷うのですが、中でも今のお気に入りはCache-Cache(カシスといちじくのジャム)というジャム。ぜひお試しあれ♪

さて。一週間お付き合い、誠にありがとうございました!!

私のホームページ http://www.yoko-hasegawa.com/でもブログ書いていますので、よかったら是非遊びにいらして下さいね^^
10月、「せんくら2008」でお会いしましょう!!

長谷川陽子(6)

2008.06.27| 長谷川陽子

~アンコール!! 音色の玉手箱~

せんくらは嬉しいことに、ステージの始まりからお客さまが「目いっぱい楽しむぞ~!」という雰囲気に満ちているのですが、普段リサイタルでステージに出て行くと、最初は客席の雰囲気も緊張感が・・・。弾き進むにつれ少しずつ柔らかな空気になりますが、一番好きなのは無事プログラムが全部終わり小難しいこと抜きに自由気まま弾きたい放題で弾くアンコール・タイム。あれはホント楽しい!!

今回の「せんくら」では全部で3プログラム合計4回の出演。その中のプログラムの一つ【アンコール!】は、お題通りコンサートの最初から最後まで、アンコールの連続です^^【公演番号7・46】
チェロの魅力は何といっても「歌う楽器」であること。そしてその音域の広さと音色の豊かさにあるのではないでしょうか。だから朗々と歌うことも、せつせつと嘆くことも、それから飛び跳ねるように華やかに煌びやかに奏でることも出来る。チェロは、まるで音色の玉手箱です。
チェロのレパートリーと言えばハズせない「白鳥」から「夢の後に」、「サムソンとデリラ」の切ないアリアやノリ抜群のラプソディや滅多に聴けないパロディのあの曲まで・・・♪このプログラムで「クラシックは難しい・・・」なんて絶対言わせません?!(・・・頑張ろ^^;

さて、本日のお取り寄せ一品。甘いもの以外にしようと思いつつ・・・
北海道はロイズから「クルマロチョコ」。くるみとマシュマロの食感、コレ最高です^^

長谷川陽子(5)

2008.06.26| 長谷川陽子

~ドイツ・ロマン派への憧憬~

今までの「せんくら」では普段クラシックは難しそう~なんて方にも気楽に聞いていただけるアンコール・ピースを中心にお送りしてきました。が、今回3回目の出演。一歩踏み込んだ曲も聴いてみたい!!という方、いらっしゃるんじゃないかしら??

そんな思いで、組んだプログラムが【公演番号83】の【本格派プログラム~ドイツ・ロマン派への憧憬】。

こちらはメンデルスゾーンのソナタを中心に、メンデルスゾーンと親交のあったシューマン、そしてシューマンが才能を発掘したブラームスから子守唄を組ませてドイツ・ロマン派へ思いを馳せるプログラム。自分で言うのもナンですが、このプログラミングはいいです!!笑
メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第二番は、実は実は隠れた超名作!!聴くと優雅で甘美で躍動するエネルギーいっぱいで、だけど血筋から来る苦悩なのでしょうか、哀愁漂うメロディも盛り込まれていたりして・・・。聴いていてドキドキします、ワクワクします、泣けます、そして燃えます!! 是非この曲はお聴き逃しなく!!

さて、本日のオススメ一品。大学時代の2年半、フィンランドに留学していました。

京都のパン屋さん「キートス」(フィンランド語で「ありがとう」という意味)では、本格的なフィンランド・ブレッドの通販もしてくれます。冷凍保存可能なのも嬉しいところ^^ フィンランドのパンはライ麦を多く使っているので、ずっしりと重みのあるパンが特徴でそのままだと少しクセがあるのですが、この上にポテトサラダ、それからスモークサーモンや鰊の塩漬けを乗せて頂くと、幸せすぎて言葉になりません^^

長谷川陽子(4)

2008.06.25| 長谷川陽子

~作曲家の視点~

今日は、今年のせんくらでの共演ピアニスト寺嶋陸也さんについて。
お写真ではクールな面持ちですが、笑うと実は俳優の高島政伸さんに激似!!
本業は実は作曲家、でもピアノや指揮までこなし、しかもどれも素晴らしい才能という、私が最も尊敬してやまない音楽家仲間の一人です^^

作曲専攻出身のピアニストというのは、いつも共演するたび思うのですが、ピアノ専攻のピアニストとは全然違う視点から作品を見ています。横から見て三角とばかり思っていたら上から見ると実は四角錐だったり、みたいな。いつ一緒に弾いても、おなじみの作品に新しい刺激、違った角度からの光をあててくれる素敵な共演者です。

さて、本日のお取り寄せ一品。京都のお抹茶の老舗・伊藤久右衛門さんから抹茶アイスとほうじ茶シャーベット。 こちらの和菓子は何を頂いても品のいい甘さで大好きですが、これからの季節このアイスは大活躍!! 共演者の方にはよく自宅にいらして頂いてのリハーサルするのですが、猛リハの合間のリフレッシュ・タイムに、いつも大好評頂いています^^

長谷川陽子(3)

2008.06.24| 長谷川陽子

~不揃いな真珠~

昨日はギターの福田進一さんについて、書きました。

今日は福田さんと「せんくら」で演奏するプログラムについて。

今年のテーマはバロックです。ちなみに「バロック」の語源は一説では、ポルトガル語で“不揃いな真珠”という意味だとか。私たち演奏家が学生時代には「特にバロックは一音一音粒が揃っているように!」と習うのですが、一見逆のようで意外でしょう?
ボッケリーニといえばイタリア生まれの名チェリストでもあったのですが、彼の作品はどれもノーブルで華やか。ギター・ファンでもあったのでしょうか、ギター五重奏は現代でも演奏される機会の多い名曲ですね。ボッケリーニの作品から数曲。

それから是非見もの聴き物なのが、“バッハの無伴奏チェロ組曲対決”です!!私が第三番、福田さんには第五番を演奏していただきます。これは是非お楽しみに!!

さて、本日のおススメの一品。お酒が大好きな福田さんにもおススメしたい酒の肴、高知から「姫かつお」。このままでも十分美味しいですが、私はこれを一口大に切って大根おろしや刻んだ大葉と一緒に頂くのがお気に入り。時間がないときのだんな様やお父さんのおつまみに、いかがでしょう^^
(※ハセガワ、オススメはしますがいっさい回し者ではございません)

長谷川陽子(2)

2008.06.23| 長谷川陽子

<写真提供:ビクターエンターテインメント>

~情と知~

昨年のせんくら、マエストロ福田進一さんとのデュオでは本当に温かいお客さまがいらしてくださって、「また是非来年もデュオ組んで下さい!」とリクエストを多数頂きました^^

今年もやります、マエストロ福田&長谷川陽子!
一言で福田さんのことを言うなれば、やんちゃな人^^

ステージ上でもアドリブの連続で一緒に弾いていて、それはそれはスリリング!
演奏を聴くとその艶のある音色といい溢れる情熱といい、一見右脳派人間かと思うのですが、音楽の話をしていると意外や意外。非常に理路整然とした不思議なお方。

演奏家って感受性のアンテナばかりにスポットライトが当たりがちですが、それだけじゃなくて実は素敵な音楽を奏でる人は、情と知、感性と理性のバランスが何よりも大切なんじゃないかな、などと思わせてくれる素敵な大先輩です^^

さて本日のおススメの一品。

「たんぽぽコーヒー」実は私、大のコーヒー党。こちらは冷え性改善に友達から「血行促進にいいよ~」とオススメされて以来すっかりハマってしまいました。実際飲んでみると身体がポカポカしてきます。お味はクセはが全くなくて濃厚。おまけに眠る前にも飲めるノンカフェイン。色々なメーカーから出ているようです、冷え性の方おためしあれ^^
(※ハセガワ、オススメはしますがいっさい回し者ではございません)

長谷川陽子(1)

2008.06.22| 長谷川陽子

~今年も弾きます、せんくら2008!~
皆さま、こんにちは。チェロの長谷川陽子です。せんくら2008、今年で3回連続出演、またあの熱気溢れる「せんくら」で皆さまにお会いできること、本当に嬉しく思っています^^

さて、今週1週間「せんくらブログ」を担当させていただきますが、何せこのブログを書くのも3回目。プログラムや共演者のことなどと共に、実は密かな趣味の「お取り寄せ」などをテーマに、一週間綴っていきます。
味覚と聴覚というのはどこか相通じるのか、演奏家は「食」を大切にしている人が多いのです。が、忙しい時は食材を買いに行くのもコンサートや練習の後、深夜営業スーパーを探してやっと。。。でもやっぱりせっかく口にするなら美味しいものを頂きたい、というわけで今やお気に入りの取り寄せは、お仕事と家庭の円満両立の強い見方です!

初日の本日、おススメの一品は朝食に欠かせない、タマゴ。
たかがタマゴ、されどタマゴ。あなどっちゃいけません!! 何しろこちらの“お鶏さま”は、抗生物質は一切使わずに、毎日高麗人参とウコンを召し上がっていらっしゃるそうな。。。
黄身のオレンジ色と濃厚な艶、お味は大地の恵みがぎゅっと濃縮されています。
朝から、この“タマゴさま”を頂けば一日元気間違いなし?!
ご興味あるかたは「中村農場(八ヶ岳)」でググッてみて下さいませね。
(※ハセガワ、オススメはしますがいっさい回し者ではございません)

さて、明日は「せんくら2008」での共演者の一人、ギターの福田進一さんについてお便りします。

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