さて、いよいよ最終日になりました!
何を書いて終わりにするか、まだまだたくさんお話したいことはあったような気がするのですが…。
学生時代は、音大という性質上やはりソロの勉強が中心でしたが、室内楽が大好きだったので、トリオやカルテットをなるべく組むようにして、将来も続けていけるといいなと思っていました。人と一緒に作り上げることが楽しく、お互いを高めあえるんですね!
今、オーケストラにも所属でき、室内楽もソロも続けられる環境にいながら、将来???何を望むのか。
演奏家として、もちろん自分を高めていきたいというのはありますp(^^)q
思いどおりの音楽を奏でていられるよう腕をキープしながら…弦楽器奏者はハタチ過ぎたら落ちると言われるんですよ(>_<) お客様がよかった、いい時間だったと思ってくださったなら、うれしいです。
また、私が心からよかったと思えるのが、教える過程で相手に変化が見えた時なんです。子供から大人まで、それぞれが時間をかけて上手くなったり、表現力がついていたり、そんな様子が見られた時はホントにうれしいです。
今年の夏は、紋別で行われた講習会に先生デビューしました!
何がいいか…全国から集まった色んな人に会うことが出来、こちらは全力を傾けて相手に足りないと思われることを手助けする、中にはその一週間でガラッ!っと変わる人も。
私もそんな講習会を開きたいと思います。
せんくらもいよいよ来週に迫りました。またお客様が走り回ってのコンサートのはしごや、ボランティアスタッフの皆さんの働き、演奏家の真剣勝負などなどが交ざり合います。
きっと色々なものが生まれるでしょうね!
楽しみです(o^o^o)
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
あと二回になりましたが、今日は私の好きなものについて書いちゃいます(^-^)
音楽家でも、立派な趣味をお持ちの方もいらっしゃいます…山歩きや美食家は食べる方作る方結構いらっしゃいますね。
私はたまにケーキ作ります。眠れない時などは夜中にシャカシャカシャカ…次の日には大量のパウンドケーキになり、オケの同僚たちの胃袋に。一番効率の良い?パターンです。
ほかに針と糸も好き。ドレスの脇が余ってるからつまむとか、何度も着たから袖切ってみようとか、手縫いでできる範囲ならやってみたい性質です。前世はお針子さんだったかな?!
でも、一番飽きないのは陶磁器!和、洋どちらも大好きで、食器屋や窯を発見すると吸い寄せられます…今のところ、カップ&ソーサーのワンセットなら買えるので、これが一番多いかな。有田焼の明るさ、備前焼なら渋さ、先日は仙台の堤焼の窯に伺うチャンスがあり、おちょこをいただきました。キレイですよー(^O^)独特な色艶です。
現在憧れているのが、写真のアウガルテン、ウィンナーローズ。ブルーローズのモチーフはあちこちで見かけます。マイセンの、ブルーの花柄にゴールドがほんの少し使われた三枚のお皿は宝物の一つですが、いずれはこのアウガルテンを手に入れたい!
高いんですよw(°0°)w
普通カップ&ソーサーで6000~1万円しますが、こちらは日本だと26000円でした…。でも成形から絵付けまで全て手作業、描いた職人さんのナンバーが裏にあり、微妙に違う絵から好みを選べます。
あ~ローズちゃん待っててねーヾ(=^▽^=)ノ
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
二回目の本番は、シューベルトの「死と乙女」。
シューベルトで一番有名なのは、アヴェ マリアでしょうか。シンプルだけど極限の美しさ!
カルテットもヴァイオリン曲もですが、シューベルトはムチャクチャ難しいと思うのです。
まず弾けるか弾けないか!ここでつまずきます(;-_-+
腕に自信のある方は、ぜひシューベルトをお試しいただきたい!
要するにですね、めでたく指が回るようになり、音程も合うようになっても、次の難関、
…私は狂気と美の混在だと思ってますが、そんな音を出すのにすごいテクニックが必要です。
私は弾き分けのできる音楽家になりたいと、なぜか昔から思っています。
モーツァルト、シューベルト、それぞれの作曲家のその曲の音造り。
同じ音のはずがない。
人の演奏もそうやって聴いているようです。
ものすごく弾けても、ずっとその人の音でやられるとダメで…。
人間も意外性を見せられると弱いデス。ん?
哲学かぶれのオガワは、高校時代に「死と乙女」のタイトルだけにひかれ、トライしてみましたが、
いやはや大変でしたp(^^)q
同タイトルの歌曲の、伴奏がそっくりそのまま、二楽章に使われて始まるんです。
すごいアイデア!しかしキレイです。
がんばります(´∀`)
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
今日は、せんくらでご披露する曲目についてです。
12日に二回出演しますが、一回目はモーツァルトとコッツォのプログラム。
まだまだレパートリーの少ないセレーノですが、モーツァルトの「春」は、比較的経験を積んでいます(^-^)
初めての方にも受け入れ易いメロディ、それがヴァイオリンに出てきたかと思ったらビオラ、チェロにと掛け合っていく様子は、それでもさすがモーツァルト、すっきり爽快です。
そしてカップリングしたのはまだ生きてらっしゃるイタリア人、アレッサンドロ コッツォの作品です。
確か、西江氏と同じくらいのお年…だからまだまだお若いのです!
第1回仙台国際コンクールのピアノ部門優勝者、アンダローロ氏のお友達で、確かコッツォ氏の結婚式に西江氏も出席、カルテットの曲は三番まで作っていらっしゃいます。
今回はその第三番を初演してみようというわけです。
正直、まだ生きている作曲家の曲を初演するのは悲喜こもごも(;´∩`)
私は、学生時代から同級生の曲を渡されたりで、新曲を弾くチャンスに恵まれました。
実は、新曲はお手本がないので、ベートーベンとはあーだから…などと考えずに済む、ある意味何をやってもいい気がしまして、好きなのです(^_-)
…ソロ曲で限界に挑戦したんです!…なんて曲を、無理に決まってんでしょーが(〇>_<)と、手を壊しながら弾いたら、その作曲家さん、新人賞お取りになったこともありました。あんまり為にならんなぁと思ってしまいましたが、後世に残る曲かどうかは50年経たないとわかりません。
その場に居合わせることになるお客様、初演は特別な響きを持つ言葉だと思います。当然CDもありません。楽譜からセレーノが、私達個人が汲み取ったものを聴いていただくわけです。
二回目以降は、以前の記憶をベースに新たな感覚が造られていきますから。
は・つ・も・の…ですよー\(^O^)/
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
セレーノメンバー紹介、次はチェロの原田氏です。
彼には高校時代に会っていたようですがあまり記憶はなく、やはり仙台に来てからの仲間です。
音大の中でも、桐朋は「はったりのきくソリストタイプ、普段60%しかやってなくても本番こける時もあるが120%も狙えたりする!」、芸大は「真面目なコツコツタイプ、普段90%までやっていても本番120%はなぜか出せない」と、大まかに人には説明します。諸先輩方、申し訳ありません(*с*)
私はその芸大に行ってたわけですが、彼もか?!というくらい、桐朋っぽくない人です。どーしてだろう。
彼の音楽的な教養は私のそれと似ているのか、音楽的な考え方、反応もとてもよくわかります。
だから、そのまま王道を行けるように、自信を持って歩いていってほしいと強く願う人の一人です。
セレーノはこんな三人にオガワが入っています。
私ってどうなんでしょう…好き勝手に書きすぎて、総攻撃されそうです。
舞台での雰囲気から、オガワを読み取ってくださいませ(^-^)
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
今日は、メンバーについて書こうと思います。
ファーストヴァイオリンの西江氏は、私より若く、実はもーっと若い頃から知っていました。
同じ関西人、行きつけ?の楽器やさんも同じで、
一番最初に一緒に仕事した時は、まだ???な若者でありました。
大勢でのリハーサルがまぁ終わりかけ、そんな時彼の携帯が鳴り、出たので、
あとで「まだ終わってないよ!」と言いましたら「だって大事な用だったんだよー(^O^)」
またその笑顔に怒り心頭(`´)のオガワでございました。
だいたい、「だってー」とかいう男はキライ。
ま、今ならこっちも多少は可愛く諭せると思うけど、ね?
それが今や立派なヴァイオリニストになられました!
彼と私は全くタイプが違います。新しいアイデアを開拓していく人、概念に縛られない自由人とでもいいましょうか。一緒に弾いていて、最初は私の思い描いたものとのギャップにかなり苦労しますが、なるほどねー…になっていくのも面白い相手です。楽器ごとに性格が違うといった本もありますが、完全に1stタイプなんだなと感じます。
10、20年後どうなっているのか楽しみです。
ビオラの佐々木氏は、大学時代からの知り合いですが、学年も違うせいか、話したこともあまりなかったように思います。
彼は実はすごく話の面白い人で、せんくらのリサイタルでもその楽しさが味わえると聞きました。
飲んだりしても抜群の記憶力で、昔の話からモノマネなど、ずっと笑わせて和ませてくれます。
セレーノでも、様々な空気の時(^o^; のムードメーカーの役割を担っています。
失礼を承知で…最近、ビオラが大人になったなーと感じることが多くあるのです。私も彼も四捨五入すれば40才。特にビオラの男性はこの辺りで良くなる方がいらっしゃるように思うので、ぜひがんばってほしいと願っています(^O^)/
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子
皆様はじめまして!セレーノ弦楽四重奏団の小川有紀子です。
普段は仙台フィルのセカンドヴァイオリンを弾いています(*^_^*)
このたび、ブログデビューとなります。
「機械は敵(`´)」だったオガワが、 ブログなる世界になんて考えもしませんでした。
セレーノとして一週間お邪魔します。
セレーノは、2003年に結成されました。それまでも私が仙台フィルに入団した2000年から数回はこの四人で弾いていました。メンバーについてもいずれ…(o^o^o)
時々きかれる、名前はどうやって決めたのか!?
学生時代からカルテットとして組んでやっていたところから数えますと、セレーノは4つ目。
最初の2つは名無しでした。
セレーノはですね、名前つけよう!みんなそれぞれ考えてくるように!
……次の日、私以外のイケメン三人の言うことと言ったら(`へ´)
それぞれの単語のあとに~カルテットとつけてつぶやいてみて下さい。
ずんだ、伊達、仙台、政宗…まじめに考えとんのかぃっ!
で、その場にあったイタリア語の辞書を私は持ち上げ、バサッと開いて左上を見たら!
セレーノ…晴れ。雲ひとつない様子。
とありました(^^)v
めでたし、めでたし。
明日はメンバーのご紹介を。
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子