皆さんこんにちは。初めましてバリトンの早坂卓です。今回初めて街なかコンサートに参加させて頂くことになりました。
私は仙台で生まれ育ち、現在はオーストリア・グラーツ国立音楽大学で学んでいます。自分がまだ小学生だった頃に始まったせんくらに出演できるなんて驚きと嬉しさでいっぱいです。
今回私が出演するのは9/9(土)せんくらファミリーコンサート「ニッポン西洋音楽事始‐海を渡った異国の歌」です。
「蛍の光」や「ちょうちょ」など、私たちが当たり前に日本語で歌っていた作品が実は外国から来た歌だったと皆さんご存知だったでしょうか?
普段はドイツ語やイタリア語ばかり歌っていた私が日本の歌に興味を持つようになったのは祖父母の言葉ととあるコンサートがきっかけでした。
初めて仙台でソロリサイタルを開催した際に祖父母から「外国語の難しい歌だけじゃなくて日本語の歌も聴きたい」と言われ、その後ありがたいことに日本の歌だけでリサイタルする機会を頂きました。
そのコンサートで日本の歌の美しさや母国語だからこそ伝えることのできる情景の豊かさを知ることができました。今では日本語の歌は私にとって大切なレパートリーです。
今回初めて共演するソプラノの高橋絵里さん、以前ドイツ歌曲の伴奏して頂いたピアノの倉戸テルさん。お二方とどんな音楽を作れるか今からワクワクしています。
異国の歌も海を渡りましたが、今回僕も海を渡って仙台に帰ります。皆さまと会場でお会いできることを楽しみにしております!