この夏、仙台フィルは神奈川県川崎市にある、ミューザ川崎シンフォニーホールにて演奏をしてきました。ミューザ川崎シンフォニーホールといえば、東京交響楽団さん(東響さん)が本拠地にしている素晴らしいホールです。学生時代に神奈川県に住んでいた中の人は、ミューザ川崎には演奏会をよく聴きに行っていました。
オーケストラの演奏スペースに対し、そのまわり360度が客席です。これはスゴい。でも、アンコールなどで被り物などの仕込みがあった場合、ステージ上で隠す場所に困っちゃいますね。
それにしても、どこに座ってもオーケストラがきれいに見える。そして3階席がほかのホールの2階席に当たる高さなので、B席などの安いチケットでもオーケストラがそこまで遠くない。つまり、どこに座っても、存分にオーケストラの演奏が楽しめるのです。
余談ですが、実は、東京交響楽団さんの川崎定期第42回(2013年9月)で、パイプオルガンの前のP席に座って聞いたことがあります。オーケストラの一員として演奏しているみたいで楽しかったですよ。この公演行った方いらっしゃいますか?
(http://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=COSKLsc6Vyk%3D)
なにはともあれ、今回のサマーミューザ2019仙台フィル公演、なんと開演直前に完売となりました。前日まで100枚ちょっと残っていたのですが、当日の追い上げがすごいことすごいこと。中の人もSNSで発信しまくりました(お騒がせしました)。プログラムは、ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(Vn.郷古廉)、そして交響曲第4番。アンコールは、同じくチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」第3楽章の練習番号「O」から。お客様みなさんとても喜んでくださって、感想ツイートが追いきれないほど反響がありました。3楽章の後、拍手は普通出来ない(むしろアタッカで4楽章へ)ですからね。そんな貴重な体験ができた喜びをツイートしてくださった方もいらっしゃいました。
そんな、学生の時に通った親しみのあるミューザ川崎シンフォニーホールに、自分の所属するオーケストラが演奏するという、それは、それは、もう、夢のような時間でした。またミューザ行きたいです。最高でした。