私の名前は中川賢一である。読み方は「ナカガワケンイチ」だ。
しかしながら色々なことが起こる。
まず漢字の間違い。
「ケンイチ」なので「中川健一」「中川憲一」などで手紙が来ることはもちろんよくあることだが、どう間違うのかよく来るのが「中川覧一」だ。
「賢」の上左半分は同じだが、どうして右半分が「又」ではなくなってしまうのだろう。
下半分の「貝」が似た感じの「見」になるのも興味深い。
しかしながらかなりの頻度でこれが起こる。
某有名大学からの手紙。
私の名前をしっかり「ナカガワケンイチ」と呼んで頂いている方なのに感じは「覧一」様々な学校の訪問演奏に行っても黒板に先生が書いた私の名前が「覧一」になっていることも多い。
「ランイチ」君という名前はいまだあったことがない。
世の中いるのだろうか???
どのような意味で?様々な人の心を見る、観覧する能力を持ってほしいからそういう名前を付けるのだろうか???
しかし、「ランイチ」はまだ序の口で凄いのが。
「腎一」
「ジンイチ」???
「賢」のした半分の「貝」がどういうわけか変化して「月」に・・・
どうしたら親が子供に「腎一」とつけるのだろうか?
「腎臓の強い子供に育って欲しい」とか???
さぞ健康を気にする親だろうか?
しかし、事件は小学校の時に起きた。
私はピアノが弾けたので中学生の時に、とある合唱コンクールでとある地方放送局のスタジオで自分の出番を待っていた。
とうとう自分の出番がやってきた。
会場に合唱団は並び、私はピアノ椅子に座って指揮者が構えるばかりになった。
アナウンサー:「次の演奏は○○中学校、指揮は○○先生、
ピアノは中川ジンイチさんです!!」
次の瞬間指揮者がタクトをおろし私は演奏を始めた・・・
真面目に演奏しようとするのだが頭の中では「ジンイチ、ジンイチ、ジンイチ・・・」と雑念の聞こえてはいけない声ばかりが廻っていた。
有名アナウンサーでも読み間違えるのだ・・・
「賢一」を「ジンイチ」と・・・
まさか振り仮名が「ジンイチ」とはなっているはずもないだろう。
海外では私の綴りが「KENICHI」なので、よく「ケニチ」と言われる。
私をよく知っている人のみが「ケンイチ」と発音してくれる。
これはあまり気にならない。
ベルギーに住んでいた時は様々な手紙が来ましたが、日本人が少ないので、多少のスペルミスでも日本人らしいからと、私の所へしっかり手紙が届く。
「KENICHI」を多少間違えて「KENICHE」はよくあった。
「ケニチェ」・・・かわいいです。
「NAKAGAWA」の「K」が「D」になって「NAKADAWA 」
「ナカダワ」さん。これもよくあり平気です。
漢字にした時どうなるのだろう?「中田和」「仲田波」???
「N」が「M」になり「MAKAGAWA」「マカガワ」。
K.NAKAGAWAなのでNがぬけて「KAKAGAWA」「カカガワ」。
良くあった。
変化球で上記の混合型で「MAKADAWA」「マカダワ」もあった。
でも、一回あったのが「K.NAKAGAWA」の「N」が抜けて、「W」と「A」の間になぜか「S」が入ってしまい、何故か「K.KAKAGAWSA」
で手紙が着いたときは凄かった。
「K.カカガウサ」???
どこの人だろう。
謎のポーランド人かアフリカ人あたりだろうか???
でもよく届いた・・・
ベルギーの郵便屋さんはえらいです・・・
届けてくれてありがとうございました・・・
中川賢一(ピアノ)