今僕は新日本フィルハーモニー交響楽団でコンサートマスターをしています。仙台フィルから新日本フィルに移ったのが2005年の4月なので、早いもので両オーケストラにおよそ同じ期間在籍していることになります。
今日は久石譲さんの公演の練習でした。あわせと会議もあったので、今は家でレコードを聴いています。
久しぶりのLP、いい音です!CDよりパワーがあるし、空間も自然。
久石さん率いるWDO(ワールド・ドリーム・オーケストラ)の公演では東京エレクトロンホール宮城でも8月26日に公演があるので、ひょっとしたら皆様とお会いできるかも知れませんね!
「ポニョ」も昨日やっと見れました。
もちろんストーリーや映像も見たかったのですが、曲のどのテーマがどんな箇所で使われているかにもとても興味があって、半音階の使われる蜂蜜、波の音形、天馬が駆けるモチーフが、波の上を駆けるのに
使われていたり、ミニマルミュージック的な要素も、ハチャトゥリヤンの音楽に似ていたりと、とても面白いです。
そういえばショスタコーヴィチも映画音楽を書いていますが、書きたくなかったという説もあります。
けれど、オペラがそうであるように映画もやっぱり総合芸術ですね=
西江辰郎(ヴァイオリン)
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