あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(7)

2008.07.19| あんさんぶるであるとあるで

梅雨明けも間近、世の中もう夏休みです。
夏休みといえば・・・お弁当作りから解放される、寝坊ができる、といううれしさ反面、毎日ひるごはんを喰う、いや召上るお方がいるということで。
毎年のことながら頭痛いです。
勝手にやってくれ!という歳に早くなってもらいたいようなもらいたくないような。

さて、私たちのブログも今日が最後となりました。
今回は谷川俊太郎さんとのQ&Aなど載せる時間が無かったのですが、

あとは賢作さんのブログにお任せしましょう。

俊太郎さんには先日、「ヤーチャイカ」を観に行った時に久しぶりにお会いしました。
「ヤーチャイカ」は、俊太郎さんと詩人の覚和歌子さんが監督の、写真だけの映画です。
動かない映像ということで、どんなかなあ・・・と思って観たのですが、ほとんど違和感なく、動いていたような感覚さえあります。
いい映画だったなぁ。
仙台でまた何か面白いことをしましょう!というお話をして別れました。
そういえば、「家族の肖像」の公演は売り切れだそうです。ありがとうございます。

最後になりましたが、谷川俊太郎さんの詩「であるとあるで」から名付けられた、ちょっと変わった木管四重奏団 であるとあるで のメンバーは、ブログに登場した吉岡アカリ(フルート)、大澤昌生(ファゴット)、私(クラリネット)と、昨年は企画・構成・脚本・司会進行と大活躍だった庄司知史(オーボエ) の4人です。
仙台の飲み屋で見かけたらどうぞ声をかけてください。

昨年は「家族の肖像」終了後、俊太郎さん以外の男共はとんぼがえりで帰京してしまい、私と娘は俊太郎さんに太白区文化センター前の某ファミレスでごちそうになりました。
ファミレスでこの構成なら、傍から見たら、父と娘と孫に見えたでしょうか。
「うーん、家族の肖像だぁ」と、ちょっぴりうれしかったです。

では、今年も仙台でたくさんのお客様とお目にかかるのを楽しみにしています!

 

あんさんぶるであるとあるで大澤昌生(6)

2008.07.18| あんさんぶるであるとあるで

。。。。またまたちょっと一息 。。。。。

今日の執筆者は であるとあるで ファゴット担当、大澤昌生です。

「オケマンの休日」

今日は久々のお休み。
趣味は絶対的に読書とサッカー。ヒマさえあれば小説を読みまくり、オヤジサッカーに明け暮れています。

今晩も怪しいおっさんが三々五々集まり、ナイターで練習です。

でも日頃のストレス解消といえばなんといっても料理が一番! 別に趣味といえるほど凝ったものを作る訳でも無いし、得意でもありませんが、とにかくその日その時食べたい!と思ったものは、自分で作ってしまえば食えるじゃん! という当り前のところが何とも快感ですね。大好物のウィーン風カツレツ(Wiener Schnitzel)、白身魚のムニエル、青椒肉絲、ゴーヤチャンプルー、などは本当によく作ります。

さて近頃のように猛烈に暑いと、やはり南の食べ物が。
僕にとって南といえば、毎年遊びに行ってる大好きな沖縄の料理!

ゴーヤも美味しいけれど、今日は昆布を使った料理、「くーぶいりちー」を作ります。

1. まず、豚の三枚肉を茹でて、茹で汁も捨てずにとって冷ましておく。
2. 生の切り昆布を、軽く下茹でか湯通しをして、食べやすい長さに切る。
3. 三枚肉と椎茸を小さめに切って、ラードを使って(これが肝心)炒める。
4. さらにラードを少し足し、昆布と小さく切ったかまぼこを加えて、さっと炒める。
5. そこに、アクと油分を丁寧に取り除いた茹で汁を加えて煮る。
6. 砂糖1.5、泡盛(無ければ酒)・みりん各1、醤油3、の割合で加え、強めの火で煮続け、煮汁がほとんど無くなれば、出来上がり。

クセが無く何にでも合うので(もちろんビールにも!)、
ゴーヤチャンプルーと合わせたり、豚の角煮とでも、魚の塩焼きとでも、何とでもオーケーさあ。

あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(5)

2008.07.17| あんさんぶるであるとあるで

「ぐりとぐら」 (中川季枝子 作・大村百合子 絵/福音館書店)

この本の魅力は何と言っても、かすてらが焼けるワクワク感でしょう!
それは、私が食いしん坊だから、というだけではなく、多分みんなそうだと思います。
大人になった今でも思わず本に顔をくっつけて、かすてらの焼けるにおいをかぎたくなってしまいます。

「ラ コレッガ ディヴェルテンテ の おいしいコンサート」というシリーズを毎年やっています。今年は、9/22(月)/(詳細はホームページで)
http://home.c08.itscom.net/holz/collega.html
弦と管による室内楽と、その日のプロにちなんだオリジナルのお菓子を召上っていただくという、いかにも甘党の私が考えそうな企画です。ソフトなタイトルとは裏腹に、毎回かなり質の高い重厚なアンサンブルを真摯に追求し、小さいけれど本格的で味のある演奏会としてお客様にも愛されています。

このコンサートに欠かせないのが、毎演奏会後にとびきりおいしいできたてのお菓子を出してくださる、お菓子研究家の中村史さん。
中村さんに協力してもらって、いつか「ぐりとぐら」を、実際にかすてらを焼きながら、朗読と音楽で実演したらどうかな、とひそかに企んでいます。

『かすてらをつくっているんでしょう!とってもいいにおいがするもの。』
というところ、絶妙なタイミングでおいしいにおいがしてきたらどうでしょう???
『おなべのふたをとると、』
本当にきいろいかすてらが出てきたら・・・・大パニックも予想できますが・・・

さて、今回の朗読をしてくださるのは上島奈津子さん。
仙台の劇団で活躍しています。
せんくらは、仙台という地域性の高い音楽祭ですが、私たちは残念ながら仙台に住んでいる訳ではなく仙台出身でもありません。ですが、仙台の方とジョイントを組むことで、せんくらならではのパフォーマンスができるのでは?と思い、無理を承知でお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
そんなところも見どころのひとつです。

あんさんぶるであるとあるで吉岡アカリ(4)

2008.07.16| あんさんぶるであるとあるで

。。。。ここでちょっと一息。。。。
今日の執筆者は、であるとあるで フルート担当、吉岡アカリ
(♂)です。

[本番衣装あれこれ]
コンサートで着る服の事を我々音楽家は本番服と言いますが、一口に本番服と言いましても様々なパターンがあります。会場の大きさ、時間帯、お客様の層、曲目によって我々は衣装を考え、使い分けています。

例えば、夜のサントリーホールで登場する女性ソリストの華やかなドレスは、演奏以上に我々の気分を盛り上げてくれるものです。特に最近はやりのコンサートオペラともなるとたくさんの女性歌手がステージに登場し、さながら衣装合戦になります。前後の大胆なカットドレスで登場されると(特にオケマンにとっては後ろが大事)目の前の譜面はおろそかになり、指揮者も視界からいなくなります。

その点オーケストラの人たちはいいわねー衣装が黒ひとつで、と良く言われますが、いえいえ、これでもいろいろパターンがあるのです。女性楽員の衣装にも制約があり、スカート丈、素材、袖の長さ、パンプスの種類、ストッキングの有無・・等皆さんそれなりの苦労をしているようです。では我々男性は?

まず夜の正装の燕尾服。しっぽのついた上着に白い蝶ネクタイ、白い腹帯、黒ズボン。
昼の正装黒タキシード。光沢のあるヘチマ襟の上着に黒い蝶ネクタイ、
黒い腹帯、黒ズボン。
夏季限定の白タキシード。上着が白。
黒服。いわゆる結婚式のお父さんの格好。
すべてに共通するのが白Yシャツ、黒靴下、黒靴。厳密に言うと燕尾服のズボンは2本のステッチ、タキシードは1本のステッチ。なかなかそこまで徹底している人は少ないですが。

どうです?頭がこんがらがってきたでしょう?
我々のスケジュール表には、これらの事が毎公演記されていますが、ネクタイを忘れる、間違えるのは日常茶飯事。そんな事があっても我々の優秀なスタッフはあわてる事もなくいとも簡単にティッシュで白蝶ネクタイを、黒ガムテープで腹帯までも作ってくれます。
では黒靴を忘れたら? 大丈夫。スニーカーの上から靴下を履いて何事もなかったかのようにステージに出ます。さすがに周りはしばらく笑って吹けませんが。

さて先日事件が。ファゴットのM君、何を勘違いしたのか本番当日、衣装一切を持たずに家を出てしまいました。気がついたのが会場手前の新宿駅。どうしよう、家に帰ったらもう間に合わない。焦る彼の目に入ったのが紳士服のア○キの看板。彼はまよわずその店に飛び込み、上から下まで一式買いそろえました。当然ズボンは裾上げもできずダボダボ状態。その金額は5万円をこえ、高いお勉強代になってしまいました。最近の紳士服店は靴まで売っているのが幸いしましたね。新宿という場所がら多くの量販店があったのもラッキーですが、赤坂にあるサントリーホールは周りにそのような店はありません。
ある日Yシャツを忘れた某氏が隣の高級ホテル内の結婚式貸し衣装店に飛び込んだところ3万円と言われたそうです。レンタルのYシャツだけですよ。たぶん胸元にフリルのついた素敵なヤツだったんでしょう。

さて、せんくらでの我々 であるとあるで の衣装はいかに?
もしラフな格好で登場したとしてもそれはいろいろ考えた結果の衣装で、仙台までの荷物がかさばるために手を抜いたわけではありません。
あっ あのシャツ! ユ○クロで980円で売ってた! なんて叫ばないでください。

あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(3)

2008.07.15| あんさんぶるであるとあるで

「100万回生きたねこ」 (佐野洋子 作・絵/講談社)
1977年第1刷というから30年以上前に書かれた絵本ですが、30年間ずっと本屋で平積みになっているような気がします。読んだ後に「うう~~む」とうなってしまうような絵本です。

著者の佐野洋子さんのことはとてもこのブログでは語りきれないほど、好きだし思うことがあふれる位あって、ちょっと無理・・・

ですが、たくさんの著作の中でも「100万回生きたねこ」はいつか何かの形で音楽と絡めたことをしてみたい、とずっと前から考えていました。
今回「せんくら」の2つの公演枠を頂いて、自由に使って良いという寛大なプロデューサーのお言葉に、アイデアを絞りに絞って正直苦しくてもう何も出ないと思った時に、ポッとハチャトリアンの音楽に結びつきました。こういう時に感じる「縁」のようなものを私は大事にしています。

さて私は、これは大人の絵本だと思ったのですが、この本は間違いなく子供も好きです。思うことは違っても、大人にとって心に残る絵本であり、子供にとっても面白いという「ほんもの」の風格がこの本にはあります。

あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(2)

2008.07.14| あんさんぶるであるとあるで

今日の午前中は趣味のアカペラコーラスのレッスン。(昨年のブログにも書きましたが、声楽以外の音楽家からなる異色女性コーラスグループです。)
今は、プーランクを練習しています。
初めてのフランス語の歌。
プーランクなので変わった和音もあり、音を取るのはかなり難しい(そこは完璧な私たち!)。

でもそれ以上に難しいのがフランス語の発音で、今日も もっぱら先生からは発音の注意ばかり。
日本語も鼻に抜けてしまいそう。

午後は娘の保育園時代のお母さん達とお食事。
ここの保育園で出会ったPTAの方達とは今でもお付合いがあり、職業も様々で面白い。
会社員、デザイナー、カメラマン、出版関係、建築家・・・

音楽の世界だけにいては知りあえなかったような人達と関わることが出来るのも、子どもがいるお陰です。
お互いにお互いのやっていることに興味を持って、実際私たちの演奏会にもっともよく足を運んでくれるのも彼女達です。

思えばずいぶん助けられているなあ・・・子どもが小さい頃は夜の演奏会の間預かってもらったり、ご飯を食べさせてもらったり。
私が、子どもや子育て中のおかあさん、おとうさんが喜んでくれるようなコンサートを企画してきたのも、今思うと子育てを応援してもらった人達に少しでも恩返ししたいという気持ちがあるからかもしれません。

あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(1)

2008.07.13| あんさんぶるであるとあるで

こんにちは、であるとあるで のクラリネット兼雑用係、草刈麻紀です。

昨年に引き続き「せんくら」に呼んでいただき、メンバー一同心から喜んでいます!

今回は、朗読と音楽からなる「ぐりとぐら」「100万回生きたねこ」と、昨年同様、谷川俊太郎&賢作最強コンビとの饗宴に参加します。

「ぐりとぐら」「100万回生きたねこ」は、せんくらでも数少ない無料のコンサートなのですよ。1000円の入場料は十分に安いですが、それでも無料というのはありがたいですよね。幅広いお客様に楽しんでいただけそうだということで無料の枠に入れてもらえたのだと思いますが、それは私たちにとっても大変嬉しいことです。

本のこと、メンバーによるよもやま話など、すこしずつ書いていきたいと思っています。どうぞよろしく!

あんさんぶるであるとあるで(7)「せんくらあでお会いしましょう」

2007.08.25| あんさんぶるであるとあるで

声といえば、俊太郎さんの声は木管楽器だと思う。以前どこかに、木管四重奏の音色が好きだと書いてくださっていたのですが、俊太郎さんの声がいわば同族の音色なのでとても良く合うと私は常々思っています。

いわゆる美声というのではないけれど、味がある、暖かみがあるところも楽器の中でも木管楽器的だと感じます。それも、オーボエ、クラリネット、ファ
ゴットのようなリードのある木管楽器。

この3つの楽器はリードという葦の小さな棒(板)を付けて楽器全体を鳴らすという共通点があり、そのために独特の木の音色がします。このリードのために大変な苦労を強いられるのですが、かさこそとしたひなびた感じが魅力のひとつでしょう。俊太郎さんの声にはそれがある。リード楽器の響きがあると私は思うのですが、みなさんはどうでしょう?

さてさて、今日で私のブログ当番もおしまいです。
暑い中、脳みそが溶け出しそうになりながら書いた時もありました。
今は涼しい軽井沢で、犬と共に遅い夏休みを過ごしております。
(ほほほ、、、こう書くとかっこいいですが、貸別荘ですよ)

9月は、せんくらに先駆けて浜離宮朝日ホールで俊太郎さん&賢作さんの会に出演します。

また、弦楽器とのアンサンブル「ラ・コレッガ・ディヴェルテンテ」定演では、シューベルトの八重奏曲を取り上げます。

この曲は、私的には大変思い入れがあるので、ぐーたらを返上してさらう所存です。

10月は「せんくら」もあるし・・・今のうちに遊びまくって英気を養わなくては!!

みなさん、拙い文章を読んでくださってありがとうございました。
仙台でお目にかかれる日を楽しみにしております!

[今日の写真]愛犬(はな)とわたし。

— 草刈麻紀

あんさんぶるであるとあるで

2007.08.24| あんさんぶるであるとあるで

実は2年程前からアカペラ・コーラスのグループ「アリュール」で修業しています。メンバーは全員声楽以外のプロの音楽家。オーケストラやフリーの管楽器奏者とピアニストの女性ばかり20名ほど。これが、趣味の域を超えて、時には本業より熱心に情熱を注いでやってしまっています。先月はデビューコンサートを大盛況のうちに終わらせたばかりです。

音楽家なので、譜面は読める、音程はよし、リズム感もよし、音楽性は申し分なし、ところが! 肝心の声が出ない!!!

歌の先生には、叱られ、嘆かれ、「将来性だけはある」といわれ続け、しかし何とかサマになってきた今日この頃です。

歌を始めてから、本当に新しい発見の毎日、目からうろこが落ちるとは良く言ったもので、もう300枚ぐらいうろこを落したでしょうか。

管楽器は特に、息の使い方おなかの使い方、全ての原点が「歌」である!と断言出来ます。中には見違えるほど上手になった人もいますが、私はまだまだで、楽器は鳴らせるが良いリードが無い状態。先生からはもっと高いリードを買えるようにお金持ちになれと言われています。(ムリムリ)

そんな私ですが、最近おどろいたことがあります。それは、「せんくら」のポッドキャスト。私はしゃべるのが苦手で、もう、あれほど嫌なものは無かったな!! 言いたいことの半分も言えず言わなくて良い事を言ってしまい、いかに
も頭の悪そうなしゃべり方をしてしまうので、自分のしゃべりを録音したものはぜえっったいに聞きたくないのですが、家族が面白がって聞くのをちょいと小耳に挟んだら、
「声が変わってる!」明らかに以前より明るくなっている!

昔々教育実習の時も声がこもって何言ってんだか分かんないと、散々言われ、自分でも自分の声が大嫌いなのですが、それが、マシになっている!
こんな所に歌の効果が現われているとは!
ド恥ずかしいポッドキャストでしたが、ちょっと気を良くしたのでした。

このアカペラ合唱団をギャラ無しで良いから「せんくら」に呼んでくれとプロデューサーの平井さんに言ったところ、「フンッ」と鼻で笑われました。

今に見ておれ、あの時タダで呼んどきゃ良かった~と後悔する日も遠くはないでしょう。

[今日の写真]アリュール=デビューコンサートゲネプロ風景。本職は左からOb,Pf,Cl,Hr,Fg,Cl。この他各種取りそろえております。

— 草刈麻紀

アンサンブルって何だ?

2007.08.23| あんさんぶるであるとあるで

さて10月6日のワークショップでは、今までにない斬新な試みに挑戦します。フランセの木管四重奏曲という、おしゃれで超難しい曲を演奏しながら
アンサンブルの極意に迫ろうというもの。今、オーボエの庄司さんがねじりはちまきで脚本を書いています。

この脚本家、多忙のため筆は遅い、その上注文は多い、凝り性、ときている。役者が要求に応えられるかどうか怪しいところです。

以下は、少々おかたいのですが、脚本家によるキャッチコピーです。

「近年、中高生や大学生をはじめ社会人の多くのアマチュアの演奏家たちが器楽によるアンサンブルを楽しんでいます。今回は今までなかなか覗くことの出来なかったこのアンサンブルを作る過程を分析してみます。それぞれまったく違う個性を持った人間と、似たようでまったく異なる特性を持った楽器がどのように融合しまたそれぞれの存在感を示すか?もしかするとこの小さな編成で起こりうる様々な問題は昨今の社会問題〜家庭、社会生活、政治、自分勝手になり始めたといわれる現代人、いじめ、国際問題の解決のヒントになるかも知れないのです。」

おおげさな・・・!と思われるかもしれませんが、いやいや、ホントにこんな小さなアンサンブルでも社会の縮図のようなもの。結局は人間同士の関わりあい、人と人とのコミュニケーションにほかならないのです。

そういう意味では、楽器をやっている人いない人に関係なく、広く一般の方にもお越しいただきたいワークショップです。もしかしたら会社の上司と、あるいは学校の友だちと、奥さんと、ダンナさんと、うまく付き合うヒントが隠れているかもしれませんよ。

なんと言ってもこのワークショップは無料!!!です。「せんくら」の中でも数少ないタダ!の公演に選ばれたのです。どうか今すぐ葉書で申込を!タダなのにお客さんが来なかったら情けないですものね・・・

[今日の写真] 行き詰まる脚本家S氏。

— 草刈麻紀

谷川俊太郎さんへの17の質問、つづき

2007.08.22| あんさんぶるであるとあるで

Q10. 好きな作曲家は?
俊.- – - J.S.バッハ。他にも何人もいるけど。

Q11. 今まで稼いだ印税は、生活費以外では何に最も使ったと思いますか?
俊.- – - 女性。慰謝料とか・・・

Q12.  子供の時に読んだ本で面白かったものは何ですか?
俊.- – - 少年講談の「猿飛佐助」「霧隠才蔵」「真田幸村」など。

Q13. 最近どんな夢を見ましたか?
俊.- – - 忘れた。

Q14.  ご自分の詩の中で一番好きなものはどれですか?
俊.- – - 日替りで答えが変わるけど、今日は今書いている「今」。

Q15. いま、恋をしてますか
俊.- – - 個人情報保護法に触れるので、お答えできません。

Q16. 何故か殺し屋に追われています。逃亡手段は?
俊.- – - 自殺。

Q17. 仙台についてのイメージは?
俊.- – - イトコも友だちも住んでいるし、青葉通は美しいし、親しみを感じています。

以上、意外なお答えもありましたが、「やっぱり?」っていうのもありましたね。

それにしても質問って難しいです。質問に答えるよりも質問をする方が、バカさ加減がわかってしまうところがコワイですね。愚問にも質問者と読者にサービスして答えてくださっているのがありがたいです。

賢作さんのブログに「どの歯が好きですか?」という子供の質問にマイッタ話が載っていましたが、俊太郎氏が娘の学校にいらしてくださった時も「親戚はいますか?」とか、思いも寄らない質問に笑ったことを思い出しました。

なにはともあれ、俊太郎さん、お忙しいのにありがとうございました!

[今日の写真]ブランコにのる詩人。ある日のリハーサルにて。

— 草刈麻紀

谷川俊太郎さんへの17の質問

2007.08.21| あんさんぶるであるとあるで

じゃーん!今日は谷川俊太郎さんへの質問。

「谷川俊太郎の33の質問」という本がだいぶ昔に出版されていますが、これが面白いんです。武満徹、岸田今日子、和田誠などなど各界の大物に谷川さんが質問をするという、もとはジャンジャンでのライブだったというもの。これの向うを張って、こちらから質問してしまおうと言うわけです。質問は草刈の他、であるとあるでメンバーからのもあります。「17」というのは、「33」の半分くらいに、と遠慮してみました。

Q1. 朝日と夕日、どちらが好きですか?
俊太郎- – – 夕日かなあ。ベッドに入る時間が近づいてくるから。

Q2. 明日死刑になるとしたら今晩の献立は何が良いですか?
俊.- – - 白粥と梅干しかなあ。

Q3. すり切れるほど繰返し聴いたレコードやCDがありましたか?
俊.- – - ありました。SPはすぐすり切れたもんね。
信時 潔の「海道東征」とか。

Q4. 得意な料理は何ですか?
俊.- – - そば粉パンケーキ。
料理とは言えないかもしれないが、おいしく焼くには技術がいる。

Q5. 朝起きて、一番最初にすることは?
俊.- – - おしっこ。

Q6. 映画に出演するとしたらどんなジャンルが良いですか?ラブロマンス、アクションもの、時代劇、ホラー、コメディーなど。
俊.- – - S.F. 宇宙人の役がやりたい。

Q7. 1日のうちで好きな時間帯はいつですか?
俊.- – - 夜、ベッドに入った時。

Q8. 怖いものは何ですか?
俊.- – - 人間。

Q9. やってみたい(みたかった)楽器は?
俊.- – - ダルシマー。

前半終了—!
うーん、面白い、意外なお答えもありましたね。
1日のうちで好きな時間が夜ベッドに入った時だとは思いませんでした。
これはぐーたらな私と同じじゃないですか。でもぐーたらだからじゃなくて、お忙しいからこそでしょうね。

信時潔「海道東征」は、北原白秋/詩、信時潔 /曲によるカンタータで、1940年 に皇紀2600年祝賀のため作られたそう。私は知りませんでしたが、母に聞いたところ、「もちろん知っている」とのこと。白秋晩年の大作、信時の代表作。俊太郎氏もSP8枚組を持っていらっしゃったのでしょうか?

ダルシマーという楽器は、箱型の共鳴体に張られた多くの弦を打つ美しい楽器で、中にはピアノとよく似た音のものもあるので、しばしば「ピアノの祖先」と呼ばれることもあります。
そういえば俊太郎さんの詩に「そよ風 墓場 ダルシマー」というのがあったっけ。

明日へつづく・・・

[今日の写真]谷川俊太郎さん直筆のお答え。

— 草刈麻紀

谷川さんのこと

2007.08.20| あんさんぶるであるとあるで

私が谷川俊太郎さんと初めてご一緒させていただいたのは、知る人ぞ知る戸隠のカフェ「チェンバロ」のコンサートです。大自然とおいしい食べ物に囲まれたこのコンサートがあまりに心地よかったので、東京でもぜひ!ということになり、次の年に「詩的に音楽会inさんちゃ」を企画しました。三軒茶屋の世田谷パブリックシアターが満員になるほど盛況で、俊太郎さんと、今は亡き岸田今日子さんのやりとりが可笑しくも心温まる楽しい会だったと思います。あの時はお二人で歌も5曲位歌われました。

賢作さんとはその後、俊太郎さんのご紹介で共演し、CD制作、コンサート等、いつも新鮮な気持ちで参加させてもらっています。

賢作さんは言うまでもなく、谷川俊太郎さんのご子息であらせられます。
私たちと同年代、見た目も中身もHOTな優しいジャズマン。ご本人曰く、クラシック音楽家とのお付合いは今まであまりなく、オーボエ、ファゴットなんていう楽器を吹くおともだちは初めてだそうですが、クラシック界でもあまり一般的でない木管四重奏という編成の曲作りを難なくこなし、シンプルなのに個性的なメロディーをさらっと作るメロディーメーカーとしての才はただものではありません。

そんな谷川親子の共演は、ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、ホントにジャズのセッションのよう。何でもござれという余裕が、うらやましいかぎり。「世界的詩人」に遠慮なくポンポンからめるのはご子息ならではのワザでしょう。

今回の「ことばあそびうた」では特にそのあたり、絶対に面白いのでぜひ聴いて欲しいです。お子さんにも大ウケ間違いなし。(歌もありかも!)

「家族の肖像」は糸井重里さん絶賛、自分でもCDを聴いて泣きました。自分で泣くなよ!と言いたいところですが、これが毎回気をつけないと泣けて吹けなくなる部分があり、要注意です。詩は「家族」ということでわかりやすいが奥が深く、曲は懐かしく美しく谷川賢作の最高傑作だな、とひそかに私は思っているのですが・・・

めでたくも2日間とも売り切れとのこと、ばんざーい!
お客様のおかげで平井プロデューサーと私のクビがつながりましたよ。

[今日の写真]チェンバロでのリハーサル。岸田今日子さんと、左は作曲家の吉川和夫さん。

— 草刈麻紀

あんさんぶる であるとあるで 草刈麻紀(木管四重奏) であるとあるでってなんだ?

2007.08.19| あんさんぶるであるとあるで

こんにちは! 今日からブログを担当するクラリネット奏者の草刈麻紀です。
「であるとあるで」という、何だかわけのわからない名前のアンサンブルで、6日と7日の2日間みなさまにお目にかかります。ここでは主に谷川俊太郎チームを代表して、俊太郎氏、賢作氏にまつわるエピソードなどもご紹介していきたいと思います。

「であるとあるで」はもともと谷川俊太郎さんとのユニットのために組まれた木管四重奏団で、最初は名無しのごんべえだったのですが、グループ名をつけようという時に、ありがたくも谷川俊太郎さんの詩の題名を頂戴しました。日本語のようでドイツ語のようでもあり、語呂が良く、俊太郎氏曰く、「ART」ということばが隠れているあたり、ただものではない感じがするではありませんか?

簡単にメンバー紹介をさせていただきます。

*吉岡アカリ(フルート)
東京フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。どんな美人かと思いきや、残念ながらこの人は男性です。趣味は成功率の低いダイエットとか。

*庄司知史(オーボエ)
フリー奏者。長年のオーケストラプレーヤーを経て今やスタジオ界の顔。高視聴率のあのドラマ、このドラマ、映画、CM等、彼のオーボエを聴かない日はないでしょう。今回のワークショップの構想は彼によるもの。

*草刈麻紀(クラリネット)
フリー奏者。雑用係。であるとあるで以外にも様々なアンサンブルのプロデュース=雑用をしている。(ヒマだって事だな)

*大澤昌生(ファゴット)
東京フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。音楽家にあるまじき健康的な生活を送っているサッカーオタク。夜10時には眠くなってしまう。

さて、明日は俊太郎さんとの出会いやご一緒するまでのいきさつなどを書き連ねようと思います。俊太郎氏への質問コーナーも準備中です。
どうぞ最後までおつきあいくださいませ。

[今日の写真]リハーサル風景。なぜか指揮者・井上道義氏のアタマが・・・

— 草刈麻紀

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