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SENCLA BLOG

ブログ

原田哲男
2008.06.02

原田哲男(2)

今年のせんくら、オーケストラの公演で私個人が特に楽しみにしているのは、チャイコフスキー作曲の序曲1812年(公演番号38)です。
曲の出だしは厳かなチェロのアンサンブル、ドラマティックに曲が盛り上がって、凱旋の喜びを思わせるクライマックスではオーケストラの強奏とともに大砲が鳴り響く。子供の頃からの憧れの曲でもありました。
ただこの曲、祝祭的な雰囲気の曲なので他の曲とのバランスが難しいのでしょう。定期公演などで取り上げられることはあまりありません。せんくらだからこそ聴ける(弾ける)曲としてお客様、演奏者がお互いに楽しめると思います。

仙台フィルハーモニー管弦楽団
2008.06.01

仙台フィルハーモニー管弦楽団(1)

皆さん、こんにちは。
仙台フィルの松本といいます。仙台フィルの一員ですが、音は出しません。事務局で、黙々と演奏会を企画しております。
仙台フィルは、例年と同じように101回のコンサートのうち4回登場します。そのほか、仙台フィルのメンバーが、いろいろな音楽を奏でます。どうぞお楽しみに。

今年の「せんくら」は、聴覚だけでなく、味覚の方も刺激するというユニークな試みとなっております。
仙台フィルの最初の出番は、11日の午前11時、イズミティ21大ホールです。このときのプログラムは、すべてチャイコフスキーが作曲したものです。そこで、チャイコフスキーにちなんだ食べ物はなにかないかと、調べてみました。なんと、なんと、それがあるのですね。
神戸そごうの地下1階にある「ピロシキ屋」、そこのチャイコフスキーというピロシキは、発酵中にチャイコフスキーの“花のワルツ”を聴かされているのです。実にまろやかな味がすると、評判で店の前には行列ができるとか……。

ところで、どなたか仙台フィルの生演奏の“花のワルツ”を聴かせて、ピロシキを作ってみようという方はおられませんか?
ただし、発酵中の生地をホールに持ち込めるかどうかは、保証の限りではありません。

仙台フィルハーモニー管弦楽団 松本伸二

写真は“花のワルツ”を聴かせて発酵させ作ったピロシキ(1個150円・大阪屋のホームページより http://www.fs-osakaya.co.jp/piroshki/ )

原田哲男
2008.06.01

原田哲男(1)

みなさんこんにちは。チェロの原田哲男です。

今秋のせんくらでは2006年同様にオーケストラと四重奏、ソロ、四季といった多くの公演に出演させていただきます。2年間でどれだけ演奏が成長したか、せんくらのお客様に時間を置いて改めて聴いていただけることは嬉しくもあり、また身の引き締まる思いもします。
そしてこのブログ・・今年は早々と順番が廻ってきました。前回は7日中4回を人に頼み込んで書いてもらって何とか切り抜けましたが、二度同じ手はさすがに・・・今年は7回分きっちり書かせていただきます。「あまり長くなく」というありがたい指示をせんくら事務局からいただいているので、今日はこの辺で。

漆原啓子
2008.05.31

漆原啓子(7)

今日で、私の担当は終わりです(*^.^*)
というわけで、最後に真面目に(?)今回のリサイタルの曲目について、少しお話してみたいと思います。

今年は、サラサーテ没後100年ということで、それぞれのプログラムに、「ツィゴイネルワイゼン」と「アンダルシアのロマンス」、そして「序奏とタランテラ」という曲を入れています。
「ツィゴイネルワイゼン」は、もちろん皆様ご存知でしょうけど、「アンダルシアのロマンス」と「序奏とタランテラ」も素敵な曲なので、是非聞いてみて下さいね。
ちなみに、「タランテラ」というのは、『タランチュラ』という毒蜘蛛に刺されて痛みで狂ったように踊っている、という曲なんです。なので、目まぐるしい速さの曲です^_^;

それから、12日に青年文化センターで演奏する、ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」ですが、この原曲は、バレエ音楽の「プルチネルラ」です。この中から6つの部分を抜粋しています。幸い、何年か前に、宮崎音楽祭で原曲を演奏する機会があったので、益々この曲が大好きになりました。
1曲目は序奏、イタリアらしい颯爽とした古典調の曲に、ストラヴィンスキーのスパイスが時々入っています。2曲目はセレナータ。ちょっと哀愁を帯びた美しい曲です。3曲目は先程も出てきた「タランテラ」。これも、目まぐるしく、駆け巡ります。4曲目は「ガヴォットと2つの変奏」原曲では、木管楽器のみのアンサンブルで演奏されます。そして5曲目のスケルツォ。とても速い曲なのに、原曲では、そのヴァイオリンパートはなんとテノールの人が歌っていて、とてもびっくりしました。物凄い早口で何を言ってるのかなぁ?と思って、テノールの方に聞いたら、「うちのかみさんは、全くしょうがないやつだ…」みたいな、ずっと文句をブツブツ言っている歌詞なんだそうです(+o+) そして最後のメヌエットとフィナーレ。メヌエットの部分は、ソプラノ、テノール、バスによる3重奏が美しかったのを覚えています。そしてフィナーレで華やかに終わります。

何だか長くなっちゃいましたね(≧▽≦)/
13日のプログラムについても、ちょっとだけ…。
ヴィタリの「シャコンヌ」は、私の大好きな曲なんですが、意外に地元イタリアではあまり演奏されないらしく、この曲をイタリアで弾いた時、みんな気に入っては下さったんですが、逆にイタリア人に、「この曲は誰に聞いて知ったんだ?」とか「ヴィタリは、どの地方の出身の人だ?」とか、質問責めにあったのを覚えています。
ドヴォルザークの「4つのロマンティックな小品」も、私の大好きな曲の一つです。4つそれぞれ違う状況の恋の状態…なんて勝手に思っています(^_^;)
皆様も、それぞれ、どんな状況かな…なんて思い描きながら聞いて頂けると嬉しいです(*^.^*)

え~、最後に、写真がなかったので、一番新しいCDをご紹介させて頂いて、おしまいにしたいと思いますε=┏(; ̄▽ ̄)┛

昨年9月にリリースされた「J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集」です。なかなか演奏される機会のない曲ですが、バロックの曲だとはいえ、美しくロマンティックな感じさえします(私だけかしら?)聞きながら眠って頂くのもよし、BGMに使って頂くのもよし、リラックスして頂くのもよし…てな感じで、一度聞いてみて頂けると嬉しいです(*^o^*)

では、これにて失礼致します(^_^)/~ 10月に仙台でお会いしましょう~!
会場で、お客さんとしているかもしれないので、そういう時も、お気軽に声をかけて下さいね(^◇^)

漆原啓子

 

漆原啓子
2008.05.30

漆原啓子(6)

今日は、私の息子の話をしようと思います。息子が小さい頃、本当はヴァイオリンかピアノをやらせようかな、と思っていたのですが、息子はなぜか「吹くもの」が大好きでした。音が出るものは何でも吹いてしまって、親バカな私は「管楽器をやらせたら上手いのでは?!」と期待し、結局ヴァイオリンでもピアノでもなく、トランペットをやることに。
楽しく吹いていたようなので、趣味になれば、という程度で思っていましたが、息子に転機が訪れました。それは息子が中学2年生のときのこと。授業の一環で職場体験があり、息子は都響(東京都交響楽団)に行きました。間近でリハーサルを聴いた息子はオーケストラにはまってしまったのです。中学生のときにはマーラーやワーグナーが大好き、持っているスコアやCDは数知れず…それから高校3年生になった今では、私よりもすっかり音楽に詳しくなり色々なことを教えてもらったりします。
今年も先日まで宮崎国際音楽祭に行っていたのですが、唯一この音楽祭でだけ私はオーケストラの中で演奏するのです。毎年、とても難しい曲ばかりで(例えば、ドヴュッシーの「海」とか、今年は、ラフマニノフの交響的舞曲とかありました。大変でした(~_~;))私が毎年焦っているので息子が心配して「今年は何やるの?」と聞いてきます。曲目を伝えると、持っているCDやスコアを貸してくれます。ただ「ちゃんと返してよ」という一言が付きますが(~_~;)
今でも、辛うじて映画や買い物、旅行などに嫌な顔をせずに一緒に行ってくれます。とっても幸せな漆原家です♪

漆原啓子

漆原啓子
2008.05.29

漆原啓子(5)

今日は、せんくらのプロデューサーの平井洋さんと、Podcast用の録音を行いました。
平井さんとは、もう10年以上前に北九州にある響ホールフェスティバルに行っていた頃にお知り合いになりました。この音楽祭は、故数住岸子さんを中心に行われていましたが、近・現代の曲目が多く、中でも一番覚えているのは、ドイツの作曲家、ジーベルトの「タイタニック号の沈没」という曲をやった(どうも、弾いたとは言い難い…(>ε<))ことです。
なんせ、一人でヴァイオリンを弾きながら、打楽器を18種類くらい叩く、という曲だったのです。音楽祭の始まる何ヶ月も前に、吉原すみれさん直々にうちまで楽器を運んで頂き、その楽器で練習したのです。初めのうちは、叩くにもどれを叩いていいのかわからず右往左往していて、楽譜に色鉛筆でどの楽器を叩くのか視覚的にわかるように作戦をたてたり…そりゃもう、苦労しました(^_^;)
平井プロデューサーが、また「せんくら」でも「タイタニックやって」と、おっしゃらないことを祈ります\(~δ~)/
そういうわけで(何が?)今日も楽しく平井さんとお話をさせて頂きましたので、Podcastの方も、聞いてみて下さいね(^◇^)

では、今日はこのへんで。さようなら(^^)/~~~

漆原啓子

漆原啓子
2008.05.28

(お知らせ)日本の音楽祭、大集合

東京・目白で「日本の音楽祭、大集合 〜その課題と可能性」というフォーラムが、30日(金)に開催されます。せんくらの平井プロデューサーもパネリストとして出演します。どなたでも参加できるアート・フォーラムだそうですので、音楽祭やイベントにご興味のある方、ぜひ足をお運びください。5月29日(木)午後6時までの申込だそうです。

「日本の音楽祭、大集合 〜その課題と可能性」
http://i-debut.org/ba-rock/2008/necartforum.htm

日 時◎
2008年5月30日(金) 午前11時-午後1時 (10時30分開場)

場 所◎
自由学園明日館・講堂 (東京都豊島区西池袋2-31-3)

入 場◎無料
事前申込制 200名 *要予約
下記メール、またはファックス、電話にて事務局にお申し込みください。
メール:mejirobarock@mac.com
Fax:03-6802-6055  Tel : 03-6802-6055

漆原啓子

漆原啓子
2008.05.28

漆原啓子(4)

今日は、私の余暇の時間について、お話してみたいと思います。私は、美味しいものを食べるのは大好きなんですが(誰だってそうですよね…)お酒が見かけによらず強くないので(みんなからは、強そうだと言われますが…)ひたすら食べています。
特に、イタリアンと中華料理(エスニック系も!)が大好きです。甘いものも大好きで、特に洋菓子が好きです。あ~ぁ、太るものばかりが好きなんだなぁ…(*_*)それから、数独をするのが大好きで、これさえあれば、飛行機や新幹線の移動も全然苦になりません。本当は、9×9マスが多いのですが、私は、25×25マス、又は、28×28マスなど、大きいのが好きです。もっと時間のある時は、映画を見に行きます。近くに、ワーナーマイカルがあるので、何かしら見たい映画が観れるのです(*^.^*) その分、テレビはあまり見ないかもしれません。
あまりご紹介するほどの素晴らしい趣味がなくて恥ずかしいです…が、こんな感じで暮らしております(笑)

漆原啓子

漆原啓子
2008.05.27

漆原啓子(3)

今日は今回の共演者、須関裕子ちゃんのことをお話します。
彼女に出会ったのは去年の春。秋吉台で行なわれたセミナーのときでした。このセミナーでは、先生と生徒が一緒に演奏をするという形式で、
そこで初めて裕子ちゃんと共演したのでした。
演奏した曲目はシューマンのヴァイオリン・ソナタの1番。裕子ちゃんはとても上手くて、どこにも何の問題もなく、なんと一時間のレッスン時間がほとんど余ってしまったのです。本当に素晴らしい演奏で、私は『中学生なのになんて上手なんだろう!』と思っていました。そして、感動のあまり裕子ちゃんに「小さいのに上手だねぇ」と言ってしまったのです。

その後、このセミナーの主宰者である金木さん(東京フィル・首席チェリスト)に教えてもらいました。
「須関さん、大学4年生なんだよ」

・・・・・え゛!!!!!

裕子ちゃん、あの時はごめんなさい。

セミナーのときにトリオやカルテットなどでも大活躍だった裕子ちゃんと共演したい、そう思ってその後岡山のリサイタルで共演してもらいました。

せんくらでも、素敵な裕子ちゃんのピアノと演奏します。みなさん、どうぞ楽しみにしていてくださいね!

おまけ…
岡山のリサイタルの時の飛行機にて。。
二人で並んで座っていたら通りがかったスチュワーデスさんが、「良かったらどうぞ」
裕子ちゃんに手渡したものは、なんと飛行機の絵が描いてあるよだれかけ!
母娘に見られたのですね…裕子ちゃんのかわいらしい姿にも注目です。
(演奏する姿は、立派なピアニストですよ!)

漆原啓子

漆原啓子
2008.05.26

漆原啓子(2)

え~、それでは今日は、ヴァイオリンを始めたきっかけについてお話してみようと思います。
もともと、うちは大阪に住んでいたのですが、通っていた幼稚園の園長先生の勧めで始めたのです。実は、今では誰にも信用されませんが、私は小さい頃、ものすごくおとなしく、シャイで神経質で、お友達ともお話出来ないくらいだったのです。
私が通っていたのは、枚方市にあった聖母女学院の幼稚園だったのですが、たまたまその幼稚園では、放課後に週一回ヴァイオリンの先生がいらして、希望する園児たちにレッスンして下さっていたのです。

というわけで、園長先生が「この子は、ヴァイオリンを弾いたら、少しは明るい子になるのでは…?」と誘って下さって始めたのです。
その効果があってか、今では全然違うキャラクターになってしまいましたが…( ̄~ ̄)ξ

え~、写真は、一番右が私。おとなしそうでしょう?(笑)

小学校1年生の発表会の日だったと思います。そして、一番左が、末っ子の朝子さん(相当オテンバでした)その隣が真ん中の由起子さん(ヴァイオリンは習いませんでした)です。

では、今日はこのへんで…。また明日~(^.^)/~~~

漆原啓子

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