ブログも最終日となりました。
そこで今回はハーモニカの呼吸法について少しお話をしたいと思います。
人間は息を吐いたり吸ったりして呼吸をしています。その呼吸の仕方を用いて音を出すのがハーモニカです。
では人間の呼吸はいかがでしょうか。寝息を聞いているとわかりますが、吸う息はいわばピアニシモからクレッシェンドのように広がるのに、吐く息はアクセント気味に一気に吐き出します。
このように凸凹になっている呼吸でハーモニカを演奏しますと、出てくる音も凸凹になります。
それでは他の楽器の方々とのアンサンブルは難しいでしょう。
ですから横隔膜と肋骨の連動した動きをコントロールして吹き吸いを一定にして音を作らなければなりません。
これがとても難しい作業なのです。
今回のようにアンサンブルの場合、皆さんと呼吸を合わせるのに、息を吸ってから吐く息のタイミングで合わせます。
これらはとても自然のことだと思います。
しかしハーモニカは最初の音が吹く音とは限りません。吸う音から始まる時に、直前に息を吸ってしまうと苦しくなります。その場合は吸ったふりをするのです。 不自然ですが。
会場にお越しの皆様にはこのようなハーモニカの特性や苦労?を少しご理解していただいて、演奏を聴いていただけたら、楽しみも倍増するかと思います。
3日間に亘りありがとうございました。
皆様と素敵な時間と空間を作り上げられたらと願っております。