主催者あいさつ

公益財団法人仙台市市民文化事業団の20周年記念イベントとして、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)の第1回が開催されたのは、2006年10月の3連休のことでした。

仙台にはプロのオーケストラがあります。また、3年に1度、世界中から若い精鋭が集まる仙台国際音楽コンクールが開催されています。オペラや合唱を愛好するたくさんの音楽団体があります。このような、仙台で育まれている音楽的財産をもっと多くの人々で楽しみ、身近なものにしたい・・・。このような想いがスタート地点でした。

「敷居が高い」という印象を抱かれがちなクラシックコンサートを身近なものに感じていただけるように、クラシック音楽をお祭りのように楽しんでいただけることをコンセプトとして、1公演45分、入場料1,000円、0歳以上・3歳条入場可能な公演、大人だけのゆったりした時間を楽しみたい方には託児サービス、そして朝から晩まで公演を設けるなど、様々なライフスタイルの方が参加しやすいよう工夫を施し、「せんくら」が誕生しました。

その後、継続を望む声が多く寄せられ、少しずつリニューアルしながら、今や仙台の秋を彩る風物詩とも言われるイベントに成長しました。

昨年2015年には10回目を迎え、たくさんの音楽愛好家の皆様、これまでご出演くださったアーティストの皆様、関係者の皆様に支えられて歩んできたことを実感するとともに、今後さらに多くの皆様に永く愛されるイベントになっていくよう願っています。

今年は、10回目の節目からまた一歩踏み出すという意味も込めて、“新しい”“若い”アーティストにスポットを当てます。まだ聴いたことのないアーティストや音楽との出会いの場になれば幸いです。

ライブのクラシック音楽と仙台・宮城の旬を堪能し、心躍る3日間をどうぞお楽しみください!