『せんくら』ファンの皆さま、お久しぶりです。
クロマティック・ハーモニカ奏者の和谷泰扶(わたにやすお)です。
以前にも『せんくらブログ』で自己紹介をしましたが、今回も久しぶりということで自己紹介をさせていただきます。
京都生まれ。
実家は創業200余年の「和ろうそく店」で、ハーモニカを始めるきっかけは兄が習っていたからです。
当時の小学校では音楽の授業でハーモニカを使うのはごく当たり前でした。
練習熱心ではありませんでしたが、細々と続けていました。
大学でハーモニカのクラブに所属し、3年生の時に世界的なハーモニカ奏者と出会ってから「家業を継ぐ」予定に異変が起こり、大学卒業後にドイツへ長いなが~い旅に出たのです。
ドイツ南西部「黒い森」地方の近くの町「トロッシンゲン」は、ハーモニカ発祥地として、当時 市立音楽院でハーモニカを授業科目に取り入れていました。
最近は同じ町にある州立音楽大学で学ばれている日本人の方々も多いと聞いています。
卒業後は同学院で教鞭をとり、18年間ドイツで過ごしました。
トロッシンゲンは樺太と同じ緯度で、冬はマイナス20度くらいまで下がり雪深い町です。
京都育ちの私には雪掻きが大変でした。
夜道を歩いているとダイヤモンドダストが月明かりにきらきらと輝き、寒さを忘れて家路についたものです。とにかく星がきれいで、満天の星を堪能しました。
ちなみにトロッシンゲンは考古学の分野でも名前を残し、町から恐竜の化石が2体出ています。
ドイツの家はセントラルヒーティング進んでいて、地下にはボイラー室があります。家を建てるときに地面から出てきた一番大きなアンモナイトを玄関に掲げている家もあります。
また町はずれには隕石の落ちた場所もあります。
他には何もありませんが、私にとってはとてもロマンチックな町です。