せんくらブログ

音楽会のお楽しみ

2016.06.24| 嘉目 真木子

皆様、こんにちは。
ソプラノの嘉目真木子(よしめまきこ)です。

梅雨とはいえ、真夏のような暑い日もあったりして、いよいよ本格的に夏が近づいてきましたね。

この「せんくら」も“音楽祭”ですが、ヨーロッパでもたくさんの“音楽祭”が行われているのをご存知の方も多いと思います。

ヴェローナ音楽祭、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭、バイロイト音楽祭・・・70くらいはあるのではないでしょうか。
挙げたら本当にキリがないのですが、その中で私が訪れた音楽祭の思い出を今日は書きたいと思います。

 

留学中にはいくつか音楽祭を見て回りました。

グラインドボーン音楽祭は絶対に行きたかった音楽祭でした。
何しろ、学生時代にここのオペラ公演「イドメネオ」のDVDを観て勉強していたこともあるので、実際に生でこの劇場の公演を観たかったのです。
2演目観ることができました。
定評のモーツァルト「フィガロの結婚」、そしてドニゼッティ「ドン・パスクアーレ」でした。
どちらも素晴らしかったです。

しかし、この音楽祭、面白いんです。

まず、場所がイギリスはロンドンから電車で数時間揺られたところにあるルーズという街の外れにあります。
ルーズの駅の周りは少し観光地っぽいですが、何もない。
そして駅からはグラインドボーン音楽祭専用のリムジンバスが出ていて、現地へ。

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しばらくすると、お屋敷らしき建物が見えてきました。

資産家のカントリーハウスにオペラ劇場を併設したようです。

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こちらがオペラ劇場!

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念願の公演開始!
しかし、幕間の休憩が2時間近くあるんです。
一体なぜ・・・?!

さらに、休憩時間には劇場から締め出されました。
その理由は・・・

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このお屋敷の広ーいお庭で、ピクニックをするための時間だからでした。

お客さんは正装して来ているのですが、よく見ると皆んなバスケットに食べ物飲み物を持っていました。
ピクニックもこの音楽祭の風物詩なんですね。
知ってはいたのですが、私は敢えて何も持たずに行ったのでした。

カジュアルな服装の私は独り庭の低い塀に座り、劇場のカフェで買ったマフィンとコーヒーでお腹を満たしました。
美しく着飾った紳士淑女がビニールシートでシャンパン片手にピクニックを楽しむ姿を横目で見ながら・・・

皆様がグラインドボーン音楽祭に行かれる際は、是非どなたかと一緒に、ピクニックの準備をしていってくださいね!
きっと雰囲気を楽しめると思います。
劇場のレストランもありますが、要予約です。

音楽祭は数あれど、このグラインドボーンの独特な習慣は他ではなかなかないでしょう。

せんくらや、如何に?
この音楽祭はいろんな場所で、いろんな音楽がたくさん楽しめるのが最大の魅力ですよね。
さすがにピクニック込みの公演はないでしょうが・・・笑

私も期間中には仙台の街をいっぱい見て歩きたいと思います!
もちろん美味しいものへの期待も高まります 笑

皆様、3日間お読みくださりありがとうございました!
会場でお会いするのを楽しみにしております( ´ ▽ ` )ノ

 

 嘉目真木子(ソプラノ)


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