せんくらブログをご覧のみなさん、こんにちは。
ヴァイオリンの小山あずさです。
仙台フィルに入団して2年目になりました。
初めの頃は、親戚も知り合いもいない中での初めての一人暮らしに、あたふたしていましたが、今ではようやく生活していくことに慣れ、友人も何人かできて、とても充実した毎日を過ごしています。
先日、「アフィニス夏の音楽祭in山形」に参加しました。
これは、アフィニス文化財団が主催する、国内プロオーケストラ・メンバーのためのセミナー音楽祭です。
全国のプロオーケストラからの“参加者”と世界の一流オーケストラなどで活躍している“招聘演奏家”が集い、室内楽を勉強したり、オーケストラ演奏会に参加したりし、さまざまな交流プログラムに取り組みました。
どれもとても有意義な内容でしたが、一番の思い出は、毎晩深夜まで行われた「ラップ・セッション」というイベントです。
これは、たくさんの室内楽の楽譜が並べられた宴会場で、弾きたい曲の楽譜を引っ張り出し、近くにいる人とそのまま初見大会をするのです。飲みながら、食べながら!
私は、ずっと憧れの曲だったメンオク(メンデルソゾーン:弦楽八重奏曲)とメントリ(メンデルスゾーン:ピアノ3重奏曲 第1番)を演奏して長年の夢を叶えてしまったり、ホルンやファゴットの入った弦楽合奏に腹を抱えて演奏したり、終始大興奮でした。
純粋に音楽を楽しめて、そんな気持ちを皆と共有できたことは、とても嬉しく、音楽をしていることに何にも代えがたい喜びを感じました。
たくさんのオケ仲間もでき、とても良い時間でした。
この素直な気持ちを大切に、日々音楽に向き合っていこうと思います。