先日、イタリアのスーパースター・ピアニスト兼作曲家のGiovanni Alleviさんのコンサートを、浜離宮ホールへ聴きに行きました。
アレヴィさんとは、2013年にイタリアのラヴェンナとミラノで、彼のヴァイオリン協奏曲を彼自身の指揮で共演して以来のご縁で、毎年一度は演奏会を聴きに行っています。
昨年もミラノで、偶然私の滞在中に演奏会があり、招待していただきました。
日本にもこの3年、毎年来日されていますが、イタリアでは何千人も入る大きな会場をいつもいっぱいにしてしまう国民的スーパーピアニストです。
彼のヴァイオリン協奏曲は技巧的な華やかさも十分にありますし、何といってもイタリア的な抒情的な美しさが随所にあって、聴いていて素直に楽しめる協奏曲。
精神性を追求した前衛的な現代作品を演奏していくことも大切ですが、現代の作曲家と聴衆の乖離の問題を考えるとき、アレヴィさんの曲のように心に素直に入ってくる作品を演奏することも大切なのではないかと最近は感じています。
いつか皆さんに聴いていただく機会が来ると嬉しいですね。