1日目 |
エマニュエル・ジラール
2015.09.04
チェリスト、ヴィオラ・ダ・ガンビストのエマニュエル・ジラールです。
せんくら10周年、おめでとうございます!
私は今回で3回目の出演となります。
私の『バッハの無伴奏チェロ組曲全曲』のCDを初めて販売させて頂いたのが、3年前のせんくら初出演時でした。
沢山のお客様が公演後に、温かなご感想と共にご購入下さり、幸先の良いスタートとなった、嬉しい思い出があります。
今年のせんくらでは『20th CENTURY FOLK CELLO SOLO』と題した無伴奏CDを、これまたせんくらで初販売させて頂く予定です。
コダーイのソナタ、カサドの組曲、黛の文楽、ジンザゼのチョングリというプログラムです。
今回のせんくらでは、恒例となっている神谷未穂 & フレンズ「フランスバロック音楽の真髄」(公演番号62)と
4大チェリスト大集合!「せんくら10周年スペシャル・チェロ・カルテット」(公演番号57)に出演させて頂きます。
皆様にお会い出来るのを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願い致します。
エマニュエル・ジラール
3日目 |
青柳晋
2015.09.03
ピアノの青柳晋です。
今回せんくらで松山冴花さんと弾かせていただく曲のなかのひとつ、チャイコフスキーの「瞑想曲」(「懐かしい土地の思い出」第1曲)は何を隠そう、ショーソンのポエム、シベリウスのコンチェルトとならんで私がもっとも愛するヴァイオリン曲です。
音楽には、「演奏者は平常心で、聴衆が泣く曲」と「演奏者と聴衆が共に泣く曲」があると思いますが、瞑想曲は紛れもなく後者でしょう。
子供のように素直な心になって、メランコリーに浸りたい一曲です。
また、渡辺玲子さんとの共演曲、「ショパンのバラード1番」のヴァイオリンとピアノのためのアレンジメントもとても新鮮ですね。
大先輩の渡辺さんからパワーをいただきつつ演奏させていただけるのが楽しみです!
青柳晋
2日目 |
青柳晋
2015.09.02
ピアノの青柳晋です。
ピアノには膨大なレパートリーがあり、一生かかっても氷山の一角にしか触れることが出来ない事が恵まれている事であり、モチベーションにもつながっています。
今回せんくらで取り上げる曲目、ソロプログラムは超名曲でまとめていますが、ヴァイオリンの松山冴花さんと渡辺玲子さんのリサイタルで弾かせていただく曲はすべて私にとって全くの新曲。
夏休みは籠って、ひたすら読譜です。
ちなみにどこに籠っているかというと・・
オープン間近のとあるホールです。
新しく納入されたフルコンの弾き込みのために誰もいないホールの中でずっと練習しています。
まさに至福の時間!
こちらのホールでは来年1月にリサイタルをさせていただく事が決まっていますので詳細はHPでお知らせしますね。
是非お出かけ下さいませ!
http://www.susumuaoyagi.com
青柳晋
1日目 |
青柳晋
2015.09.01
ピアノの青柳晋です。
こちらへは2回目の出演となります。
初回は忘れもしない2012年、初めて仙台で演奏させていただいたのが震災の翌年。
開催にあたって様々なご苦労があった事が想像されますが、お客様、スタッフの皆さまの音楽祭への並々ならぬ愛情とパワーを感じ、演奏しているこちらが勇気づけられた事が思い出されます。
あの熱気の中に再び入っていける事をとても楽しみにしています。
ぜひ、ピアノ演奏会場へ!お運びください。
お待ちしております。
青柳晋
猫 |
山下一史
2015.08.31
3年前に猫を飼い始めました。
自他ともに認める「犬派」の僕がです。
名前は「ロッシー」といいます。
生まれて6ヶ月ほどの時に我が家にやって来ました。
ケージの隅でおどおどとしていた小さな猫が、見る間に大きくなって、気が付いたら我が物顔で家中を闊歩するようになっていました。
「オスは男の飼い主には懐かない。」などと言われてびくびくしていましたが、ロッシーは人懐こい個体であるらしく、気が付いたら僕と背中合わせで寝ていたりします。
癒し効果は絶大で、もう彼なしには居られない状態になってしまいました。
どうです?可愛いでしょう。(親ばかでごめんなさい。)
山下一史
レコーディング |
市原愛
2015.08.31
ひとつの曲を仕上げるのに、納得のいくまで何度も何度も何度も…。
この、自分の未熟さをさらけ出すかの様な作業は中々に苛酷でした。
とはいっても限られた時間、声の消耗、集中力の持続などを思うと、気持ちが折れてしまっている場合ではない…と、とにかく自分を奮い立たせておりました。
せんくら3日目となる10月4日のリサイタルで歌う予定の、プッチーニ作曲の歌劇「つばめ」“ドレッタの夢”もレコーディングしています。
CDの中で唯一のオペラ・アリアであり、唯一のイタリア語の作品となりましたが、甘美な前奏に始まり、そして情熱的に湧き上がる旋律とハーモニーは、きっと皆さまにも気に入って頂けると思います!
さて、3日間ブログを担当させて頂きましたが、あとは皆さまにお目にかかれる10月を待つばかり…!
心から楽しみに致しております。
お読み下さってありがとうございました!
市原愛
「イヴェント」から「文化」へ |
山下一史
2015.08.30
せんくらのように毎年同じ時期に開催される音楽祭には特別な雰囲気があります。
留学時代には春はイースター音楽祭で、夏はひと夏ザルツブルグで過ごしていました。
オーケストラは春はベルリンフィル、夏はウィーンフィルで、団員さんたちは毎年同じ家を借りて過ごしていました。
聴衆も毎年いらっしゃる常連の方が多く、ザルツブルグはもともと観光地ですが、その時期ばかりは街中音楽祭の関係者で溢れて、華やいだ特別な雰囲気がありました。
僕が居たのはほんの数年でしたが、そこに流れている伝統を身をもって感じたのでした。
せんくらに毎年出演されて、いわゆる常連の方々もいらっしゃいますが、その方々はたとえ仙台出身でなくても「せんくら」に帰って来るといったような気持ちを持っておられるのではないでしょうか。
回を重ねるごとに自然とせんくらにたいする愛着が生まれてくるのだと思います。
コンクールの出身者も毎年出演します。
彼らも異口同音に仙台に「帰って来る」と言うのだそうです。
コンクールは若い音楽家にとってそれはそれは厳しい舞台ですが、そうだからこそ運営のスタッフや聴衆の暖かさが身に染みるのだと思います。
そして、その街にまた戻ってきて演奏できるという事がどんなに彼らにとって喜ばしいことか想像に難くありません。
そんな出演者たちの「想い」と、毎年楽しみに聴きに来てくださるお客様の応援が、10年という歳月を経て、まさに美味しいお酒が醸されるようにこの目に見えない「雰囲気」を醸し出すのだと思います。
時を経て「イヴェント」から街に根付いた「文化」へと。
せんくらはこのような「雰囲気」を纏った、堂々たる音楽祭になったのではないでしょうか。
山下一史
CD先行販売! |
市原愛
2015.08.30
この8月、相模湖(神奈川県)のほとりにあるホールにこもって、私としては初めてとなるCDのレコーディングを行いました!
CDを出そうという話はもう随分前からあったのですが、自分の中で納得のいくプログラムが出来上がるまでに時間がかかってしまい(数年…!笑)、今回ようやくレコーディングまでたどり着いたのです。
悩んで、絞って、それでも歌詞はドイツ語・フランス語・イタリア語・英語・ポルトガル語・日本語…と、気付けば6ヶ国語におよびました!!
まだタイトルを決めたり、ジャケットの写真やデザインを選んだり、やらなければいけない事は沢山あるのですが…、何とこのCD。せんくら2015で先行発売をする予定になっております!!
サイン会なども行いますので、是非そちらも楽しみにして頂けたら嬉しいです。
市原愛
せんくら10周年 |
山下一史
2015.08.29
2006年に始まったせんくら。
僕が仙台フィルの指揮者になったのも2006年でした。
それから6年間、せんくらは僕にとって秋の風物詩でした。
そのせんくらが10周年、とても感慨深いものがあります。
その記念すべき10周年に再びせんくらの舞台に立てることを嬉しく思います。
仙台の街を久し振りに訪れるのもとても楽しみです。
山下一史
ご無沙汰致しております! |
市原愛
2015.08.29
皆さま、ご無沙汰致しております!!
(2013年に出演させて頂き、2年ぶりとなります…!)
今年は10周年とのことで、いまこのブログを書きながら、その記念の年に参加出来る喜びを改めて実感しております。
前回は生後半年の娘を連れていましたので、あれだけ沢山の素晴らしい公演を目の前にしながら、なかなか聴いてまわることが叶わなかったのですが、今回はそういった意味でも、自称「せんくら」ファンとしての血が騒ぎます!
演奏の方は、なんと…!2日間で4つの公演に携わらせて頂くことになっており、盛り沢山!
“究極のイタリアオペラ・アリア”と銘打った2つの公演は、私にとって正に挑戦になります。
というのも、私はイタリア作品だけでプログラムを組む事は殆どありません…!
ですので、是非この貴重な機会をお聴き逃しなく!(笑)
そしてあと2つの公演は仙台フィルさんとの共演で、グノー、カッチーニ、シューベルトの3大アヴェ・マリアのメドレーで伝える「歌の力」、グランドフィナーレでの第九となります。
この2年で少し成長したであろう(?!)歌をお聞かせ出来るように頑張りたいと思います。
皆さまのお越しを、会場にてお待ち申し上げます!
市原愛
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