3日目 |
スギテツ
2015.06.20
ブログ最終日となりました!
今日は、今回コラボの公演のある、仙台出身の若き津軽三味線奏者、浅野祥くんとの「サムライクラシック」についてお話します。
彼とは2回りも年が離れているのですが、もう5~6年のお付き合いでして、年に何回もご一緒しています。
すでにブログの当番も終えているようですが、祥くんは最年少チャンピオンを獲得した宮城の誇る三味線プレイヤーです。
そんな彼と、ヴァイオリンとピアノ…ちょっと異色な感じがする方も多いと思いますが、共演のきっかけとなった作品がありました。
クラシックが隆盛を極めた時代は、日本で言うと江戸中期~明治時代くらい。
古典派~ロマン派の多くの名曲が生まれたころ、この国は鎖国政策をとっていました。
もしも、お国を統一されたのが徳川家康ではなく、伊達政宗さんだったら、その子孫も含め、西洋の文化も積極的に取り入れていたのではないでしょうか?
そんな「妄想」を起点にして、西洋音階でできているクラシックの名曲を、日本の伝統的な「和音階」にアレンジをしてみました。
すると、摩訶不思議な世界観が生まれ、せっかくなら、和楽器とコラボしたい!ということになりました。
そんなこんなで、箏、尺八、笙などの奏者の方をゲストに迎えたアルバムを制作することになり、津軽三味線奏者として参加をしてくれたのが浅野祥くんだったのです。
ブラームスの名曲「ハンガリー舞曲第5番」を韻旋律に置き換えた「日本舞曲第五番」、バッハの名曲が、教会からお寺に演奏会場を移したような仕上がりとなった「仏よ、人の望みの喜びよ」、ヴァイオリンと津軽三味線の超絶技巧対決、パガニーニ「ラ・津軽じょんがネラ」etc…。
和洋折衷なステージを、是非お楽しみいただければと思います!
3日間、おつきあいどうもありがとうございました。
たくさんの方々のせんくらへのご来場、是非お待ちしています!
スギテツの杉浦がお届けいたしました!
スギテツ
2日目 |
スギテツ
2015.06.19
ブログ2日目になりました!
昨日に引き続き、スギテツのピアノ&編曲担当の杉浦がお届けいたします。
つい先々週、「題名のない音楽会」に出演をさせていただきましたが、ご覧いただいた方はいらっしゃるでしょうか?
その時は、高嶋ちさ子さんからのお題に答えるというテーマで、救急車の音とアベマリアをミックスする、なんておかしなことをやったり、ギタリストの押尾コータローさんらと「可愛いベイビー」をセッションしたり、とても楽しい番組でした。
ご覧になった方は目が、いや耳が釘付けになった方もいるかもしれません。
相方のヴァイオリニスト岡田鉄平くんは、さまざまな環境音を楽器で表現できる、日本一の「ものまねヴァイオリニスト」でもあります。
素晴らしい技術を持ちながら、技術の無駄遣いとも言われておりますが(苦笑)…。
番組では救急車やパトカーの音をヴァイオリンで奏でていましたが、他にも色々なネタがあります。
何と言っても、僕達の共通の趣味である「鉄道」の音は秀逸で、東北新幹線E5系にタイフォン、仙山線の踏切なんかも昨年のせんくらでも披露しました。
また、鉄道好きが高じて、昨年10月に、東海道新幹線50周年を記念してJR東海さんのバックアップを得て作ったアルバム「走れ!夢の超特急楽団」をリリースしまして、ありがたいことに第56回輝く!日本レコード大賞の企画賞もいただきました。
今回も、そんなヴァイオリンでできる「擬音」をフィーチャーした作品も演奏する予定です。
例えば、馬のひずめ~鳴き声から始まる「暴れん坊ウィリアムテル」、そして…おっと失礼、僕達は普通のクラシックコンサートのように、プログラムを発表していません。
ネタばれになってしまいますので、せんくらのスタッフさんにお願いして、1部の曲だけの掲載にさせていただいているのです。
ぜひ、生で楽しんでいただきたいと思います!
明日は最終回、今回コラボの公演のある、津軽三味線奏者、浅野祥くんとの「サムライクラシック」について書いてみます!
スギテツ
1日目 |
スギテツ
2015.06.18
せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは!
ヴァイオリンとピアノのデュオ、スギテツのピアノと編曲担当の杉浦哲郎です。
この度は、10周年おめでとうございます!
そしてこのメモリアルイヤーに、昨年に続き2年連続で演奏させていただけることになり、嬉しい気持ちでいっぱいです!
僕達は「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに、誰もが知っているクラシックの名曲をさまざまな音楽や環境音とマッシュアップ(=融合)させ、聴くだけでなく観て楽しいコンサート活動を全国各地でしています。
そうそうたるラインナップの中、2日間、ステージに立たせていただくことになっています。
皆様、よろしくお願いいたします!!
僕達のことをご存知ない方のために、一体どんな音楽を奏でているのかと申しますと…そのルーツは、偉大なる作曲家ながら、冗談音楽の元祖とも言われるアマデウス・モーツァルトさんにあります!
バロック時代の曲をパロディにしていた話はとても有名ですが、その意志を勝手に受け継ぐべく… と言うよりは、お互いにお笑い好きだったことから、2人は意気投合し、このデュオを11年前に結成しました。
「アイネ・クライネ・3分クッキング」「犬のおまわりさんの運命」「剣のずいずいずっころばし」「美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件」etc…。
クラシックの名曲と色々な曲を混ぜ合わせた迷曲、珍曲の数々が、僕達のレパートリーです。
昨年は、仙台にちなんで、もしもモーツァルトさんが八木山の某遊園地に遊びに行ったら、なんて作品も披露しました。
今年も、この1年に生まれた新曲も含めて、楽しいステージをお送りできればと思っています!
明日は、僕たちの「ネタ」、いや、「作品」について、詳しく書いてみたいと思います!
スギテツ