この1年は色々なことが大きく変わった1年でした!
桐朋学園大学で教えるようになって数年でしたが、この春から専任として携わっています。
最初は「先生」と呼ばれるのが、とても気恥ずかしかったのですが、
教えながら、色々な「?」を解明していくと、色々なことを再確認したりして
実は彼らから学ぶことが本当に多く、しかも学生さんは、みんな可愛い☆
演奏活動と後進の指導。
スケジュールはタイトになりましたが、生徒さんとの時間は毎回大きな楽しみです!
それにしても演奏活動29年のワタクシ。生まれて初めて「お給料」というモノを頂きました~新鮮☆
それから、今一番、私が大切にしていることをお知らせさせてください。
来年2016年3月5日に浜離宮朝日ホールで、バッハ無伴奏チェロ組曲全6曲を
一晩で演奏するというリサイタルをします。
20代でレコーディングしてから、30代、節目節目に弾いてきました。
そして今、不惑(?!)と言われる40代。一晩で全曲弾くのは初めてのチャレンジです。
惑うこともまだ多々あるのですが、30代の時とは違う自分の中の変化を感じています。
今回のせんくらでは、その前哨戦としてプレリュードばかりを6曲集めて1つのプログラムにしてみました。
気力も体力も、本当に大きな旅ですが、時々敢えて大変なコトに飛び込んでみたくなるのです。
演奏家として、人間として、もっと強く、深く、謙虚になれるか・・・
せんくらから始まるバッハの旅。心して取り組みたいと思います!
昔、とあるヴァイオリニストが雑誌のインタビューで「ゆっくり弾く弾き方を教わるために留学した」と
言っていたのを強く記憶しているのですが、最近その意味が少しずつわかるようになってきました。
我ながら、ちょっと面白い変化だなと思っています。
今年のせんくら、どのコンサートも楽しんで頂けるように音を慈しみながら演奏したいと思います。
ホールでお待ちしています!!