2015.08.12
母の飼い猫達は私が今住んでいる家の庭で愛想振りまくっていた野良ちゃん達。
その中の一匹は見た目・性格がジャイアン似で庭でブヒブヒ王様気取りでした。
そのジャイアン猫(以下 ジャイ猫)も今は母に引き取られ先住猫が居るアパート暮らし。性格も穏やかになりました。
ある日母がジャイ猫は庭暮らしが他の3匹より長かったので庭が恋しいんじゃないかと。
と、言う訳でジャイ猫を連れて庭に放し飼いにしました。
ジャイ猫凄く懐かしそうで楽しそう。故郷に戻ってくる感じで眼をしょぼめて鼻をヒクヒク、 足は芝生をフミフミ。塀に登って探検中。その横で母は庭いじり。
母・猫共々幸せ。
数時間が経ち母がジャイ猫に帰るよー と言っても塀の上で知らん顔。近づいたらモチ、手 の届かない所へ。
鬼ごっこ1時間強しても捕まらないので母は諦めて帰宅。私にジャイ猫がお 腹が空いて近くに来たら捕獲しろと命令。
その晩ジャイ猫は帰って来ませんでした。翌日母と私も気を付けて庭を見ているけど日中猫は 何処かでお昼寝。
母ガックリ帰宅。
でも夜にヤツはお腹空かして現れた。
即タックル + 母に電話 = 母瞬間来宅。ジャイ猫撫でながら彼女の驚愕な一言:
アンタ、何処行ってたのよ!こんな可愛い顔してるとすぐに誘拐されるのよ!
って、えぇ?! マジすか、おカアちゃん?! ジャイ猫どう見ても可愛い顔してないっスよ。 世界一ぶちゃいく猫コンテストがあったら優勝候補だよ。
初めて見ました、母の溺愛・超親バカ振り。
私言葉を失って呆然。
凄く厳しかった母。現在も100%承知で私の兄の子供にもそんな甘い事は絶対言わない。
母のアイアンハートもメロメロにするジャイ猫に一目置く瞬間でした。