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2日目 | エマニュエル・ジラール

2015.09.05

チェリスト、ヴィオラ・ダ・ガンビストのエマニュエル・ジラールです。

 

出演する10月4日(日)10時30分〜11時45分 日立システムズホール/シアターホールでの『神谷未穂&フレンズ』(公演番号62)では、私はヴィオラ・ダ・ガンバを演奏します。

 

ヴィオラ・ダ・ガンバとはどんな楽器?とよく聞かれるので、写真を見て頂きたいと思います。

7弦で、脚で楽器を挟んで演奏します。

弦は羊の腸(ガット)で出来ていて、ギターの様に和音を弾くのが得意な楽器です。

音の美しさだけでなく、見た目も頭に音楽のミューズが付いていて(多くのガンバの頭に女性、女神の顔が付いています)、美しい楽器です。

2日目写真①

 

2日目写真②

 

共演者のチェンバロ奏者・梅津樹子さんが演奏するチェンバロは、仙台の林裕希さんの製作されたもので、こちらもとても素敵な楽器ですよ。こちらは私の手元には写真がないので、当日のお楽しみにして下さい。

 

今回の公演で最初に演奏する、マレのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘ですが、この教会は当時のパリの教会の中で一番高い位置にあり、とてもよく響いたので、この音で起き、昼食をとり、仕事を終え、とパリ市民の生活には欠かせない音でした。

この曲中、チェンバロがずっとこの鐘の音を奏でます。

フォルクレのジュピターは、当時としては珍しいト短調で、トップ・オブ・ザ神様の威厳、シンボルである鷲の飛翔、雷等を表します。ルクレールのヴァイオリンデュオでは仙台フィルの神谷未穂さん&小池まどかさんによる息の合ったデュオを、最後のルクレールの序曲は出演者4人全員で演奏します。フランスバロックの名曲揃いです。

10月4日のトップバッター(早い時間ですが!)、

是非聴きにいらして下さい。

 

エマニュエル・ジラール