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セレーノ弦楽四重奏団 | 原田哲男

2015.07.30

みなさんこんにちは。

今日から3日間チェロの原田哲男がせんくらブログを担当させていただきます。

今回で10年目を迎えるせんくら、第1回目に参加させていただいたあの時がもう10年も前かと、改めて時間の経過の速さを感じています。

当初はプログラミングもできるだけクラシック音楽になじみのない方にもわかりやすく親しみやすい選曲でと言われていたのですが、そのうちに演奏者が弾きたいと思う曲を自由に…と、それを真に受けてセレーノ弦楽四重奏団ではショスタコーヴィチの2番、コダーイなど、実は私も聴いたことがなかったような曲を遠慮なく取り上げてきました。

クラシックになじみのない方へどころか室内楽ファンにも「え?…」のプログラミング。

そんな暴れん坊の時期を乗り越えて今年はグリーグの四重奏曲、北欧らしい清らかな空気、厳しい寒さに耐える激情、民族の明るい踊りなど、その土地を思わせる魅力があふれる曲を選曲しました。
仙台の皆様にもきっと喜んでいただける曲だと思います。

8月10、11日はセレーノ3年ぶりのリハーサル、久しぶりに集うメンバーがそれぞれどのような音を響かせるのか、楽しみです。

写真はグリーグのチェロパート譜。チェロケースに入れていたらエンドピンに当たっていたようで穴が…。 4人ではまだ1音も出していないのに楽譜だけはすでに10年選手の貫録です。

写真はグリーグのチェロパート譜。チェロケースに入れていたらエンドピンに当たっていたようで穴が…。 4人ではまだ1音も出していないのに楽譜だけはすでに10年選手の貫録です。

 

原田哲男