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及川 浩治 OIKAWA Koji ピアノ

4才からピアノを始める。1984年ヴィオッティ・ヴァルセイジア国際音楽コンクールで第1位受賞。1985年、国立音楽大学に入学。翌1986年にブルガリア国立ソフィア音楽院に留学。1987年にアレクシス・ワイセンベルクの公開セミナーに参加し、ワイセンベルク本人の意向により設けられた最優秀特別賞を受賞、練習用のグランドピアノを授与された。1990年にマルサラ国際音楽コンクールにおいて第1位受賞。また同年、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて最優秀演奏賞(Honourable mention)を受賞。1992年、日本国際音楽コンクールにおいて第2位を受賞している。

1995年にサントリーホールにてデビュー・リサイタルを行い、同年ラムルー管弦楽団定期演奏会(佐渡裕指揮、サル・プレイエル)に招かれパリ・デビューを飾る。1997年よりミュージック・シェアリング(旧みどり教育財団)による「レクチャー・コンサート」でヴァイオリニスト五嶋みどりと全国各地の小学校、養護学校などで演奏。1998年、札幌PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に出演。1999年のショパン没後150年には、「ショパンの旅」というタイトルのコンサート・ツアーを行ない3万5千人をも動員するショパン・イヤー最大規模のイベントとなった。2002年6月ワイマール州立歌劇場管弦楽団の日本ツアーソリスト、2003年7月にはPMFオーケストラのソリストとして、2004年には佐渡裕ヤング・ピープルズ・コンサートのゲストとして、全国各地で演奏。2005年サントリーホールで行なわれた「デビュー10周年記念コンサート」は満席となり大成功を収め、2008年~2011年には東京・大阪での同時プロジェクト「及川浩治10大協奏曲シリーズ」に取り組むなど人気・実力共に日本を代表するピアニストである。

2013年モスクワ・フィルハーモニー交響楽団、2014年ベルリン交響楽団、2015年ロシア国立交響楽団の各来日公演にてソリストとしてピアノ協奏曲を共演。また2015年2月にテレビ朝日系列「題名のない音楽会」に出演し、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を熱演したことは記憶に新しい。

ダイナミックな中に繊細さをも併せ持ち、内面にダイレクトに訴えかける及川の演奏は多くの絶賛の声とともに幅広い層の共感を得ている。

児玉邦夫・幸子、吉本美南子、コンスタンティン・ガネフ、ジュリア・ガネヴァ、ジャン=マルク・ルイサダの各氏に師事。現在、宮城学院女子大学音楽科特任教授。

CDはショパン、ベートーヴェン、リスト、ラフマニノフなどの作品集をリリースし、いずれも高い評価を受けており、「ベートーヴェン:悲愴、熱情、ワルトシュタイン」と「ショパン:バラード」は「レコード芸術」誌特選盤に選出されている。

PROGRAM

  • 及川浩治が名曲の謎解きに挑戦!?
    《おもしろ名曲トーク&コンサート》
    及川浩治(ピアノ)
    9月30日|土| 13:15〜14:15
    A|日立システムズホール仙台|コンサートホール
    P: 597-740
    常に熱い演奏でステージを盛り上げる、及川浩治。今回は選りすぐりの名曲による入魂の演奏に加えて、心和む楽しいトークでお楽しみいただきます。謎を解き明かすお話しの合間にもたくさんの名曲が飛び出すので、わかり易く、面白く、ためになる、子どもから大人までとびきり楽しい及川浩治の新しい世界を是非ご堪能ください。
    Loadingマイリストに保存 |残席あり
  • 及川浩治全曲登場!舞曲をテーマに師弟の熱いコラボ
    及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達 及川浩治(ピアノ) 井坂惠(メゾソプラノ) 赤間夏海(メゾソプラノ) 沼里杏子(ピアノ) 宮崎ゆかり(ピアノ)
    10月1日|日| 13:30〜14:15
    B|日立システムズホール仙台|パフォーマンス広場
    P: 597-741
    宮城学院女子大学音楽科の教授陣と教え子達によるコンサート。2回目となる今回は「舞曲」をテーマに、さまざまな国の名曲を連弾や独唱でお届けします。進行役はもちろん、音楽科特任教授でもあるピアニスト・及川浩治。2017年の仙台でしか聴けない熱い演奏を、ぜひご一緒にどうぞ!
    Loadingマイリストに保存 |完売