音声で読み上げる

出演アーティスト

及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達
アンサンブル

及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達

宮城学院女子大学学芸学部音楽科
宮城学院女子大学(設立当時の名称は「宮城女学校」)は東北地方の私立大学としては唯一、音楽科を有する大学です。1886年の創立以来、福音主義キリスト教の精神に基づく学校教育を理想に掲げ、その伝統の厚みの上に、深い教養と幅広い視野を身につけた、創造力豊かな人材を社会に送り続けてきました。毎年秋の音楽科コンサート、年度末の卒業演奏会のほか、大学礼拝をはじめとする学内諸行事、学外の様々な催しなどでの演奏を通して、日頃の学びの成果を積極的に発信していることも、音楽科の大きな特徴です。音楽科は器楽コース・声楽コース・作曲コースの3コースで構成されていますが、2019年度からは、サクソフォーン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、打楽器といった新たな専攻が加わり、さらに多彩になりました。教育活動のかたわら、演奏活動を続ける教員が多いのも音楽科の特徴です。今回はその代表として及川浩治(ピアノ)と副島謙二(クラリネット)、本学卒業生であり、母校で後進の指導にあたる白戸美帆(フルート)が研究生・学生と共演します(音楽科研究生は学部を卒業した学生達のためのコースです)。司会は今回も教員(ピアノ)の松山 裕美子がつとめます。

及川浩治 OIKAWA Koji(ピアノ)
1984年ヴィオッティ・ヴァルセイジア国際音楽コンクールで10代にして第1位受賞。1990年ショパン国際ピアノ・コンクール最優秀演奏賞(Honourable mention)、マルサラ国際音楽コンクール第1位受賞。1995年サントリー大ホールにて本格的にリサイタル・デビュー、CDデビュー。同年佐渡裕指揮ラムルー管弦楽団定期演奏会にてパリ・デビューも飾る。1999年「ショパンの旅」と題したコンサート・ツアーが全国各地で大評判となったほか、2008年~2011年には東京・大阪での同時プロジェクト「10大協奏曲シリーズ」にも取り組む。人気・実力共に日本を代表するピアニストの一人。CDは、ショパン、ベートーヴェン、リスト、ラフマニノフなどの作品集が発売されており、『ベートーヴェン:悲愴、熱情、ワルトシュタイン』、『ショパン:バラード』は、「レコード芸術」誌特選盤に選出されている。【 及川浩治オフィシャルサイト koji-oikawa.com

副島 謙二 SOEJIMA Kenji(クラリネット)
1977年、国立音楽大学器楽科クラリネット専攻卒業。クラリネットを坂口雅教、故池松和彦、両氏に師事する。大学卒業と同時に山形交響楽団に入団、1979年、宮城(仙台)フィルハーモニー管弦楽団に入団する。1994年8月、アフィニス・セミナーにてシカゴ交響楽団のグレゴリー・スミス氏に師事。1996年4月、イズミティ21にてリサイタルを開催する。2014年3月、仙台フィルハーモニー管弦楽団を退職。宮城学院女子大学非常勤講師を経て、2016年4月より宮城学院女子大学特任教授。

白戸 美帆 SHIRATO Miho(フルート)
宮城学院女子大学を経て、パリ国立地方音楽院及びオルネイ・ス・ボア音楽院を満場一致の一等賞を得て卒業。フランスでの〈Jeunes Espoirs〉コンクールをはじめ、びわ湖国際フルートコンクール、日本フルートコンヴェンションコンクール、仙台フルートコンクールにていずれも第1位。仙台フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団と共演。これまでに、水井稔、山元康生、瀬尾和紀、ナタリー・ロザ、パトリック・ガロワ、故立花千春、工藤重典の各氏に師事。現在、宮城学院女子大学学芸学部音楽科非常勤講師。

庄子 三未 SHOJI Mimi(ピアノ)
5歳からピアノを始める。宮城学院中学高等学校卒業。高等学校在学時に宮城学院女子大学附属音楽教室に入室。現在、宮城学院女子大学学芸学部音楽科3年次。
第28回 宮城県芸術協会音楽コンクール ピアノ部門 初級の部 最優秀賞、仙台市長賞、作曲者賞。第33回、第34回JPTAピアノオーディション東北地区大会優秀賞、全国大会出場。第16回、第17回東北ショパン学生コンクール 本選出場、銀賞。第62回全東北ピアノコンクール本選出場 東北放送奨励賞。
これまでに松山裕美子、弘中孝の各氏に師事。

佐藤 晴香 SATO Haruka(ピアノ)
山形県立山形北高等学校音楽科ピアノ専攻卒業。現在、宮城学院女子大学学芸学部音楽科ピアノ専攻4年次。
2017、2018年の宮城学院女子大学音楽科コンサートにて、ピアノコンチェルトソリストとして、オーケストラと共演。これまでに、ピアノを花山美穂、鈴木布美子、郷津由紀子、植木由利子、及川浩治の各氏に師事。ダン・タイ・ソン氏の指導を受ける。

猪狩 綾 IGARI Aya(ピアノ)
3歳からピアノを始める。ピティナピアノコンペティション本選奨励賞(2006年,2007年)、宮城県ジュニアピアノオーディション本選奨励賞(2009年)、全東北ピアノコンクール本選東北放送奨励賞(2016年)を受賞。宮城学院女子大学学芸学部音楽科卒業。現在、同大学音楽科研究生2年次。卒業演奏会、読売新人演奏会、仙台クラシックフェスティバル2018等に出演。これまでに鈴木節子、髙橋麻子、野沢真弓、及川浩治の各氏に師事。

PROGRAM

  • 及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達が贈る《三巨匠の名旋律 》
    及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達(アンサンブル) 及川 浩治、猪狩 綾、佐藤 晴香、庄子 三未(ピアノ)/白戸 美帆(フルート)/副島 謙二(クラリネット)/松山 裕美子(進行)
    10月6日|日| 17:15~18:00
    D|日立システムズホール仙台|交流ホール
    P: 597-743
    宮城学院女子大学音楽科の教授陣と学生・研究生によるコンサート。今年はドイツ・フランス・ロシアの三巨匠の作品を揃えました。特任教授のピアニスト・及川浩治が全曲に登場し、ブラームスは「ハンガリー舞曲」と「交響曲第4番」を連弾ヴァージョンで、チャイコフスキーはワルツづくし、フォーレは木管の美しい調べをお楽しみいただきます。
    Loadingマイリストに保存 |完売