幼少の頃からニューヨークに育ち、市村光子、ジェローム・ローエンタール、帰国後は井口秋子、奥村洋子、安川加寿子の各氏に師事。桐朋学園大学在学中、第57回日本音楽コンクール第1位 。同大学を首席卒後、演奏活動をスタートさせる。
’90年、文化庁派遣研修員としてジュリアード音楽院に留学、ピアノをマーティン・キャニン、室内楽をサミュエル ・サンダース両氏に師事。 翌年にはロス・アンジェルスにおいてアメリカデビューを果たし、L.A.TIMESで絶賛される。同年フリーナ・アワーバック国際ピアノコンクールで優勝後、カーネギーホール、リンカーンセンターなどでリサイタルが開催される。クラシックラジオ局WQXRではその演奏が全米放送された。 ’92年、ジュリアード・ソリストオーディション優勝。 同年帰国後は、モスクワ交響楽団とモスクワ及び全国ツアー(96年)、サンクトペテルブルク交響楽団と全国ツアー(97年)、韓国ソウル国際音楽祭(01年)、ニュージーランド・ツアー(07年)、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団と日本ツアー(13年)で共演、いずれも好評を博した。
’14年5月にはトルコ・アンカラにて大統領府交響楽団と共演。
録音においては「リスト・巡礼の年第2年イタリア」「ラプソディー・イン・ブルー」、「ウイングド」「バーバー・ピアノ作品集」「南米作品集」等をリリース。 また ’95年より5年に亘りFM横浜のパーソナリティーとしても活躍し、03年からは6年間NHK-BS「週刊 ブックレビュー」の司会も務め、視聴者から高い人気と支持を集めた。
教育活動にも独自の視点で積極的に係わり、シンガポールではリサイタルと共にキッズ・コンサートやマスタークラスを度々開催。
監修・演奏を務めたピアノ教則本「DVDですぐわかる かんたんピアノの弾き方」(成美堂出版)、全180曲8枚組CD「きらきらピアノ」(ビクターエンタテインメント)は高評を得て、リリース後は付随して「子供ワークショップ」やアウトリーチ活動にも力を注いでいる。
デビュー25周年を迎え、古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーには深みが増し、シャープで切れのあるタッチと繊細で品格の美音、華のあるダイナミックな演奏は、益々ファンを拡げている。
現在、京都市立芸術大学非常勤講師。
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