• ジュゼッペ・アンダローロ
    Giuseppe ANDALORO
    ピアノ
    プロフィール

    1982年パレルモ生まれ。同世代を代表する国際的コンサートピアニストの1人。ブゾーニ国際コンクール、香港国際ピアノコンクール、ロンドン国際ピアノコンクール、仙台国際音楽コンクールでの優勝に加え、数多くの国際音楽賞受賞。2005年イタリア文化省芸術勲章受賞。レパートリーはフレスコバルディからリゲティ、さらには同時代の作曲家に及ぶ。自ら編曲した“2台のピアノと2台のチェロのための春の祭典”(イーゴリ・ストラヴィンスキー)は、2011年パレルモのポリテアマ劇場での初演から完売となった。ザルツブルク音楽祭をはじめとする主要な音楽祭や、ミラノ・スカラ座、ベルリンフィルハーモニー、ウィーン楽友協会、カザルスホールなど、数々の著名なホールでの演奏を重ねている。ロンドン・フィル、N響、チェコ・フィルなど国際的に著名なオーケストラとのツアーや、名だたる指揮者と共演する他、多くの著名なアーティストとアンサンブルを行っており、イタリアのチェリスト・作曲家のジョヴァンニ・ソッリマとのコラボレーションも進行している。国際ピアノコンクールの審査委員や、マスタークラスでの指導も行っている。

    せんくら10周年へのメッセージ
    仙台クラシックフェスティバル10周年を祝う仙台の観客の皆様に、私のリサイタルをお届けできることを大変光栄に思います。

    私の母国イタリアの作曲家であるフレスコバルディとメールラの素晴らしい曲と共に、皆様を素敵な“旅”へお連れしたいと思います。ルネッサンス期のフィレンツェ、ローマ、ヴェネチアの道を辿る感覚を味わっていただければ幸いです!

    次に、ブラームスやショパンが主に活躍したドイツ・ロマンティック期に移りましょう。ショパンの驚くべき繊細さ、柔らかさ、そして(もちろん!?)狂気と怒りの世界へ!

    私の演奏するスクリャービン“vers la Flamme(焔に向かって)”によって、皆様を熱狂的な“夢の旅”へ、そしてストラヴィンスキーのポスト・モダンタンゴのダンスの世界へとお連れします!

    私が奏でる音楽を通して、対話と感情の探求を含むこの“旅”のすべてをお楽しみください!
  • ©Augusto Serpente