• 上原 彩子
    UEHARA Ayako
    ピアノ
    プロフィール

    3歳児のコースからヤマハ音楽教室に、1990年よりヤマハマスタークラスに在籍。ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、江口文子、浦壁信二に師事。第3回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールA部門第1位を始め多くのコンクールで入賞を果たす。2000年3月、第5回浜松国際ピアノアカデミーに参加、ピアノアカデミーコンクールでは、アカデミー史上、初のグランプリを受賞。同年7月、シドニー国際ピアノコンクールにて第2位及びピープルズ・チョイス賞、オーストラリア人作品賞、室内楽賞、ショパン賞、シューベルト賞、ドビュッシー賞、エチュード賞を受賞。  また同年11月、第4回浜松国際ピアノコンクールにて第2位、及び日本人作品最優秀演奏賞を受賞。2002年6月には、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門において、女性としてまた、日本人として史上初めての第一位を獲得。

    第18回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。

    これまでに日本国内はもとより世界各地での音楽祭、リサイタルやテレビ出演の他、M.ロストロポーヴィチ、マゼール、小林研一郎、飯森範親、大友直人各氏の指揮のもと、国内外のオーケストラのソリストとしての共演も多い。また、2004年にはロンドンのウィグモアホールにて行ったリサイタルデビューが絶賛され、翌年6月に再びウィグモアホールにてリサイタルを行っている。2004年12月にはデュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれた。

    CDはEMIクラシックスよりフリューベック・デ・ブルゴス指揮のロンドン交響楽団との共演によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を収めたアルバムなど3枚がワールドワイドで発売されている他、2014年にはキングレコードに移籍し、第1弾として「上原彩子のくるみ割り人形」がリリースされている。

    2006年1月10日には「日本におけるロシア文化フェスティバル2006」オープニング・ガラコンサートでゲルギエフ指揮マリンスキー管弦楽団と、また、2008年9-10月にはクリスチャン・ヤルヴィ指揮ウィーントーンキュンストラー管弦楽団とのオーストリア及び日本ツアーを行ない、好評を博し、2010年5月にはユーリ・バシュメット率いる国立ノーヴァヤロシア交響楽団と、2013年6月にはミヒャエル・ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィルと日本ツァーを行い、高い評価を受けた。

    せんくら10周年へのメッセージ
    せんくら10周年、おめでとうございます!

    その記念の年に参加させていただけることを、本当に光栄に思います。仙台と言えば、私にとってはなんと言っても1995年の「若い音楽家のためのチャイコフスキーコンクール」。その時本選で弾いたチャイコフスキーのコンチェルトを、こうして20年後、また仙台で、しかも同じイズミティ21で弾かせていただけることに、大きな幸せを感じています。あの時お世話になった、コンクールのボランティアの方々、そして仙台市民の皆様に、コンサートでお目にかかれることを、心より楽しみにしております。
  • ©三浦興一