仙台生まれ。人気・実力ともに日本を代表するヴァイオリニストのひとり。
東京芸術大学、同大学院博士課程修了。全日本学生音楽コンクール第1位。シェリング来日記念コンクール第2位。在学中よりソロ活動をはじめ、ウィーン、ローマ、ケルン、ベルリンなどでのリサイタルが絶賛を博す。2009年トロント音楽祭に、13年はザルツブルグ市に招かれ、ミラベル宮殿マーブルホールでリサイタルを行い成功をおさめる。これまでソリストとして、スロヴァキア・フィル、シュトゥットガルト室内管弦楽団、新日本フィル、東京フィル、日本フィル、東京シティフィル、群響、神奈川フィル、札響、名古屋フィル、大阪フィル、関西フィル、大阪響、九響など国内外の主要オーケストラと共演予定。本年12月にはキエフ国立フィルと共演予定。華のあるステージ、深く温かい演奏は聴衆に感動と喜びを届けてきた。2010年文化庁「芸術祭大賞」受賞。テレビ番組「題名のない音楽会」に340回以上最多出演など、メディアでも幅広く活躍中。
コンサートの合間には、1995年より始めた病院や施設でのボランティア演奏を行い、2011年には国際文化会館にて東日本大震災への国際救援に対する感謝のコンサート「“ありがとう”を音楽に乗せて」を企画・演奏。被災地に演奏を届ける活動も精力的に続けている。
CDは、ロングセラー『椿姫ファンタジー』、『深紅のシャコンヌ』(ソニー)、全音楽譜出版より自身の校訂版も出版されている『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲/ラロ:スペイン交響曲』『ブルッフ/サン=サーンス協奏曲(日本人初録音)』(キング)ほか多数。ソニー・ミュージックよりリリースされた新譜『R.シュトラウス(生誕150年)/ベートーヴェン』<ピアノは名手イタマール・ゴラン>も大きな話題となっている。
使用楽器は1709年製ストラディヴァリ”Engleman”(日本音楽財団より貸与)。
東京音楽大学教授。東京芸術大学附属音楽高校講師。東京交響楽団ソロ・コンサートマスター。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。日本交響楽振興財団理事。 2015年秋、デビュー40周年を記念して東京・大阪他でリサイタルを開催する。
オフィシャルウェブサイト http://www.yasukoohtani.com