• 飯川 直美
    IIKAWA Naomi
    ヴァイオリン
    プロフィール

    1991年仙台市生まれ。3歳よりピアノを始める。5歳より桐朋学園大学付属子供のための音楽教室にてヴァイオリンを始める。第4回バッハホール音楽コンクール小学校低学年の部第1位、第5回バッハホール音楽コンクールヴァイオリン部門優秀賞及び小学校中学年の部第1位。2001年、第11回東北青少年新人演奏会に出演。第56回全日本学生音楽コンクール東京大会小学校の部奨励賞。2005年、第15回日本クラシック音楽コンクール全国大会中学校の部第5位。2006年、第60回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部入選。桐朋女子高等学校音楽科を卒業後渡仏し、パリ地方音楽院演奏家課程に入学。翌年、審査員満場一致の最高成績で卒業と同時に、パリ国立高等音楽院学士課程に入学。2012年、Festival 「Schubert à Montmartre」に出演。同年6月パリ市庁舎にて行われた「東日本再生ビジョン展」の記者会見において、瓦礫で作られたヴァイオリンを日仏メディアに紹介し、コンサートを行う。2013年、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団アカデミーオーディションに合格し、Myung-Whun Chung氏らとサル・プレイエルで共演する。2015年5月、ヴラディゲロフ国際コンクール第4位。
    現在、同音楽院修士課程においてSvetlin Roussev,田中綾子,Florin Szigetiの各氏に師事。2015年度パリ管弦楽団アカデミー生。
    これまでに吉井雅子、勅使河原真実、石井志都子、Larissa Kolos、Alexis Galperine、Eric Crambes、室内楽をItamar Golan、Francois Salque、上田晴子、Vladimir Mendelsshonの各氏に師事。マスタークラスにおいてSuzanne Gessner氏に師事。

    せんくら10周年へのメッセージ
    せんくら10周年おめでとうございます!この10年前のセンセーショナルな出来事は、当時仙台で音楽を学ぶ中学生の私に、大きな期待と興味心、そして憧れを抱かせてくれたことを今でも鮮明に覚えています。その後、東京、フランスへと移り、中々せんくらに足を運ぶ機会には恵まれませんでしたが、地元の友人とせんくらの話題になったり、夏休みに帰仙した際にポスターを目にすることも多いので、遠く離れて暮らしている私にとっても「せんくら」はとても身近な存在です。
    そんな私が今回せんくらに、しかも10周年という記念すべきお祝いの年に出演させて頂くことになり、嬉しさと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
    私は2つの公演でヴァイオリンとビオラを演奏します。そのどちらも共演させて頂くスヴェトリン・ルセフ氏は、現在私が在籍するパリ国立高等音楽院での師匠であります。(ルセフ氏は、第1回仙台国際音楽コンクールで優勝されています)。今回この様な嬉しい機会を与えて下さった、音楽を愛する心を大事に持ち続けてこられた仙台の皆様に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
    せんくらの益々の発展を願って。