せんくらの楽しみ方

■ 菅英三子(ソプラノ)

(1)2006年08月13日

こんにちは!初めてここに登場しました。ソプラノの菅 英三子です。まずは軽〜く自己紹介をしますね。

生まれは隣の岩手県、小学校2年から仙台で育ちました。小学生・中学生時代は合唱に明け暮れていました。高校時代は様々なことにトライ、京都の大学に進んでからはクラシックの声楽ドップリです。ただし、聞くのはジャンルを問いません。Jポップも演歌も大好きです。

という私が10月に行なわれる「仙台クラシックフェスティバル」に参加することになりました。ソロのコンサートと「第九」です。今日はこのソロのコンサートについて少しお話したいと思います。

10月9日の昼間のコンサートでは、ヘンデルの「ラルゴ」や「私を泣かせてください」、シューベルトの「野ばら」や「アヴェ・マリア」、日本の歌やプッチーニのオペラ・アリアなどを歌います。皆さんがどこかで耳にされたことのある歌が多いと思います。

この日は「体育の日」でお休みの月曜日ですよね。どこかにお出かけされる方もたくさんいらっしゃることでしょうが、もしよろしかったらこのコンサートにもいらしてくださいね。それぞれの歌についてのコメントを挟みながら歌っていきたいと考えています。会場にいらしてくださる皆さんのパワーを頂きながら、楽しいコンサートになりますよう、はりきって歌います。よろしくお願いしま〜す!

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(2)2006年08月14日

はじめまして。私は端山梨奈(はやまりな)と申します。ソプラノ歌手、菅英三子先生のもと、声楽を勉強しています。

私の生まれは神奈川県の藤沢市、ここはかつて菅先生が第一位を取った藤沢オペラココンクールの開催地です。そして今は、菅先生のご出身である京都市立芸術大学の大学院で声楽家を目指し、勉強しています。私と菅先生、ゆかりの地が共通していて大変驚いたのですが、実は先生の出身の地である、ここ仙台もそうなのです。

仙台には、私の伯父、伯母、従姉弟と亡き祖母が住んでおり、小さいころには何度か遊びに行きました。物心ついてからは残念ながらなかなか仙台へ遊びに行く機会はありませんでしたが、大好きだった祖母が仙台のおいしい食べ物を良く送ってきてくれました。特に、仙台名物の笹かまぼこ。祖母との思い出の品です。近いうちに祖母のお墓参りに行き、そのときは仙台をめいっぱい楽しもうと思います!!

それにしても「仙台クラシックフェスティバル」凄い企画ですね!!!クラシックのコンサートに行った事がない、敷居が高い、難しそう…と感じる方も、はたまた、クラシック大好きな方も、気軽に楽しめる内容だそうで!しかも出演するのは超一流の演奏家ばかり!!何て贅沢な!!しかもチケットが1,000円!?信じられない!!!

きっと、いや、絶対にすてきなフェスティバルになることでしょう!!!

美味しい食べ物と美しい風景、素晴らしい文化があるすてきな街に、美しい音楽があふれますように。

端山梨奈(はやまりな)

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(3)2006年08月15日

菅 英三子、2回目の登場です。歌い手というのは、聞きにいらしてくださるお客様たちに向かって大〜きな口を開けて歌うんですよね。実はちょっと恥ずかしい….。でもつい、大口を開けてがんばってしまいます。今日はそんな私を応援してくださる方たちのお話をさせて頂きます。

1991年のヨーロッパでのオペラ・デビュー以来、ヨーロッパでの活動が主でしたが、1996年〜1997年頃から日本での活動が多くなりました。その頃に、応援してくださる方たちが集まってファンクラブを立ち上げてくださいました。仙台を中心に日本全国の方が会員になってくださっています。コンサートを主催してくださったり、皆さんでお楽しみ会をしたりという活動ですが、年4回の会報で私の情報をお届けしています。

応援してくださる皆さんの温かなお心に支えられて日々活力を与えられています。私からは何もできなくて本当に申し訳ないのですが、精一杯歌うことがせめてもの感謝のしるし、一つ一つのステージを、心を込めて歌っていきたいと思っています。

今年のメインは夏のお楽しみ会です。皆さんでお食事を頂きながら、いろいろおしゃべりをします。私のミニ・コンサートやビンゴ大会もあります。ビンゴ大会では景品もあるんですよ。よろしかったらファンクラブの方にも遊びにいらしてくださいね。

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(4)2006年08月16日

はじめまして。仙台在住のソプラノ歌手の卵で斎藤真理と申します。

先生との出会いは2年前、菅先生のレッスンを受けたくて、どうしたらいいか悩んでいたんですが、偶然にも、先生と同じ飛行機に乗り合わせたんです。こんなことがあるなんて・・・運命を感じましたね(笑)本当に今でも感じてます!そのとき、興奮気味の私に、優しく微笑んでくださった先生は今でも忘れられません

さて、菅先生といえば『夜の女王』。そう思うのは、私だけではないと思います。先生が歌う『夜の女王のアリア』を聴き、ファンになられた方も多いのではないでしょうか。これほど技巧を極めた曲なのに、卓越したテクニックにより歌いこなしている、誰にもまねできない、パーフェクトなコロラトゥーラソプラノです!

でも、先生はそれだけではないんです。みなさんは、菅先生の声に、どんなイメージをお持ちですか?その声は、しっとりとしたミルクのように優しく、それでいて激しく燃えるんです。ん?『ミルクが燃える』どういう意味?って思いますよね。

先生がかつてウィーンに居られた頃、ある方に『ミルクのような声だ』と言われたことがあると先生から伺ったことがあります。そこから頂いちゃいました(笑)そのあと、私がその方とお会いした時、どのようなミルクか伺っておけばよかったのですが・・・。私のイメージでは、コンデンスミルクのようにねっとりした感じではなく、優しくて濃厚な、ジャージー牛乳ような・・・。言葉がみつかりません。

今回のプログラムの中でも、私が大好きで、オススメの曲が『落葉松』小林秀雄作曲の日本歌曲で、メロディーも美しく、日本語ということもあって、心にストレートに伝わります。

実は先日、先生の『落葉松』を聴いて泣いてしまったんです。きっと、先生の声が私の心の何かに触れたんでしょうね。せんくらが開催される秋、山々が色づく季節に心に染み渡る音楽、必聴です!

斎藤真理(さいとうまり)

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(5)2006年08月17日

菅 英三子、3回目の登場です。今日はちょっぴりハードな10月のお話です。

「仙台クラシックフェスティバル」には10月9日に出演しますが、実はその前日8日は京都で歌っています。京都市立芸術大学が主催して行なう「京都国際平和会議」のコンサートなのです。9日の朝の飛行機で仙台に戻ってきますが、ちゃんと飛びますよね〜。

今年の10月はこの他、1日に岡山でマーラーの「千人の交響曲」、15日に東京でリサイタル、25日・26日に東京で読売日本交響楽団の演奏会という予定です。重なる時というのは重なるものなんですよね〜。暇な時はめちゃめちゃ暇なのに....。今年はこのペースで11月に突っ込み、そのまま12月を突っ走ります。

10月15日のリサイタルは、東京・銀座の王子ホールで行ないます。今年生誕250年のモーツァルトの作品によるプログラムです。前半は宗教曲。モテット「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」で始まり、「ハ短調ミサ」、「悔い改めるダビデ」からのアリアへと続きます。「踊れ、喜べ、幸いな〜」は、昔大ヒットした映画「オーケストラの少女」で歌われた有名な「アレルヤ」が入っている曲です。後半はオペラ特集で、「フィガロの結婚」、「羊飼いの王様」、「後宮からの逃走」、「魔笛」からのアリアを歌います。

日曜日の午後、銀座にいらっしゃいませんか?

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(6)2006年08月18日

みなさん こんにちは。私は、大学で声楽を勉強しています。大学では、菅英三子先生に教えていただいています。菅先生は、世界的に活躍されているのにもかかわらず、謙虚で優しく聖母マリアのような先生です。先生の生徒になれて本当に嬉しく思います。

私は、大学1年のときに観劇したキャッツに衝撃を受けミュージカルが大好きになりました。こんなに素晴らしい世界があるんだ!と感動で涙が出てきました。それから一人で何度も東京に足を運びミュージカルを観に行っています。実は先週も東京へ行きダンスオブバンパイア・エビータ・キャッツを観てきました。キャッツを観たのはこれで7回目です。何度観ても飽きず、家で何度もCDを聴いています。年に一度の舞踏会のために24匹の猫たちが次々と集まりだし、歌や踊りお芝居などを披露します。アンドリュー・ロード=ウェーバーの代表作のひとつでグリザベラが歌う「メモリー」が一番有名なナンバーです。

四季は1つの演目に沢山の役者さんがキャスティングされているので、観る度にキャストが違い印象が違って面白いです。9月はコーラスラインを観る予定なので、とても楽しみです。

今年は、私の通っている大学の創立120周年という節目の年で、大学の演奏会もいつもとは違い、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演という素晴らしい企画に私も出演できることになりました。MOZART生誕250周年なので「フィガロの結婚」より伯爵婦人のアリアと手紙の二重唱を歌います。素晴らしいチャンスを頂くことができ本当に有難く思います。聴きに来ていただく方に楽しんで頂けるか不安ではありますが、悔いの残らない演奏になるように頑張ります。

渡辺多佳子

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(7)2006年08月19日

菅 英三子、4回目の登場です。今日は、私が毎年行なっているチャリティコンサートのお話をさせて頂きます。

ALSという病気をご存知ですか?筋力が衰え、やがては自力で呼吸もできなくなってしまう難病です。1997年に、このALSの患者の方とご家族を支える日本ALS協会宮城県支部が主催するチャリティコンサートに出演し、初めてこの大変な病気のことを知りました。

それ以来、毎年クリスマスにチャリティコンサートを行い、聞きにいらしてくださる皆さんのチケット代をすべて宮城県支部に寄付しています。冬の寒い日に外出されるというのは、患者の方にはとてもリスキーなことなのですが、それでも皆さん、可能な限り、ご家族と一緒にいらしてくださいます。命をかけて難病と闘っていらっしゃる患者の方・ご家族の方と一緒に、クリスマスのひと時を持つこのコンサートは、私にとってとても大切なものの一つです。

昨年、宮城学院女子大学音楽科の学生の皆さんのご協力を頂いて、ヘンデルの「メサイア」の抜粋(ほんの少しですが)をプログラムに組みました。今年はそれを膨らませて、混声合唱で行ないたいと思っています。合唱の部分は第1部を中心に5曲です。「メサイア」を一緒に歌ってくださるという方、どうぞぜひご参加ください!

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(C)仙台クラシックフェスティバル2006実行委員会