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「三菱地所を、見に行こう。」泉パークタウンpresents
仙台国際音楽コンクールから羽ばたいた優勝者・魂の協奏曲
10月1日|土|17:15〜18:15
J|イズミティ21|大ホール
¥2,000|小学生以上
P: 597-749
津田裕也(ピアノ)
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
高関健(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団
第1回、第3回仙台国際音楽コンクールの優勝者がともに仙台フィルとの協奏曲を披露!あの感動をもう一度、お届けします。明るいキャラクターと叙情性に満ちたラヴェル、深い内面性と華やかさを併せ持つシベリウスの傑作を、津田とルセフの独奏でそれぞれお楽しみください。
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

ARTIST

  • 高関 健 TAKASEKI Ken
    指揮者

    京都市交響楽団常任首席客演指揮者(2014年4月~)、
    東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者(2015年4月~)。
    桐朋学園大学在学中の1977年にカラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。翌年同大卒業後、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーに留学し、1985年までヘルベルト・フォン・カラヤン氏のアシスタントを務めた。
    1981年タングルウッド音楽祭でレナード・バーンスタイン氏、小澤征爾氏らに指導を受け、同年ベルゲン交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。
    1983年ニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール第2位、1984年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝を経て、1985年1月に日本フィル定期演奏会で日本デビュー。
    国内オーケストラはもとより、ウィーン交響楽団、オスロ・フィル、デンマーク国立放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、クラングフォーラム・ウィーン、プラハ放送交響楽団、ケルン放送交響楽団などに客演。2013年2月のサンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会では、ロシアの名門オーケストラから豊潤な響を引き出し、聴衆や楽員から大絶賛を受けた。
    オペラでは新国立劇場公演「夕鶴」、二期会「魔笛」「フィガロの結婚」「ウリッセの帰郷」、大阪カレッジオペラ「ピーター・グライムズ」などで好評を博し、2009 年のピエール・ブーレーズ京都賞受賞記念ワークショップではブーレーズ氏から、ピアノのマルタ・アルゲリッチとチェロのミッシャ・マイスキーをソリストに迎えた2012年の別府アルゲリッチ音楽祭でのシチェドリン作曲『ピアノとチェロのための二重協奏曲「ロマンティックな捧げもの」』日本初演では両氏からその演奏を絶賛されるなど、ソリストからも絶大な信頼を得ている。
    広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、新日本フィル正指揮者、大阪センチュリー交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督、札幌交響楽団正指揮者等を歴任。
    1994年には“プラハの春国際音楽祭” “ウィーン芸術週間”を含む群馬交響楽団ヨーロッパ公演を成功に導いた。
    渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年)、齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)を受賞。
    東京芸術大学音楽学部指揮科教授。
    twitter.com/KenTakaseki

  • スヴェトリン・ルセフ Svetlin ROUSSEV
    ヴァイオリン

    1976年ブルガリア・ルセに生まれる。5歳よりルセ音楽院に学び、後にパリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマルでジェラール・プーレ、ドゥヴィー・エルリー、ジャン=ジャック・カントロフ等に師事。インディアナポリス国際、メルボルン国際室内楽、ロン=ティボー国際等での受賞を誇り、2001年には第1回仙台国際音楽コンクールで優勝、併せてバッハ賞、駐日フランス大使賞、聴衆賞も受賞した。
    ルセフはバロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、特に近年はコンサート、レコーディングの両面において、パンチョ・ヴラディゲロフの作品を多く取り上げるなど、ブルガリア出身作曲家の作品普及に力を注いでいる。それらの貢献に対し、2006年、ブルガリアの“ミュージシャン・オブ・ジ・イヤー”選出、2007年にはブルガリア文化省より“La Lyre de Crystal”(クリスタル・リラ)が贈られている。
    これまでに、チョン・ミョンフン、ユーディ・メニューイン、レオン・フライシャー、マレク・ヤノフスキ、ジョン・アクセルロッド、フランソワ=グザヴィエ・ロト、ジャン=ジャック・カントロフ、デニス・ラッセル・デイヴィス、レオ・フセイン、エミール・タバコフなどの指揮の下、ソリストとして世界各地で高い評価を得、室内楽の分野でも、ジャン=マルク・ルイサダ、エリック・ル・サージュ、フィリップ・カサール、アントワーヌ・タメスティ、ポール・メイエ、フィリップ・ベルノルド、アルト・ノラス、ジャン・ワンなどと共演を重ねている。日本では、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団などに招かれており、「ストラディヴァリウス・コンサート」、Hakuju Hall、浜離宮朝日ホールでのリサイタルなどで、その揺るぎないテクニックと豊かな表現力が絶賛された。

    録音も多く、ヴラディゲロフの作品集、カール・アマデウス・ハルトマンのヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」、イザイ、フランクなどの作品を収録した“De l’Ecole Franco-Belge du Violon”およびグリーグ、メトネルの第3番ソナタがリリースされている。2015年にはシベリウスおよびヴラディゲロフの協奏曲を収めた最新CDが発売され、好評を得ている。

    ソリスト、室内楽奏者としての活躍に加え、コンサートマスターとしての信頼も厚く、2007年~15年までソウル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めた。現在は、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター(2005年~)、また2008年9月からは、カントロフの後任としてパリ国立高等音楽院の教授に就任、後進の指導にもあたっている。

    使用楽器は、日本音楽財団から貸与されているストラディヴァリウス 1710年製ヴァイオリン「カンポセリーチェ」。

  • 津田 裕也 TSUDA Yuya
    ピアノ

    仙台市生まれ。2001年東京芸術大学入学。同年、第70回日本音楽コンクール第3位。02年第7回宮崎国際音楽祭にてウラディーミル・アシュケナージ氏によるレッスンを受講。05年東京藝術大学を首席卒業、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞等、数々の受賞を果たし、同大学大学院修士課程に進む。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。仙台市より「賛辞の楯」を、宮城県より芸術選奨新人賞を授与される。同年10月よりベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事し研鑽を積む。10年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。11年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。
    ソリストとしてベルリン交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、ドイツ室内管弦楽団等と共演。
    東京、仙台、新潟でソロリサイタルを開催するほか、NHK-FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェスティバルへの出演、10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。simcレーベルよりソロアルバム「悲愴、さすらい人幻想曲」を発売。
    室内楽活動にも積極的で松山冴花氏とデュオを組み、ナミ・レコードより4枚のCDをリリース。
    また、ジェラール・プーレ、堀米ゆず子、前橋汀子、加藤知子、山崎伸子、イェンス=ペーター・マインツ、パヴェル・ゴムツィアコフなど多くの著名な弦楽器奏者と共演している。
    Vn.白井圭、Vc.門脇大樹と共にピアノトリオ「Accord」を結成し、東京、札幌、九州をはじめ国内各地で演奏。
    これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、田中千香士、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。

  • 仙台フィルハーモニー管弦楽団 Sendai Philharmonic Orchestra
    オーケストラ

    1973年、市民オーケストラ「宮城フィルハーモニー管弦楽団」として誕生し、翌年に初の定期演奏会を開催。1978年の宮城フィルハーモニー協会の社団法人化に伴い、本格的なプロのオーケストラとして活動を開始。音楽総監督の故芥川也寸志(83年4月~89年1月)、音楽監督の外山雄三(89年4月~06年3月)らのもとで飛躍的な発展を遂げ広く注目される。1989年、本拠地の名を冠した「仙台フィルハーモニー管弦楽団」と改称し、1992年に「財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団」として再スタート。1999年に河北文化賞を受賞し、2000年には創立以来初となる海外公演(ウィーン、ローマほかヨーロッパ5都市で公演)を成功させる。2010年、宮城県より認定を受け公益財団法人へ移行。2013年3月には創立40周年を迎えた。
    現在、常任指揮者にパスカル・ヴェロ、首席客演指揮者に小泉和裕、ミュージック・パートナーに山田和樹が就任している。

     

    定期演奏会は仙台にて年間9回開催。2016年4月には、記念すべき第300回目の定期演奏会を迎え、常任指揮者パスカル・ヴェロの指揮でベルリオーズの「幻想交響曲」と「レリオ、または生への回帰」の二作品連続演奏により絶賛を博した。この他、特別演奏会、依頼演奏会、音楽鑑賞教室など、東日本エリアを中心に年間約110公演に及ぶ演奏活動を展開。仙台国際音楽コンクールでは2001年の第1回からホストオーケストラを務めるほか、仙台クラシックフェスティバル(通称「せんくら」)では演奏者として中心的な役割を担うなど、本拠地である仙台の音楽文化の振興に大きく貢献している。

     

    2011年3月の大震災により数ヶ月にわたり演奏活動のほとんどが中止となったが、「音楽の力による復興センター・東北」と協力して “つながれ心 つながれ力” を掲げて、音楽を被災者のもとに届けながら絆を紡ぐ活動を展開し続けている。それらの活動に対し、2011年度エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞と渡邉曉雄音楽基金特別支援を受賞。2013年3月には(独法)国際交流基金の依頼によりロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)で被災地の代表として演奏し、震災後に世界から寄せられた支援への感謝の気持ちと、復興に向かう被災地を音楽の力で支え続ける楽団の姿を伝え、その大役を果たした。