桐朋学園大学、ハノーファー音楽大学をともに首席卒業。さらにパリ国立高等音楽院最高課程を修了。北九州国際音楽祭TOTOクフモプライズ室内楽(デュオ)第1位、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクールにてパガニーニ賞受賞。プラハ室内管、ヘルシンキフィル、仙台フィル、新日本フィル、東京フィル等のオーケストラに度々ソリストとして招かれ共演を重ねている。2004年~06年まで、財団法人・地域創造の公共ホール音楽活性化事業登録アーティストをつとめ、現在は同支援事業協力アーティストとして、地域に密着した音楽活動を展開し高く評価されている。2012年には望月優芽子とのデュオアルバム「フランスのブーケ」(NAT-11501)をリリース。従姉の礒絵里子とのヴァイオリン・デュオ“デュオ・プリマ”の活動も大きな注目を集めている。NHK・TV(仙台放送局)“ひるはぴ”にレギュラー出演。全日本学生音楽コンクール審査員。平成23年度宮城県芸術選奨受賞。
現在、仙台フィルコンサートマスター、横浜シンフォニエッタコンサートマスター、ニューフィル千葉特任コンサートマスター、宮城学院女子大学特命教授。
仙台市生まれ。仙台第二高等学校、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ最高課程、特別課程をそれぞれ、優秀、首席の成績をおさめ修了。在学中にピアノフォルテ、チェンバロも習得。高山仁、大岩秀俊、長島圭太、中島和彦、ロベール・グローロ、ジョス・ファン・インマゼールの各氏に師事。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ベルギー、パリ、イギリスほかヨーロッパ各地に音楽祭に出演する。フランス、ハンガリーの国営放送で演奏が放送され、ル・モンド誌で好評を得る。帰国後はソロ、室内楽奏者として活動、数々の音楽祭、NHK-FM多数出演ほか、様々なオーケストラとの共演を行う。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者として活動するほか、ダンスなどの他分野とのコラボレーションも多い。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティストとして日本全国でクラシック音楽振興の活動をおこなうほか、さまざまな企画プロデュースも行い、’夏木マリ「印象派Ⅶ、Ⅷ」、’東京都主催「伝統と未来」、’横浜市文化振興財団主催「Just Composed in Yokohama」、仙台市主催「超難解音楽祭」の音楽監督、プロデュースなどの活動を行う。近年は特にメシアンの演奏に力を注いでおり、「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」全曲(2005年よりほぼ毎年演奏)、1時間かかる歌曲「ハラウィ」、室内楽「世の終わりのための四重奏曲」、2台ピアノのための「アーメンの幻影」などを演奏。またメシアン作曲の3時間半かかるピアノソロの大作「鳥のカタログ」全曲、ジョンケージ作曲プリペアードピアノのための1時間かかる大作「ソナタとインターリュード」全曲演奏は話題を呼んだ。東京室内歌劇場でP.グラス、M.ナイマン、P.ヒンデミットのオペラを指揮。お茶の水女子大学、桐朋学園大学などで後進の指導も行っている。2001年せんだい芸術祭大賞、2001年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。
公式ホームページwww.nakagawakenichi.jp/
Facebook www.facebook.com/nakagawa.kenichi.96
ブログ、ツィッターも随時更新