2015年、デビュー40周年を迎えた人気・実力ともに日本を代表するヴァイオリニスト。
1708年製ピエトロ・グァルネリを使用。華のあるステージ、深く温かい演奏で聴衆に感動と喜びを届けており「歌うヴァイオリン」と評される。
東京芸術大学、同大学院博士課程修了。全日本学生音楽コンクール第1位。シェリング来日記念コンクール第2位。在学中よりソロ活動を始め、ウィーン、ローマ、ケルン、ベルリンなどでのリサイタルも絶賛を博す。トロント音楽祭、ザルツブルグ市などに招待されてコンサートを開き好評を得る。
国内外のオーケストラとも共演を重ね、スロヴァキアフィル、シュトゥットガルト室内楽団、また昨年のキエフ国立フィルとの日本ツァーも大成功であった。また1公演で4曲のヴァイオリンコンチェルトを演奏する前代未聞の快挙を達成し話題となった。
クラシック以外でも意欲的な活動が続き、ジャズピアニスト山下洋輔氏とのコンサートでは新境地を開いた。
文化庁「芸術祭大賞」受賞。
長年病院や施設での訪問演奏にも力を注ぎ、被災地に演奏を届ける活動も精力的に続けている。
2016年12月からHakujuホールで、大谷康子の10年プロジェクト「ヴァイオリン賛歌」が始まる。CDはロングセラー「夢のあとに」「椿姫ファンタジー」(SONY)ほか多数。
ベルリン イエス・キリスト教会での録音『R.シュトラウス・ソナタ/ベートーヴェン・ソナタ№5』(ピアノ:イタマール・ゴラン/SONY)も高い評価を受けている。新譜は「大谷康子のお菓子な名曲サロン」(KING)
東京音楽大学教授。東京芸術大学講師。(公財)練馬区文化振興協会理事長、川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。
2016年4月からはBSジャパン(テレビ東京系列)の新番組「おんがく交差点」(毎週水曜日 夜23時30分から30分番組)で春風亭小朝と司会、演奏を務め、多彩なゲストとの共演も注目されている。
オフィシャルウェブサイト www.yasukoohtani.com/
桐朋学園大学を首席で卒業。J.モルナール氏に師事。後、アメリカに留学し、M.グランジャニー、M.ディリングの各氏に師事。1970年イスラエル国際ハ-プ・コンク-ル3位入賞。1972年「篠﨑史子ハ-プの個展Ⅰ」を開催。(同シリーズは、2015年4月までに13回開催)1973年小澤征爾指揮のベルリン・フィル定期演奏会に出演の他、ヨーロッパの各フェスティヴァルに出演。1974年文化庁在外研修員として西ベルリン、パリに留学。L.ラスキーヌ氏に師事。また、サウンド・スペース・アークのメンバーとして1978年以降国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ等の主要音楽祭にも参加し、1983年メンバーとして中島健蔵音楽賞を受賞。また、ソリストとしてニューヨーク、アスペン等で演奏するほか、イスラエル国際ハープ・コンクール、ジュネーヴ国際コンクールなどの審査委員を務める。2001年「篠﨑史子ハープの個展Ⅷ」を開催し、平成13年度芸術祭優秀賞、第20回中島健蔵音楽賞、サントリー芸術財団第1回佐治敬三賞を受賞。2005年日本現代芸術振興賞受賞。2007年には計3夜にわたる「篠﨑史子ハープの個展Ⅹ」を開催し、第17回朝日現代音楽賞を受賞した。2012年10月に開催した「篠﨑史子ハープの個展40周年記念演奏会(ⅩⅡ)」で、平成24年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。平成25年秋紫綬褒章を受章。
1972年から邦人作曲家に対しハープのための新作委嘱を続けており、その数は37曲を数える。これまでに国内外の主要オーケストラと共演する他、ランパル、ニコレ、ゴールウェイ、ガロワらとも共演。十数枚のCDが主要レーベルより発売されている。
現在、東京音楽大学、日本大学芸術学部、桐朋学園大学音楽学部において、後進の指導にも当たっている。
また、桐朋学園高校3年から大学卒業まで、特別副科において指揮を故斎藤秀雄氏に師事。ハープ演奏活動のかたわら、数々のハープアンサンブル及び弦楽合奏やフリュートアンサンブルを指揮し経験を積む。さらに近年、東京音楽大学において指揮科聴講生として、広上淳一氏、田代俊文氏らの指導を受け、本格的な指揮活動にも意欲を示している。