中南米のニカラグア共和国で生まれ、米国で5歳よりピアノを始める。同年、自作2曲を含むプログラムで初めてのソロ・リサイタルを開催。9歳の時にフォートワース交響楽団と協演、コンチェルト・デビューを果たす。日本に帰国後、小学校6年生の時に全日本学生音楽コンクール全国大会で第1位受賞。桐朋学園大学在学中に西日本新人演奏会で西日本音楽賞を受賞。19歳の時にベルリン芸術大学に留学。ロン=ティボー国際コンクールに入賞後、パリ日本大使館、ラジオ・フランス、旧西・東ドイツ各地からアメリカに至るまで各地で演奏する。
1997年ポリーノ国際ピアノ・コンクール、1998年ハエン国際ピアノ・コンクール、アルフレード=カゼッラ国際ピアノ・コンクールで第1位受賞。東京・浜離宮朝日ホールでのヴァン・クライバーン協会主催のコンサート、サントリーホールでのリサイタルなど1997年より日本でも演奏活動を開始。2000年には青山音楽賞を受賞。横浜招待国際ピアノ演奏会に出演。新日鉄コンサート「プロミシング・アーティスト・シリーズ」に出演。2002年第28回日本ショパン協会賞受賞。
2001年ロンドンで収録された「リスト:ピアノ作品集」がリリースされ、レコード芸術誌、朝日新聞などで高評価を受ける。以降7枚のCDをリリース。最新アルバムは、2012年11月リリースの「フォーレ:ノクターン選集」。2012年3月にはカーネギー・ホールにてデビュー・リサイタルを開催し、現地メディアより大絶賛を博す。
東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団など全国の主要オーケストラと協演。
これまでに宇賀田克子、藤村佑子、山田富士子、山田康子、ジョー・ボートライト、リリー・クラウス、クラウス・ヘルヴィヒ、パスカル・ドゥヴァイヨンに師事。
現在、東京藝術大学准教授。
オフィシャル・ウェブサイト www.susumuaoyagi.com/
ロシアのゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)生まれ。5歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップ教授に師事。1992年ロッテルダム(オランダ)で開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。1997年からは日本を本拠地として活動 を始め、東京文化会館小ホール、紀尾井ホール、浜離宮朝日ホール、トッパンホール、白寿ホールなどでリサイタルを開催。
バロック、古典派から近・現代にいたる作品まで幅広いレパートリーを手がけるが、近年再評価の進むロシアの作曲家ニコライ・メトネルの作品紹介にも力を入れており、2001年にはメトネル没後50年を記念したシリーズ「忘れられた調べ」(東京、ムジカーサ)でその主要作品を4夜にわたって取り上げ注目を集めた。2002年、スタインウェイ・ジャパン株式会社によるコンサートツアーを行う。2003年、サンクトペテルブルク放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして登場したほか、2004年および2006年にはカルテット・イタリアーノと室内楽を共演。2005/06年のシーズンにはザ・シンフォニーホール(大阪)で4回にわたるリサイタル・シリーズ、2006年からは毎年京都でリサイタルを開くなど、 精力的な演奏活動を展開している。
これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、サンクトペテルブルク放送交響楽団、ゴーリキー・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・シンフォニーオーケストラ、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、テレマン室内管弦楽団、九州交響楽団、山形交響楽団、広島交響楽団、高雄市交響楽団(台湾)などと共演。
CD録音にも積極的で、デンオン(コロムビア)や若林工房などから多数のアルバムをリリース。「ショパン:ノクターン全集」(若林工房)は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。
2006年度青山音楽賞。第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門、独奏独唱部門賞)受賞。
1997年、東京藝術大学大学院在学中に、コロムビアからCDデビュー。すでに20枚を越えるCDが発売されている。
作曲家として、ヴァイオリニスト徳永二男から委嘱された12人のヴァイオリニストのための『月のオーラ』、チェリストの向山佳絵子から委嘱された12人のチェリストのための『名もなき風』を初演し、好評を博す。
また『チルソクの夏』『四日間の奇蹟』『ホテルビーナス』『出口のない海』『檸檬のころ』『獄に咲く花』『日輪の遺産』『指輪をはめたい』『ツレがうつになりまして。』等の映画音楽や舞台音楽『黒部の太陽』など話題作を数多く担当している。
ピアニストとして、ソロ活動及び、高嶋ちさ子とのユニット『Chisa & Mino』を始め、全国で演奏活動を行っている。
これまでに「題名のない音楽会」「名曲リサイタル」の司会をはじめ「紅白歌合戦」「トップランナー」「スタジオパークからこんにちは」など多数のテレビ、ラジオ番組に出演。
現在、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」総合司会を開始当初から務める等、幅広く活動を続けている。
www.minokabasawa.com
1982年パレルモ生まれ。世界を舞台に活躍する同世代を代表するピアニストの一人。ザルツブルク音楽祭、スポレートの二つの世界フェスティバル、香港ショパンフェスティバル、ブレッシャ・ベルガモのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ国際ピアノフェスティバルなど重要な音楽祭に招聘される。また、ミラノ・スカラ座、ナポリのサン・カルロ劇場、ザルツブルクのモーツァルテウム大ホール、ウィーン楽友協会、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールやクイーン・エリザベス・ホール、カザルスホールなど、世界各地の主要なホールで演奏を重ね、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団など国際的に著名なオーケストラと共演している。
レパートリーはイタリアのルネサンス音楽から現代曲までと幅広い。
ロンドン国際ピアノコンクール、第1回仙台国際音楽コンクール、香港国際ピアノコンクール、ブゾーニ国際コンクールなど多くのコンクールで優勝。2005年には、イタリア文化省芸術勲章受賞。
国際ピアノコンクールの審査委員や、マスタークラスを行うなど、活動は多岐にわたり、作曲や指揮にも取り組んでいる。
アルバムも数多くリリースしており、2013年にリリースされた最新アルバム「Cruel Beauty」は、ルネサンス後期からバロック初期にかけてのイタリア音楽の「ワールド・プレミア」として評価されている。
www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=759
桐朋学園大学1年在学中に、第51回日本音楽コンクール第1位を受賞。数々の国内外での受賞を経て、1987年にヨーロッパと日本で本格的な演奏活動をスタートさせた。
これまでに日本の主要オーケストラと共演した他、海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活動している。これまでにサラステ指揮フィンランド放響、マゼール指揮ピッツバーグ響、バイエルン放響及びフィルハーモニア管、小林研一郎指揮ハンガリー国立響、ズッカーマン指揮イギリス室内管(ECO)、ブルゴス指揮ベルリン放響、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルなどのソリストとして迎えられ高い評価を得ている。
リサイタルも全国各地で開催しており、中でも「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」とレコーディングは、作品への真摯な取り組みと音楽性が高く評価され“ベートーヴェン弾き、仲道郁代”という評価を確固たるものとしている。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年恒例となったサントリーホールでのコンサートなどが好評を得ている。
他にも、子どもたちに音楽との幸せな出会いをして欲しいとスタートした「不思議ボール」、各地の学校を訪問するアウトリーチ活動など、魅力的な内容とともに豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。
レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、多数のCDをリリースしている。ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30.31.32番は、2007年度第45回レコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞。最新盤は「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」で、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれ、濱田滋郎氏より「現代のピアノによるモーツァルトの決定盤」と評された。
著作には『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社刊)『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。テレビ番組、新聞、雑誌、ラジオなどメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く、深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。
2003年からは、地域社会の活性化と音楽文化の発展を目指し、一般財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年からは桐朋学園大学教授としても積極的に活動している。
オフィシャル・ホームページ www.ikuyo-nakamichi.com
東京芸術大学で田村宏氏に、ザルツブルク・モーツァルテウムやベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏に師事。17歳で日本音楽コンクール第2位。85年ブゾーニ国際コンクール第2位。87年エリーザベト王妃国際コンクール第2位受賞。その後、国内外の多数のオーケストラとの共演や全国各地でのリサイタルなど、多忙な演奏活動を展開している。
02年にはニューヨーク・カーネギーホールでリサイタル・デビューを果たしマイラヘス=リサイタル・シリーズ(シカゴ)、ラ・フォル・ジュルネ(フランス・ナント)などにも出演。NHK交響楽団をはじめとする国内の主要オーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ロシア・ナショナル交響楽団、ノールショピング交響楽団、スコットランド室内管弦楽団といった海外の名門オーケストラとも多数共演。室内楽の分野でもK・ブラッハー、S・イッサーリス、堤剛、K・ライスター、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団など内外の名手達と数多く共演。 近年は妻でもあるヴァイオリニスト鈴木理恵子との共演を重ねており、作品の本質に迫る深い音楽性が各地で極めて高い評価を受けている。13年に鈴木理恵子との共演による「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」(キングインターナショナル)を発表。また、同年秋リリースの「ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番」、14年1月リリースの「ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ」(両盤ともオクタヴィア)は、共にレコード芸術・特選盤となる。その後も、鈴木理恵子とのデュオによる「シューベルティアーナ」、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1」(共にレコード芸術準特選盤)、ピアノ独奏による「チャイコフスキー:くるみ割り人形(ピアノ独奏版・世界初録音・レコード芸術特選盤)」、「リスト:ピアノ作品集」(レコード芸術特選盤・いずれもオクタヴィア)と、続々とCDが発表されている。
14年1月にはサントリーホール(大ホール)でソロ・リサイタルを行い、大きな反響を得た。その模様はNHK「ベスト・オブ・クラシック」でも放送された。16年1月にも再びサントリーホール(大ホール)でソロ・リサイタルを開催。「類のない高次元の名演」「圧巻のリサイタル」と評され、大成功をおさめた。
92年出光音楽賞、98年モービル音楽賞奨励賞、04年ホテルオークラ賞受賞。現在、桐朋学園大学特任教授、国立音楽大学招聘教授。
オフィシャルHP www.wakabayashi-akira.com/