桐朋学園大学を首席で卒業。J.モルナール氏に師事。後、アメリカに留学し、M.グランジャニー、M.ディリングの各氏に師事。1970年イスラエル国際ハ-プ・コンク-ル3位入賞。1972年「篠﨑史子ハ-プの個展Ⅰ」を開催。(同シリーズは、2015年4月までに13回開催)1973年小澤征爾指揮のベルリン・フィル定期演奏会に出演の他、ヨーロッパの各フェスティヴァルに出演。1974年文化庁在外研修員として西ベルリン、パリに留学。L.ラスキーヌ氏に師事。また、サウンド・スペース・アークのメンバーとして1978年以降国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ等の主要音楽祭にも参加し、1983年メンバーとして中島健蔵音楽賞を受賞。また、ソリストとしてニューヨーク、アスペン等で演奏するほか、イスラエル国際ハープ・コンクール、ジュネーヴ国際コンクールなどの審査委員を務める。2001年「篠﨑史子ハープの個展Ⅷ」を開催し、平成13年度芸術祭優秀賞、第20回中島健蔵音楽賞、サントリー芸術財団第1回佐治敬三賞を受賞。2005年日本現代芸術振興賞受賞。2007年には計3夜にわたる「篠﨑史子ハープの個展Ⅹ」を開催し、第17回朝日現代音楽賞を受賞した。2012年10月に開催した「篠﨑史子ハープの個展40周年記念演奏会(ⅩⅡ)」で、平成24年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。平成25年秋紫綬褒章を受章。
1972年から邦人作曲家に対しハープのための新作委嘱を続けており、その数は37曲を数える。これまでに国内外の主要オーケストラと共演する他、ランパル、ニコレ、ゴールウェイ、ガロワらとも共演。十数枚のCDが主要レーベルより発売されている。
現在、東京音楽大学、日本大学芸術学部、桐朋学園大学音楽学部において、後進の指導にも当たっている。
また、桐朋学園高校3年から大学卒業まで、特別副科において指揮を故斎藤秀雄氏に師事。ハープ演奏活動のかたわら、数々のハープアンサンブル及び弦楽合奏やフリュートアンサンブルを指揮し経験を積む。さらに近年、東京音楽大学において指揮科聴講生として、広上淳一氏、田代俊文氏らの指導を受け、本格的な指揮活動にも意欲を示している。
助川陽子、米谷治郎の各氏に師事し、東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校を経て同大学ピアノ科卒業。同大学大学院修士課程修了。第31回全日本学生音楽コンクール全国1位。虎ノ門ホールにて「10代の音楽家」演奏会に出演。東京工業大学でのベヒシュタイン記念演奏会に出演。第9回かながわ音楽コンクール特選。渋谷公会堂にて新星日本交響楽団とグリーグのピアノコンチェルトを共演。ザルツブルグ、モーツァルティウム音楽院夏期セミナーにてアンジェイ・ヤシンスキー氏、ディミトリー・バシキロフ氏に師事、同音楽院主催アカデミーコンサートに出演。浜離宮朝日ホールにてリサイタルを開催し好評を博す。板橋区演奏家協会会員。現在ソロ、室内楽、声楽、オペラの伴奏を中心とした演奏活動の他、バイオリンの大谷康子氏と伴に東京、福岡をはじめ各地の病院、施設でボランティア演奏を行い、演奏会場に足を運べない人々へ音楽の歓びを届けている。