吉川 和夫(作曲・指揮)
東京藝術大学大学院修了。NHKオーディオドラマ『ソフィーの世界』(蓬莱泰三・脚色)の音楽で放送文化基金賞(音楽・音声・音響効果賞)受賞。室内楽、合唱劇等を中心に作曲活動を展開。合唱劇「ポラーノの広場」「銀河鉄道の夜」、合唱童話「やまなし」、混声合唱と和太鼓のための組曲「さくらのはなびら」や 連作合唱曲「どうして あんなに」などがある。CDには「トゥバラーマ~吉川和夫作品集」、国立劇場委嘱作品シリーズ「論義ビヂテリアン大祭聲明と狂言の語りによる」、「魂の行方 吉川和夫作品集」、竹田恵子オペラひとりっ切り「にごごりえ」(演出・恵川智美)など。宮城教育大学教授。
中村優子(ソプラノ)
武蔵野音楽大学大学院声楽専攻修了。ウィーン国立音楽大学発声科、リート・オラトリオ科、並びにウィーン市立音楽院オペラ科卒業。同国立音楽大学オペラ科在籍後、帰国。オーストリアにて「セビリヤの理髪師」「ホフマン物語」に出演。1991年ハンブルグの第6回ロベルト・シュトルツ国際声楽コンクール入選。日本オペレッタ協会「微笑みの国」、仙台オペラ協会「メリー・ウィドウ」「コジ・ファン・トゥッテ」「愛の妙薬」「こうもり」などに出演。
「第九」「メサイア」「レクイエム」のソリスト、子供のためのクラシックコンサートなど様々な演奏活動を行っている。
2014年「せんくら・うた劇場〜45分でめぐる『銀河鉄道の夜』〜」に出演。
仙台オペラ協会演奏部、仙台シューマン協会、宮城県芸術協会、日本演奏連盟各会員。常盤木学園高等学校、聖和学園短期大学、宮城学院女子大学各講師。
高山圭子(アルト)
国立音楽大学卒。ウィーンでオルガ・ワルラ・コロ氏に師事した後スイスでクルト・ヴィトマー氏に師事。帰国後「長久手国際オペラ声楽」「友愛ドイツ歌曲」などのコンクールに入選、「日本モーツァルト音楽コンクール」奨励賞。これまで第九、メサイア、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ、アルトラプソディー、モーツァルト・レクイエム、ドヴォルザークレクイエム他オラトリオを始めとする宗教曲等のアルトソロとして、仙台フィル、東京交響楽団、日本フィルなど数々のオーケストラと共演。その他ドイツ歌曲を中心としたコンサートにもウィーン楽友協会ホールを始め国内外数多く出演している。本格的クラシックアルト歌手ながらその豊かで艶のある声量を生かし、専門のドイツリートからヨーデルハーモニーまでもの幅広い分野をこなす「マルチアルト」。せんくらには第1回目から出場している。
原田博之(テノール)
宮城教育大学准教授。東京藝術大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。ソロ演奏の他、バッハ・コレギウム・ジャパン、サイトウ・キネン・フェスティバル、コレギウム・ムジクム仙台他にてアンサンブル演奏。NHK全国学校音楽コンクール審査の他、各地で声楽や合唱の指導に携わる。横浜心理トレーニングセンター心理カウンセラー、東京藝術大学非常勤講師、日本女子大学附属高等学校教諭を経て現職。都留文科大学、尚絅学院大学各非常勤講師。こーる・ゆう、宮一女OG合唱団、NHK仙台少年少女合唱隊、相馬合唱団エスポワール、南相馬ゆめはっと合唱団、仙台ジィングフェライン合唱団、仙フィルと第9をうたう合唱団にて合唱指導。これまでに声楽を桑原妙子、芳野靖夫、原田茂生、多田羅迪夫、ルイジ・ダル・フィオール、三上かーりん、塚田佳男、佐藤淳一、ウーヴェ・ハイルマンの各氏に師事。本年のせんくらでは、せんくら・うた劇場の音楽劇《虔十公園林》公演、ベートーヴェン《交響曲第9番》の合唱指導、小学生を対象としたリコーダー・コンサートの企画に携わる。7月に東京で、阪田寛夫作詩・大中恩作曲による歌曲コンサート「おさの会」に出演予定。
高橋正典(バリトン)
Heads Corporation所属。バリトン歌手としてオペラ、リサイタル出演、作曲活動やプロ野球公式戦での国歌独唱などの音楽活動に加え、モデル・タレントとしても活躍するなど、幅広い活動を行っている。近年ではNYカーネギーホールでのソロリサイタルを行い、大きな賞賛を得た。
その力強くエレガントな歌声から、「麗しい歌声」(米・アスペンタイムズ紙)、「類稀なる才能」(伊・ラレッテラ紙)など、世界中から高い評価を受けている。全米最古かつ最大の音楽祭、アスペン音楽祭コンクールで優勝。
南カリフォルニア大学声楽科卒業、同研究科修了。数々の奨学金を得て、最優秀にて学位を取得した。同校の卒業式では全校代表として校歌を独唱。卒業後は全米最難関の登竜門、Academy of Vocal Arts所属を経て、渡伊。
日本国内をはじめとして、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストリア、ドイツ、メキシコ、韓国、台湾など世界中でリサイタルを行っている。
これまでに「ジャンニ・スキッキ」「ドン・ジョヴァンニ」各タイトルロール、イタリア・シチリア島にて「リゴレット」ハイライトコンサートでのタイトルロール、イタリア・アレッツォにて「蝶々夫人」シャルプレス(ステファノ・パリアーニ氏と共演)、「ランメルモールのルチア」エンリコ(NYシティオペラ総指揮者ジョージ・マナハン氏と共演)、「椿姫」ジェルモン(ジュリアス・ルデル氏と共演、また大邱オペラハウスにて出演)、「道楽者の成りゆき」ニック・シャドー、「鳴砂」浜長(新国立劇場・中劇場 山下一史氏と共演)を演じた他、ヘンデルの「メサイア」、ブラームスの「ドイツレクイエム」、フォーレ、デュルフレ、モーツァルトの「レクイエム」、「カルミナ・ブラーナ」なども演奏し、幅広く活動している。2015年8月には日立市主催によるオペラ「マクベス」タイトルロールでの出演が決定している。
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倉戸テル(ピアノ)
大阪生まれ。東京芸術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、東京芸術大学大学院修士課程を修了後渡米、1995年にジュリアード音楽院大学院卒業。
ソロの活動としてオーケストラとの共演や、ニューヨーク、東京、大阪などで多数のリサイタルを開催している。また、室内楽の分野では数多くの演奏家と共演し絶大な信頼を得ている。特にチェロ奏者藤原真理との共演回数は200回を超える。2008年にベートーヴェンのピアノトリオ「街の歌」を中心としたCDをリリースした(オクタヴィア・レコード/OVCX00042)。ピアノを芝令子、矢部民、高良芳枝、故堀江孝子、マーティン・キャニンに、室内楽を故サミュエル・サンダース、ジョナサン・フェルドマン、チャールズ・ナイディックの各氏に師事。宮城教育大学教授、洗足学園音楽大学非常勤講師。