2 | 10/11(土) 12:45-13:30 仙台市青年文化センター/A.コンサートホール |
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鈴木理恵子(ヴァイオリン) SUZUKI Rieko
福田進一(ギター) FUKUDA Shin-ichi
桐朋学園大学卒業後、23歳で新日本フィルハーモニー交響楽団副コンサートミストレスに就任。在学中は篠崎功子氏に師事。インディアナ大学で名教授J.ギンゴールド氏に師事。夏季セミナーなどで、H.シェリング、N.ミルシタインの各氏に師事。帰国後は、全国各地でのリサイタルをはじめ、ソリストとして主要オーケストラと共演、また、霧島、倉 敷、北九州響フェスティバル、木曽福島音楽祭等に出演。これまでにゲスト・アーティストとしてフランス、ニース音楽祭、アメリカ・アンカレッジフェスティバル等に招かれ、J.J.カントロフ、J.ルヴィエ、A.マリオン等世界のトップアーティストと共演、1997年からはソロを中心に活動している。
1996年ポニー・キャニオンよりヴィヴァルディの「四季」(共演チェコ・フィルハーモニー室内合奏団)をCDリリース。1998年〜1999年はスウェーデン・マルメ市立歌劇場の客演コンサートマスターとしても定期的に招かれる。1999年ビクターエンタテインメントより小品集「夏の夜の夢」をCDリリース。また、神奈川県立音楽堂レジデンシャルアーテ イストTrio du Mondeのメンバーとしての計4回の公演を行う他、彩の国さいたま芸術劇場のレジデンスカルテット「さいたまアーツシアターカルテット」のメンバーとしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲に取り組み、好評を得る。2002年ビクターエンタテインメントより発売されたアルバム「from the orient」は各方面から注目を集め、レコード芸術誌上でも「準特選盤」となった。2004年、国際交流基金、ローム音楽財団、野村国際文化財団などの助成を受け、作曲家でピアニストの高橋悠治氏とのデュオでニュージーランドツアーを行い、その内容が現地のラジオ(Radio NZ)や新聞各紙でも大きく取り上げられた。2005年8月にはタイ、バンコクにおける「The World New Music Festival and Conference 」に招かれ、作曲家でピアニストの高平氏とリサイタルを行い、またタイ国立オーケストラと共演する。9月にはスティーヴン・メリロのヴァイオリン協奏曲にソリストとして参加した”Writing on the Wall”がアメリカのStormworksより発売され”、グラミー賞4部門にノミネートされた。2006年6月、Wonderland Recordsより、久石譲が全面プロデュースしたソロアルバム「ウィンター・ガーデン」が発売された。同年12月には高平氏に招かれ中国公演を行う。2007年3月にはプレアデスストリングカルテットのメンバーとして、第一生命ホールにてベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏を再び開始。9月にはインドネシアのジョクジャカルタ音楽祭、11月にはプノンペン国際音楽祭に招かれ無伴奏リサイタルを行い絶賛を博す。
今年4月、”Beyond the border 2008”~ Asian Music and Arts Festival in Yokoahama~「音とアートで紡ぐアジア(亜洲)」というフェスティバルを自身の想いをこめ、横浜で立ち上げた。フェスティバル期間は文字通り境界の無い公演となり、様々な分野の出演者、聴衆を巻き込んで成功裡に終演。
既成概念にとらわれず、邦楽器との共演や映画のサウンドトラックへの参加など、他分野の芸術家とのコラボレーションも積極的に行っており、ヴァイオリンという楽器の新境地を拓くその活動は各方面から注目を集めている。
現在、ソリスト、室内楽奏者として、また読売日本交響楽団の客員コンサートマスターとしても活躍している。また、近年はアジアに強い視線を向け、音楽による国際交流を続けている。