ブリュッセルでの演奏会のあと、パリ音楽院に行きました。朝の5時まで友達と喋って あまり寝ていなかったのですが、すこぶる体調は良かったので、友達が受け持っているバレエのクラスの伴奏に、飛び入りで参加!
先生は、オペラ座で教えているジル・イゾアール先生です。
演奏するのは・・・というと、例えば10小節のメロディの曲を渡されたら、その場で4拍の前奏と8小節の曲に作り変え、一瞬一瞬でダンサーと、先生の望むテンポに合わせる!という内容。これはとても勉強になりました。
リャードフのピアノの小品を、ヴァイオリンとピアノの小品にその場で作り変えて、いざ生徒たちとの合わせ。
ビックリするほどうまくいきました。1番ビックリしたのは先生で、
「Cun truc de ouf quand même ! (こりゃやっぱすげえな!)」
と言って喜んでいました。

学生たちといると、気分も若くなって良い感じ。僕も数年前までは学生でしたが^_^;
うまく行く時って、何でも飛び入り参加だったり、代役だったり、あるいは追い込まれたりした時なのかも。これもまた良い経験です。
今年のせんくらでも『ウィーン奇想曲』を弾きます。
これもダンスですが、フランスのそれとは全く趣の違うダンス。
仙台フィルの皆さんとどんな演奏会になるのか、今から楽しみです!
成田達輝