被災地復興を願う一員として  

2011.08.11| 佐々木梨花・中村葵

せんくらを応援してくださっている皆さま、はじめまして!
今回初めてせんくらに出演させて頂きます、ヴァイオリンの佐々木梨花です。
私は仙台出身、仙台生まれ、生粋の仙台っ子です。今は、修行のため高校から上京して、尊敬する先生方や素敵な友人たちに囲まれ、毎日充実した日々を送っています。そんな恵まれた環境で学べることに感謝です。

さて、震災の時のお話をちょっと。

3月11日、私は学校でオーケストラの練習中で、突然立っていられないくらいの大きな揺れが起きました。震度は5強ほどだったそうですが、練習場が4階にあるので相当揺れました。そんな揺れの中、さすがは音大生。みんな楽器だけはきちんとケースにしまい、ひたすら揺れがおさまるのを待ちました。
そこからが大変でした。通信手段は使えず、電車は全面運休、帰宅難民や何時間もかけて帰宅した人など、東京はパニック状態となりました。それから数日間は電車が運休したり、食料品などの買占めで品不足になったり…

東京も不便なことがたくさんありましたが、被災地に比べれば、贅沢は言っていられません。
地元でよく行っていた場所や見覚えのある風景がどんどんと崩れていき、地元住民の方々が次々と命を落としていくのを目の当たりにすると、毎日心が痛んで仕方なかったです。
一方、現在の東京はというと、どこも節電モード一色。お店や電車は一瞬入るのをためらうくらい真っ暗なところが多いです。
しかし、暗くて不便かと思いきや、逆に自然光だけの方が以外と心地良く感じるんですよね。エスカレーターも止まっていて、階段を利用するしかないので、運動不足も解消されるという利点が!

音楽界はというと、国内外の多くの音楽仲間が、少しでも被災者の方々の力になりたいという一心で震災当初から数多くのチャリティーコンサートを企画しました。
私も、4月に指揮者の小林研一郎先生率いるオーケストラのチャリティーコンサートに出演させて頂きました。
チケットは即完売。
当日は演奏者も聴衆の方々も被災地を応援したいという気持ちが一つになり、今まで味わったことのないような人の温かみを感じる演奏会となりました。
音楽界だけでなく、全世界の人々が被災地の復興を心から願っています。

私は演奏家としてまだまだ未熟ですが、少しでも被災者の方々の心に響くような演奏を
心がけて、日々励んでいきたいです。
佐々木梨花(ヴァイオリン)

 

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