二台ピアノの秘訣 ?

2009.09.16| パスカル・ドゥヴァイヨン & 村田理夏子

今日はみなさんに、学門的なことをお話ししましょう !(ほんとですって !)

-言葉の秘訣
フランス語では―おそらく他のどの言語にもあると思うのですが―文字通り訳すと意味をなさない表現というものがあります。たとえば、“prendre ses jambes à son cou”という表現があります。これを日本語にすると間違いなく変に響くことでしょう。(直訳:首から足を取る)これは実は、”一目散に逃げる“という意味なのです。 他にも僕のお気に入りな表現がもう一つあります。それは、”obéir au doigt et à l’oeil”.(直訳:指と目に従う)この表現は、だれか(あるいは動物)が、完全にあなたの希望どおり従い実行する=”言うなりになる“という意味です。

-DUOの秘訣
さて、今度はピアニストのDUO(二人で演奏する)場合に出くわす問題についてお話したいと思います。もちろん、まず何よりもお互いにこれから演奏しようとする音楽への意見が一致している必要があります。その後は互いに決めたことをしっかりと実現しなければいけません。二台のピアノで一緒に弾くということは簡単なことではありません。ですので絶対に二人のどちらかがDUOを導く、つまり合図を出す責任を負わなければいけないのです。私たちの場合、その役割は私に与えられています。私には二つの方法しかなく、二台ピアノの場合には 二人が向かい合っているため、目が大きな役割を果たします。そして理夏子は私の目で起きていることを読み取らなければいけません。連弾では、隣に座るので規則的に目を合わせることはできないため、問題が違ってきます。その場合には、指で様々なサインを出す事ができます。

-夫婦の秘訣
そして、今度はどうして私がこれほど妻と一緒に弾くことを好んでいるのかお話しましょう。それは唯一、彼女が僕に”obéir au doigt et à l’oeil”.してくれる瞬間だからです・・・・。あ、僕の書いたことを彼女が読んでしまうので、”prendre mes jambes à mon cou”するなら今しかない!
Pascal DEVOYON(ピアノ)

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