2006年08月31日

2006.08.31| 岸本力

赤字を出してやるリサイタルには、なかなか苦労したものでした。

10年程前リサイタルの終わった後で、ビクターのディレエクターが、リサイタルのアンコールで歌ったロシア・ジプシー歌謡の「黒い瞳」に感動され、CDを出さないか?という話がはいったのです。

私は自主製作でロシア民謡のCDを一枚造りたいと考えていましたが、貯金は、生活費用でなくなり、ほとんど諦めていましたから、たいへん嬉しい話に、長年頑張ってきた私への「ご褒美」だと思いました。

CDの発売と平行して、日フィルとオーケストラで「ロシア民謡」を、私が中心で、東京芸術劇場で!という、この夢のような演奏会の話に、いつも心の支えだった、亡き両親に感謝しました。

私は必ず誰か、私が岐路に立ったとき導き助けてくださる人に巡り会うのです、何とも不思議です。

今回の仙台では、ロシア民謡リサイタルでアコーディオンの御喜美江さんと共演します。

私の人生の苦悩と悲しみと喜びの詰まったステージにしたいです。

この機会を与えてくださった方々に感謝します。

今日はここまで。

岸本力(バス)

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