アーティスト

リチャード・リン
Richard LIN
ヴァイオリン

2018年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して以降、ヴァイオリニスト、リチャード・リンは国際的な名声を獲得し続けている。2022年6月、カーネギーホールのスターン・オーディトリウムでリサイタル・デビューを果たした際に、ニューヨーク・コンサート・レビューは「リチャード・リン。その名前を記憶しておこう。彼は世界に旋風を巻き起こすのに必要な要素を全て兼ね備えている」と評した。

2024/25シーズンはソリストとしてインディアナポリス交響楽団、フェニックス交響楽団、台湾フィルハーモニック、エヴァーグリーン交響楽団、山形交響楽団などと共演。また、ポーランド、そしてリンカーン・センター室内楽協会の公演を含む全米でのリサイタルが予定されている。

これまでにハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団、インディアナポリス交響楽団、ノースカロライナ交響楽団、シンガポール交響楽団、香港シンフォニエッタ、上海交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団など世界各地で数多くのオーケストラと共演している。

レコーディングの分野では、フォンテックからリリースされたベートーヴェン、バルトーク、ブラームスのヴァイオリンとオーケストラのための作品集(指揮:パスカル・ヴェロ、管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団)、ロバート・リンをピアニストに迎えたブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集に続き、Azica labelからヴィターリ、R. シュトラウス、コリリアーノ、フロロフを扱ったCDが新しく発表された。

インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールでの優勝に加え、仙台国際音楽コンクール(第1位)、ハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール(第3位)、シンガポール国際ヴァイオリン・コンクールおよびマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクール(共に第2位)などの受賞歴を誇る。国立台北教育大学で後進の指導にも熱心に取り組んでいる。

アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス生まれ、台湾育ち。4歳でヴァイオリンを始め、11歳の時、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲3番を台北交響楽団と共演しデビューした。カーティス音楽院でアーロン・ローザンドに、ジュリアード音楽院でルイス・カプランに師事。現在はサミュエル・ジグムントヴィチが2022年にリンのために製作したヴァイオリンを使用している。

プログラム

PROGRAM