アーティスト

原田節
HARADA Takashi
オンド・マルトノ

三歳よりヴァイオリン、七歳よりピアノを始める。強烈な自己表現能力に優れたオンド・マルトノとの出会いを契機に、慶應義塾大学経済学部を卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)オンド・マルトノ科を首席で卒業。オンド・マルトノ演奏家としての積極的な演奏活動を開始した。
特に20世紀を代表するフランスの作曲家、故オリヴィエ・メシアン作曲[トゥランガリーラ交響曲]のソリストとしての演奏会は、カーネギーホール、ベルリンフィルハーモニーホール、シャンゼリゼ劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座など、主要な劇場で20ヶ国350公演を超えた。また、同曲をオランダ王立コンセルトヘボー管弦楽団と録音したCDは、フランス・ディアパゾンドール賞を受賞するなど、世界的な評価を確固たるものとしている。
作曲家としての代表作には、オンド・マルトノ協奏曲[薄暮、光たゆたふ時]、邦楽器アンサンブルのための[恍惚のスケッチ]、組曲[オリーブの雨]などがあるが、1990年代より、テレビCF音楽に請われて参加したことをきっかけに、アニメや映画音楽などの映像とコラボする音楽とも関わりが深い。
2002年制作の劇場用長編アニメ[パルムの樹]のサントラ盤は、独特なサウンドで高評を得ており、[マリオネット]では2007年、ブリッケンリッジ映画祭(米国コロラド)で最優秀音楽賞を受賞。また、グローバル音楽奨励賞、出光音楽賞、飛騨古川音楽大賞奨励賞、横浜文化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など、受賞歴も多数。
Instagram:@takashiharadaondesmartenot

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