アーティスト

エヴァン・ウォン
Evan WONG
ピアノ

2016年、第6回仙台国際音楽コンクールにおいて銀メダルおよび聴衆賞に輝いた台湾系アメリカ人ピアニスト、エヴァン・ウォンは北米、ヨーロッパ、そしてアジア各地でソリスト、室内楽奏者としてコンサートを行っている。

2024/25シーズンは北米の6都市を回るツアー、野平一郎指揮、国立台湾交響楽団との共演、そしてウンスク・チンがアーティスティック・ディレクターを務める衛武営国際音楽祭2025でのフランスのアニメーター、グレゴワール・ポンとのコラボレーションによるオール・ドビュッシー・プログラムのリサイタルなど、注目すべき公演が数多く組まれている。

北米ツアー中、ボストン・ミュージカル・インテリジェンサー紙はウォンの「感性、魅惑的なピアニッシモ、そして非常に巧みな演奏」を称賛し「これまで聴いた中でも最高の演奏の1つ」と評した。今後、日本で開催される仙台クラシックフェスティバル2025へのデビューや、奇美音楽祭への再登場が予定されている。

ウォンは最近、メンタルヘルスの意識を高めることを目的とした作曲家Shiuan Changの作品を収録した2枚目のアルバム「EARTHING」を2024年2月に発表した。デビューアルバムはAcousenceレーベルから2020年にドイツでリリースされている。また、ミネソタ・パブリック・ラジオ、シカゴのWFMT、韓国KBSや台北クラシック、台湾国際放送等台湾の放送局で収録も行っている。

ヴェルビエ、ルツェルン、ラヴィニア、アスペン、ギルモア、台湾国際などの主要な音楽祭・芸術祭へ多数出演し、ソリストとして仙台フィルハーモニー管弦楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、南イリノイ・フェスティバル・オーケストラ、国立台湾交響楽団、台北フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演、パスカル・ヴェロ、リオ・クオクマン、ジュリアン・クエルティ、ダニエラ・カンディッラーリ、ゲルノート・シュマルフス、ポール・メイエ、野平一郎、新田ユリ、石川征太郎、トンチエ・ツァン等の指揮の下、演奏を行った。

エヴァン・ウォンはハノーファー音楽演劇大学で国家演奏家資格課程を修了、ニューイングランド音楽院で学位(B.M.)、ジュリアード音楽院で修士号(M.M.)、ノースウェスタン大学ビーネン音楽院で音楽博士号(D.M.A)を取得した。

中国のハルビン音楽学院にて特別教授として教鞭を執り、台湾の台北市立大学および輔仁大学で教授を務めた後、現在は国立台北藝術大学にて後進の指導にあたっている。

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