アーティスト

カントーレス・ポラーリス
Cantores Polaris
アンサンブル

2021年に、東北を拠点に活動する小野綾子、高橋絵里(ソプラノ)劉賢(カウンターテナー)宮西一弘(テナー)鈴木集(バリトン)の5人で結成されたマドリガーレ・アンサンブル。マドリガーレとは1500年代後半の代表的な音楽形式のひとつで、詩の抑揚に寄り添った繊細で洗練された音楽。この時代、様々な作曲家が新しい音楽形式を試し音楽が言葉の感情を忠実に追いかけ、表現するようになった。天空の中心にある理想的な北極星(ポラーリス)のように、その時代の最高の音楽を奏でることを目指し名付けられた。宮城、福島、山形の各地域で定期的にコンサートを行っている。

小野 綾子 ONO Ayako(ソプラノ)
宮城学院女子大学音楽科声楽専攻を経てミラノ市立音楽院古楽科声楽専攻修士課程を首席で修了。ヴィンチ国際バロックコンクール・独唱、室内楽部門共に第1位受賞。ミラノ芸術音楽祭、ローマ・バロック音楽祭他、スイス、ポーランドの古楽団体との共演多数。ヘンデル〈メサイア〉、ベートーヴェン〈交響曲第9番〉等、ソプラノソリストとして仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団メンバーと共演。CD「カッツァーティ モテット集(Brilliant Classics)」他。令和4年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。令和6年度岩沼市教育文化功労賞。

高橋 絵里 TAKAHASHI Eri(ソプラノ)
宮城学院女子大学音楽科声楽専攻卒業後、アムステルダム音楽院に留学。ポストグラデュエイト修了資格を取得し卒業。ユトレヒト、バルセロナの国際古楽祭に出演する他、韓国やイギリスにおいてバッハの受難曲やヘンデルのカンタータ、モテットなどソリストとして出演。これまでにバッハ・コレギウム・ジャパンやオランダ・バッハ協会の団員として海外ツアーやCD録音に参加。仙台クラシックフェスティバル、せんくら街なかコンサート、上野の森コンサート等県内外のコンサートに出演するほか、仙台を拠点に「古歌の旅」シリーズを定期開催している。現在尚絅学院大学非常勤講師及び同大学聖歌隊指揮者。平成25年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。

劉 賢 RYU Ken(カウンターテナー)
福島県郡山市出身。福島県立安積高等学校、東北大学歯学部を卒業。高校と大学在学中は合唱団に所属し、全国大会にも出場。卒業後も合唱を通して音楽を学び続け、現在は声楽アンサンブルグループCantores Polarisのメンバーとして研鑽を積み、東北でも貴重なカウンターテナーとして活動している。2023年、作曲家、上田益氏主宰のレクイエム・プロジェクト仙台公演、Music Assort Vol.2 〜祈る~コンサートにて、ペルゴレージ作曲「スターバト・マーテル」のソリストを務める。2024年、仙台クラシックフェスティバルにCantores Polarisとして出演。2025年はコーロ・デル・マドリガローネ仙台の演奏会にてソリストを務める。

宮西 一弘 MIYANISHI Kazuhiro(テノール)
福島県福島市出身。国立音楽大学音楽学部演奏学科声楽専修卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻ドイツ歌曲コース修了。第25回、第26回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門入選、第20回友愛ドイツ歌曲(リート)コンクールにおいて奨励賞を受賞。これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「こうもり」「フィガロの結婚」モーツァルト「レクイエム」「メサイア」ベートーヴェン「第九」等のオペラや宗教曲でソリストを、また様々な合唱団のボイストレーナーを務める。合唱団うた工房Choralアトリエボイストレーナー。福島県立医科大学混声合唱団「燦」指揮者・ボイストレーナー。福島県声楽協会会員。

鈴木 集 SUZUKI Tsudoi(バリトン)
山形県鶴岡市出身。山形大学、同大学院修了。山形県生涯学習文化財団鑑賞普及事業公演「魔笛」パパゲーノ、仙台オペラ協会公演「ドン・ジョヴァンニ」標題役客演他、「ドン・パスクアーレ」マラテスタ役、「メリー・ウィドウ」ダニロ伯爵役等出演。山形交響楽団第282回定期演奏会ブルックナーミサ曲第3番をはじめカルミナ・ブラーナ、上田益作曲レクイエム、バッハ作曲カンタータ等ソロを務める。藤原歌劇団準団員。山形オペラ協会会員。アポロ音楽院声楽講師。山響アマデウスコアコンサートマスター。女声合唱団ささゆり、上山混声合唱団フロイデ、山形大学混声合唱団、RHEINBERGER Chor Nagai各指導・指揮。

PROGRAM