PROGRAM
プログラム
Happy Half Century! 仙台フィル①
出演澁谷 由美子(ヴァイオリン)
今年創設50周年を迎える仙台フィルハーモニー管弦楽団を支えて来た歴代コンサートマスターや首席奏者大集合。現役の奏者とともに華やかにお祝い! プレトークもお楽しみに。
モーツァルト:ディヴェルティメント K137
ARTIST
出演アーティスト
ヴァイオリン
澁谷 由美子
SHIBUYA Yumiko
2016年仙台市教育文化功労章受章。2018年宮城県教育文化功労章受章。
2021年3月洗足学園音楽大学退職。
仙台国際音楽コンクール組織委員会委員、運営委員会副委員長、企画推進委員。
ヴァイオリン
森下 幸路
MORISHITA Koji
小林健次、田中千香士、江藤俊哉・アンジェラ夫妻、三善晃をはじめとする各氏に師事。桐朋学園大学入学後、米国シンシナティ大学特別奨学生としてドロシー・ディレー女史に学び、最優秀賞(オーナーズ表彰)受賞。
帰国し1989年、桐朋学園大学音楽学部卒業 。在学中より、東京ゾリステンや新星日本交響楽団(現・東京フィル)のゲスト・コンサートマスターを務めるかたわら、室内楽においても目覚ましい活動を展開。1992年まで安田謙一郎弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者を務めるほか、小林道夫氏と「ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲室内楽シリーズ」を開催、東京における「オール・シューベルト/ヴァイオリン室内楽作品シリーズ」は話題を呼んだ。1994年には東京文化会館において、小林道夫氏のピアノにより「オール・シューマン・プログラム」で公式リサイタル・デビューを果たし、紙面でも絶賛された。その後、1996年から毎回テーマを設けて挑む「森下幸路10年シリーズ」と題したリサイタルを東京文化会館と仙台でスタート。第12回からは京都公演も加わる。
1997年にはスペインのセヴィリアでのリサイタルをはじめ、全国各地でリサイタルやクラシック入門、啓発のためのコンサート・シリーズを積極的に開催。ギターの福田進一氏との全国ツアーは話題となった。2011年より毎夏に北ドイツ音楽祭、2013年からたびたび台湾に招かれ、2014年にはガーク音楽祭(オーストリア)にも出演。2015年にはバルカン室内管弦楽団のゲスト・コンサートマスターに招かれた。2018年にはモスクワに招かれ、マスタークラス、そしてソリストとしてノヴァヤ・オペラ劇場においてワシリー・ワリトフ指揮オペラハウス管弦楽団と共演し絶賛を博した。
2018、2019年には外山雄三ヴァイオリン協奏曲第1番と第2番を作曲家自身の指揮により大阪交響楽団定期演奏会で共演した。
2021年11月、モスクワでのリサイタル、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場において同オーケストラと共演。
ヴァイオリン
西江 辰郎
NISHIE Tatsuo
レパートリーもコレルリ、バッハから三善晃、カプースチンまでと幅広い。イタリアの作曲家アレッサンドロ・クオッツォとは友人で、ピアノのジュゼッペ・アンダローロとのイタリア・リサイタルツアーでは無伴奏ヴァイオリンソナタを献呈された。
日本、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、チェコ、韓国、マレーシアなど世界各地で演奏。
ソリストとしても東京交響楽団、オーケストラ・T・ヴァルガ、仙台フィルハーモニー管弦楽団、仙台市民交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等、国内外のオーケストラと共演。
クリスティアン・アルミンク氏に認められ、2005年より新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。2007年には「M・マイスキー60歳記念プロジェクト」でチェロのミッシャ・マイスキー氏と共演。2009年にはアールガウ交響楽団のソリストに抜擢され、チューリッヒ・トーンハレで協奏曲デビューを果たし、紙上でも賞賛された。リサイタルではアンドレア・タランティーノのSulla Via del Graal,アレッサンドロ・クオツッオのMeditationや小杉紗代のSpiraling Sparksなど世界初演。2012年、Atman Trioを結成。
2015年には久石譲の新曲「室内交響曲」の世界初演にて6弦エレクトリックヴァイオリンのソロを務め話題になった。以来、久石譲の新シリーズMusic Futureにてバンドマスターをつとめている。16年「題名のない音楽会」にピアノの上原ひろみとゲスト出演。コロナ禍となった2020年~2021年にはブルーノート東京にて“Save Live Music Returns” Hiromi Piano Quintetに出演。Hiromi Piano Quintet にてFuji Rock Festivalに出演、また全国ツアーを行った。また、ピアノトリオでのニューアルバムをリリース。2022年1月にはソリストの来日がかなわずコンチェルト独奏を務め、佐渡裕と初共演。また、久石譲の「室内交響曲」の再演のソリストを務めた。
DVD
「DUO」西江辰郎&アンダローロ (FOVD 101)
CD
「ラヴェル/コダーイ/ラフマニノフ」西江、富岡、岡田(OVCL-00744)
「サン=サーンス:幻想曲 ルニエ:スケルツォ・ファンタジー 他」(OVCL-00669)
「ベートーヴェン:「春」エネスコ:幼き頃の印象」 (FOCD9677/8)
「レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ他」 (FOCD9677/8)
「ベートーヴェン:クロイツェル メシアン:主題と変奏」(FOCD9705)
「ATMAN」NISHIE & OKADA (FOCD3512)
「シューマン&R.シュトラウス」西江&坂野 (FOCD3511)
「カプースチン」西江辰郎&アンダローロ デュオリサイタル 3(FOCD3510)
「フランク&プロコフィエフ」西江&アンダローロ デュオリサイタル 2 (FOCD9337)
「西江辰郎&アンダローロ デュオリサイタル」(FOCD9236)
「ARENSKY」(HCC-2027)
ヴァイオリン
神谷 未穂
KAMIYA Miho
さらにパリ国立高等音楽院最高課程を修了。北九州国際音楽祭TOTOクフモプライズ室内楽(デュオ)第1位、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクールにてパガニーニ賞、オーストリア室内楽音楽祭賞を受賞。プラハ室内管、ヘルシンキフィル、仙台フィル、新日本フィル、東京フィル、東響等、国内外のオーケストラにソリストとして招かれ共演を重ねている。また、NHK-TV、テレビ朝日「題名のない音楽会」などの音楽番組に出演する。フランスと日本を中心に演奏活動を行い、フランスのシャンブル・フィルの主要メンバーとしても活躍。ソリスト、室内楽奏者として活発な演奏活動を行っている。2004年~2006年まで 、(一財)地域創造の公共ホール音楽活性化事業登録アーティストをつとめ、現在は同支援事業協力アーティストとして、地域に密着した音楽活動を展開し高く評価されている。望月優芽子とのデュオアルバム「フランスのブーケ」(NAT)、従姉の礒絵里子とのヴァイオリン・デュオ“デュオ・プリマ”として3枚(DENON、ART INFINI)、エマニュエル・ジラール主宰の“アンサンブル・マレッラ”として「シューベルト幻想」(NAMI RECORDS)などのCDをリリースする。
NHK・TV仙台放送局の番組に度々出演。全日本学生音楽コンクール審査員。平成23年度宮城県芸術選奨受賞。現在、仙台フィルハーモニー管弦楽団、横浜シンフォニエッタコンサートマスター。千葉交響楽団特任コンサートマスター、宮城学院女子大学特命教授。
ヴィオラ
佐々木 真史
SASAKI Masashi
これまでにヴァイオリンを鈴木嵯峨子氏に、ヴィオラを小国英樹、浅妻文樹、川崎和憲の各氏に、室内楽を岡山潔氏に師事。
現在、 バッハ協会管弦楽団首席奏者。
千葉交響楽団契約首席奏者。
東邦音楽大学非常勤講師。
ヴィオラ
井野邉 大輔
INOBE Daisuke
霧島国際音楽祭等数々の音楽祭、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会、サイトウキネンオーケストラ、ロンドンフィル及びBBC交響楽団メンバーとツアーなどに出演。ミクロシュ・ペレー二、シプリアン・カツァリス、ダニエル・ゲーデ(元ウィーンフィル)、エミリー・バイノン(アムステルダムコンセルトへボウ管)、ティモシー・ハッチンス各氏ほか海外の演奏家との共演も多い。特に室内楽では共演した演奏家より厚い信頼を受け続け、また、大阪フィル、オーケストラアンサンブル金沢、東京都交響楽団、兵庫PAC管、九州交響楽団などの客演首席奏者やソリストとしても活躍。
NHK交響楽団におけるサヴァリッシュ・デュトワ時代に22年在籍した豊富な経験を有し、楽器をコントロールする確かなテクニックに裏打ちされた多彩な音色と表現力、テキストに誠実な音楽の構築力に定評のある実力派。ミクロシュ・ペレー二氏とのドン・キホーテ、東京都交響楽団での野平作品、JAOフェスティバル(高円宮妃殿下ご臨席)でのベルリオーズ「イタリアのハロルド」ソロはいずれも絶賛された。ヴァイオリニストとしても自らリーダーとなる室内楽や合奏団を中心に活動を展開。弘前、仙台、東京、松江、下関などの都市では定期的にヴィオラゼミナールを受け持つなど指導者としても定評があり、講師を務める《TOYOTA青少年オーケストラキャンプ》での指導は23年に達する。
2013年NHK交響楽団退団。2014年より仙台フィルハーモニー管弦楽団ソロ首席ヴィオラ奏者。2015年より大阪フィルハーモニー交響楽団特別契約首席奏者を兼任。洗足学園大学及び大学院講師。桐朋オーケストラ・アカデミー講師。
チェロ
原田 哲男
HARADA Tetsuo
1997年からは米国ダラス市の南メソヂスト大学より奨励金を得て、同大アーティストディプロマコースに入学、同年夏「チェロアンサンブルサイトウ」のメンバーとして日本、ヘルシンキ及びサンクトペテルブルグの世界チェロコングレスに出演した。
1999年から2012年まで仙台フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者を務め、その間北爪道夫のチェロ協奏曲(仙台フィル委嘱作品)を初演のほか、定期公演等にソリストとしても出演した。そのほか仙台市民交響楽団、仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団といった地元のオーケストラとの共演、プラハ放送交響楽団宮城公演のソリストとして起用された。
2001年第4回ビバホールチェロコンクール第3位。仙台フィルメンバーによるセレーノ弦楽四重奏団でも活躍。「松尾音楽助成賞」受賞、また原村室内楽セミナーにおいて「緑の風音楽賞」受賞。2006、2007、2014年には秋吉台室内楽セミナーに講師として招かれた。
森川諄一、木越洋、ユリウス・べルガー、岩崎洸の各氏に師事。2007年9月より文化庁海外派遣研修員として1年間ドイツに留学し、クリスティアン・ギガ-氏(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団第一ソロチェリスト)に師事。
2013年から2016年まで九州交響楽団首席チェロ奏者を務め、ソリストとして九州交響楽団、また九州各地のオーケストラと共演。2016、2018年夏霧島国際音楽祭に出演。現在福岡市を拠点にフリーのチェロ奏者として、ソロ、室内楽、後進の指導など、幅広く活動を展開している。
チェロ
吉岡 知広
YOSHIOKA Tomohiro
2011年よりライプツィヒ音楽大学大学院に在学するとともにライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と学生契約、卒業後はメンデルスゾーン・オーケストラ・アカデミーに在籍。チェロを金木博幸、青木十良、藤原真理、毛利伯郎、クリスティアン・ギガーに、室内楽を今井信子、東京クヮルテットに師事。現在、仙台フィルハーモニー管弦楽団チェロ首席奏者。