大阪船場に生まれる。11歳より故 斎藤達也に師事。1977年に渡欧、パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセに、キジアナ音楽院にてオスカー・ギリアに師事した後、1981年パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝、さらに内外で輝かしい賞歴を重ねた。
以後35年、ソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、超一流ソリストとの共演など、福田の国際的な演奏活動はとどまることを知らない。既に世界数十カ国の主要都市でリサイタルを行い、バロックや19世紀ギター音楽の再発見から現代作品まで、その幅広いレパートリーと、ボーダーレスな音楽への姿勢は世界の音楽ファンを魅了している。
近年の特筆すべき演奏活動として、キューバの巨匠レオ・ブローウェルから協奏曲「コンチェルト・ダ・レクイエム」を献呈され、2011年秋のブラジルのサンパウロ交響楽団との南米初演ツアーは大成功を収めた。
ディスコグラフィーは既に80タイトルを超え、2015年には荘村清志との初共演盤となる「DUO」(日本コロムビア)がリリース。最新作は2016年1月にリリースされた「日本のギター作品集 第2集」(NAXOS)および「ザ・ベスト・オブ・ギター」(マイスターミュージック)。
教育活動にも力を注ぎ、その門下から鈴木大介、村池佳織、大萩康司ら、ギター界の実力派スターたちを輩出。それに続く若手たちにも強い影響を与えている。現在は、世界各国の音楽大学でマスタークラスを持ち、上海音楽院(中国)、大阪音楽大学、広島エリザベト音楽大学、昭和音楽大学において客員教授を務めている。
平成19年度外務大臣表彰。さらに平成23年度芸術選奨・文部科学大臣賞をギタリストとして初めて受賞した。
1985年韓国生まれ。日本と韓国で育つ。3歳で横浜にてギターをはじめ、これまでに荘村清志、福田進一、A.ピエッリ各氏に師事。東京音楽大学を経て、2014年ウィーン国立音楽大学を首席で卒業。05年小澤征爾指揮によるオペラ公演に参加。07年ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、08年コブレンツ国際ギターコンクール第2位(1位なし)、ベルギー“ギターの春2008”第1位(コンクール史上アジア人そして女性として初めて)、リヒテンシュタイン国際ギターコンクール第1位、09年アレッサンドリア国際ギターコンクール第2位及び特別賞(ヤングアーティスト賞)、12年アルハンブラ国際ギターコンクール第1位&聴衆賞、14年ポーランドのJan Edmund Jurkowski記念ギターコンクール2014優勝。他多くの主要国際ギターコンクールで優勝・受賞。東京都交響楽団、読売日本交響楽団、京都市交響楽団、広島交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、名古屋フィルハーモニ―交響楽団との共演を経て、2016年度には、NHK交響楽団との共演がきまっている。
録音は「スエニョ~夢」、「ソナタ・ノアール」(フォンテック)、「スペインの旅」「最後のトレモロ」、14年9月「サウダーヂ-ブラジルギター作品集-」(日本コロムビア)リリ-ス。いずれも異例のヒットとなり、レコード芸術誌特選盤となる。NHKでのリサイタル放送が話題となるなど、今後の活躍が期待される、今注目のギター界の新星。12年カーネギーホール(ワイルホール)での米国デビューを果たし、国内外のギターフェスティバルへ招かれるなど世界的にも注目を集める。
会場中を惹きつける音楽性と、とりわけ美しいトレモロ奏法の技術の高さは各地で絶賛されている。15年5月20日新譜「FAVORITE SELECTION」をリリース。
CD特設ページcolumbia.jp/kyuhee/index.html
HP:www.concert.co.jp/artist/kyu_hee_park/
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