国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。桐朋学園大学声楽科研究生修了。小学生の時に2年間住んだアルゼンチン・ブエノスアイレス市にて、アルパ(インディアンハープ)に出会う。アルパ奏者、声楽家としてだけでなく、日本では少ない“アルパ弾き語り奏者”として年100回以上の演奏活動を展開している。
ベートーヴェン「合唱幻想曲」(アルトソロ)、シューベルト「冬の旅」リレー演奏会、桐朋学園大学主催「イタリア・オペラの夕べ」、武蔵野雨情会コンサート、新星クラブコンサートに出演。カウンターテノール歌手・池田弦のもと、山形県・最上町少年少女合唱団やスイス・ローザンヌ歌劇場日本公演の児童合唱指導アシスタントを務める。2013年にソロ1stアルバム「Flores(共演:ギター奏者・大柴拓)」、2015年にソロ2ndアルバム「Treinta!(共演:作曲家・長山善洋)」を発売。
様々なジャンルのアンサンブルも精力的に行っており、ケーナ奏者・八木倫明とのデュオ「デュオ・ケーナルパ」としてCD「広い河の岸辺」「大地の詩」を発売(推薦文:湯川れい子)。発売に伴いTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」にて生演奏。東京文化会館主催「創遊・楽落らいぶ」において三遊亭右紋と共演。ハープ奏者・中村愛とのデュオ「オランピア」として銀座十字屋ホール主催コンサート、千葉市議会議場コンサート、ちばし環境フェスティバルに出演。アルパ奏者・藤枝貴子、打楽器奏者・すずきあゆみとのトリオ「カプマリ」としてMALTAジャズビックバンドのオープニングアクトに出演。二木てるみ「朗読と音楽~語りの小部屋」において音楽を二年連続担当。
これまでにアルパをチョチン・バルブエナ、チューチョ・デ・メヒコ、マルシアル・ゲレロの各氏に師事。現在、桐朋女子中・高等学校音楽部合唱班コーチ。風LaLa合唱団メンバー。(社)日本パラグアイ協会・アルパ振興委員会会員。
公式ホームページ yukaikeyama.jpn.org
青森県出身。10代から横笛、ケーナ、尺八など笛の吹奏と製作を始める。弘前大学在学中にケーナ愛好会を設立後、フォルクローレ楽団「ハイシャス・インカス」を結成し演奏活動を始める。
1996年より仙台にて稲垣達也(ピアノ&作曲)、櫻井不二麿(ウッドベース)と異色のアコースティックトリオ「デルタ(DELTA)」を結成、2000年5月にCD「Notes of Trees~樹の音」を発表。
2000年10月から1年間、南米ボリビアに居住。地域固有の伝統音楽と商業音楽との在り方、グローバル化と伝統音楽の変容について問題意識を抱きながら各地の祭りや伝統音楽を訪ね歩き、シクーリ(サンポーニャ)、タルカ、プシピア(モコルル)、モセーニョなどの演奏を学ぶ。またケーナ奏者としてライブやレコーディングに参加。クラルケン・オロスコ(チャランゴ/グルーポ・アイマラ、ワラ)、アルフレッド・コカ(チャランゴ)、ドナート・エスピノーサ(チャランゴ/サビア・アンディーナ)、ラファエル・アリアス(ギター/サビア・アンディーナ)、ファン・カルロス・コルデーロ(ギター/ルミリャフタ他)ら、数多くの著名演奏家たちと共演。
帰国後はケーナ奏者としての演奏活動に加え、南米音楽講座や、チチカカ湖周辺の伝統的な笛の合奏を楽しむ「サンポーニャ楽団アルティプラーノ仙台」を結成しアンデスのお祭り音楽を紹介するなどの活動を行う。一方で日本の伝統音楽にも関心を深め、特に東北の古典尺八曲を後世に伝えるための活動を模索。2009年から尺八家の郡川直樹(2014年11月没)のもとで「サムライの時代の音楽~禅的尺八コンサート」を立ち上げ、毎年開催している。
現在はデルタでの活動を中心に、福田大治(チャランゴ、ギター)、犬伏青畝(ギター)、岡田浩安(サンポーニャ)らとのライブ活動も展開。またパラグアイ出身で仙台在住のアルパ奏者ホセ・ルイス・バルボーサと岩崎わかなのユニット“Sol de Misiones”とも度々共演している。
2015年7月、CD「コユール ―星の旋律」をリリース。
NHK文化センター仙台「ケーナ&サンポーニャ教室」を開講中。
【公式ウェブサイト】
yasuhiroquena.wix.com/yasuhiro-takahashi