1982年パレルモ生まれ。世界を舞台に活躍する同世代を代表するピアニストの一人。ザルツブルク音楽祭、スポレートの二つの世界フェスティバル、香港ショパンフェスティバル、ブレッシャ・ベルガモのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ国際ピアノフェスティバルなど重要な音楽祭に招聘される。また、ミラノ・スカラ座、ナポリのサン・カルロ劇場、ザルツブルクのモーツァルテウム大ホール、ウィーン楽友協会、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールやクイーン・エリザベス・ホール、カザルスホールなど、世界各地の主要なホールで演奏を重ね、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団など国際的に著名なオーケストラと共演している。
レパートリーはイタリアのルネサンス音楽から現代曲までと幅広い。
ロンドン国際ピアノコンクール、第1回仙台国際音楽コンクール、香港国際ピアノコンクール、ブゾーニ国際コンクールなど多くのコンクールで優勝。2005年には、イタリア文化省芸術勲章受賞。
国際ピアノコンクールの審査委員や、マスタークラスを行うなど、活動は多岐にわたり、作曲や指揮にも取り組んでいる。
アルバムも数多くリリースしており、2013年にリリースされた最新アルバム「Cruel Beauty」は、ルネサンス後期からバロック初期にかけてのイタリア音楽の「ワールド・プレミア」として評価されている。
www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=759
クラシックのテクニックをベースに洋楽アーティストのカバーをする女性カルテット。日本中が熱狂したビートルズ来日の年「1966」をカルテット名に冠し、2010年11月、「ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス」で日本コロムビアよりCDデビュー。王子ホールでデビュー・リサイルを開催。クイーンおよび、マイケル・ジャクソンのカバーアルバム(2011年および2012年)では、クラシックの上品なイメージを破る、ロック・スピリッツ溢れるパフォーマンスが高く評価された。ビートルズへと原点回帰した4作目のアルバム「HELP!」(2013年)では、生気溢れる鮮烈なプレイで、ユニットとしての更なる進化を聴かせた。全国各地でのコンサート活動を精力的に繰り広げる一方で、5作目のアルバムとなる「アビイ・ロード・ソナタ」を、英国ロンドンのアビイ・ロード・スタジオで録音し2014年6月にリリース。2015年、初のベスト盤をリリース
松浦梨沙(ヴァイオリン、リーダー)
5歳よりヴァイオリンを始める。第6回大阪国際音楽コンクール第3位など、数々のコンクールに入賞。京都市立芸術大学音楽学部卒業。確かな技術に裏付けられた鮮やかな表現力でユニットをリードし、キレとメリハリのある音楽性を創出する。ロックの魂をヴァイオリンに託す稀代の名手として、ポピュラー音楽のクラシカル・カヴァーの最前線を切り開く。
花井悠希(ヴァイオリン)
3歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学卒業、同大学院音楽研究科科目等履修生を修了。2010年に日本コロムビアよりCD2枚同時リリースでデビュー。最新アルバムは、『譚詩曲 ~11 stories on Violin』。テレビ、ラジオ等にも積極的に出演するなど幅広く活動中。抒情的な歌い口で聴き手を魅了しつつ、アンサンブルの要としてサウンドの充実を担う。columbia.jp/hanaiyuki/
林はるか(チェロ)
11歳よりチェロを始める。第3回大阪国際音楽コンクール、第15回日本クラシック音楽コンクール等、数々のコンクールで入賞。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了。妹の林そよかとのデュオ「アウラ・ヴェーリス」でもCDリリースなど活動中。安定感のあるアンサンブルのベースを担う一方、激しいシャウトから穏やかなメロディーまで印象的なソロも魅力。
江頭美保(ピアノ)
4歳よりピアノを始める。第6回ブルクハルト国際音楽コンクール、第12回長江杯国際音楽コンクール等、多数のコンクールで入賞。武蔵野音楽大学卒業、同大学特修科(二年)修了。2012年より1966カルテットのメンバー。ロックからクラシックまで変幻自在のグルーヴでカルテットを支えつつ、ソロの場面では大らかで豊かな歌で聴き手に感動をもたらす。